快より始めよ。 好意の返報性
こんばんは。ゆうきゆうです。
今夜もメルマガからお届けいたします。
まず、ニュースです。
白夜書房から、「モテる人の法則」という書籍が発売になりました。
⇒ http://sinri.net/book/new08_01.htm
「モテ」になるためには、どうするべきか?
ブログにはないテクニックがたくさん満載しています。
オススメ書籍ですので、ぜひ!
それはそれとして。
「プレッシャー」と「ブ○ジャー」って、似てると思うのは、自分だけでしょうか。
そのため、「プレッシャーに押しつぶされそう」と聞くと、
「あぁ、やっばり合ったカップじゃないと」と思えてしまいます。
いよいよもって危険度が臨界点を超えた自分です。
………。
はい。
なんか最近、バスト関連の話ばかり続いている気がします。いけません。
これでは自分は、バストのことしか考えていないみたいに誤解されてしまいます。
ちゃんとウェストやヒップのことも考えているのに。
バランスは大切ですね。
いずれにしても、とにかく「セクシー」部分ばかり強調された話が続いたので、今回は心機一転!
「モテる人の法則」に関連して、中国故事をひもときながら(注…ひもパンの結び目を解くことではありません)、恋愛における真面目な心理学テクニックのお話をお届けいたします。
………。
前フリでリビドーを出し切ったため、今回は真面目なことしか言いませんので
ご注意下さい。
◆ 千里を走る、馬。
さて、あなたは「隗(かい)より始めよ」という話をご存じでしょうか。
まずは、この話をお聞き下さい。
はるか昔、一日に千里を走る名馬を求めていた王がいたそうです。
そしてその王は、その名馬がある地方にいることを聞いて、部下に買いに行かせました。
その部下は名馬をついに見つけます。
しかし。
その名馬は、すでに死んでいました。
このとき、あなたなら、どうしますでしょうか。
1「とぼとぼ帰る」
2「死体を持って帰る」
ここで、おそらくほとんどの方が、1を選ぶと思います。
普通ならそうします。
しかし、その部下は、あえて2を選びました。
さらに、です。
その部下は、いったいいくらで、その死体を買ったと思いますか?
2万円?
1万円?
いえ、死体だから、タダでもいいくらい?
いえいえ。
ここでその部下は、わざわざ500万円くらいのお金を払って、その死体を買い取ってきたのです。
上場廃止直後のあの株を、大金かけて買うようなもの。
不祥事が発覚した直後の、あのお笑いの人と、数億円のお金で契約するようなものです。
なんてムダなことを! と思いませんでしょうか。
実際、それを聞いた王様も、そう思いました。
しかし、です。
ここで逆転が起こります。
「死んだ名馬にすら大金を払う」ということが世間に伝わり、その結果、たくさんの名馬が、王の元に集まることになったのです。
ここで、話は移ります。
同じく中国に、燕という国がありました。
その国の王は、人材不足に悩み、部下である郭隗(かくかい)という人物に相談しました。
それを聞いた郭隗は、今の名馬のエピソードを話したのです。
「なるほどのう…。それで、それがどうした?」
王が言うと、郭隗は答えました。
「分かりませんか? まず私に、たくさんの給料を払い、高い役職につけ、優遇してください」
「な、なんだってー!?」
「私レベルの人間をそこまで優遇することが分かれば、各地の賢人たちが、自分ならもっと優遇してもらえると思い、この国に集まることでしょう」
そして王がその通りにしてみると、事実、たくさんの優れた人材が集まることになりました。
◆ 同じように、あなたも始めよ。
自らを「馬の死体」にたとえた男、郭隗。
ステキすぎます。
くわえて、自分が低レベルであると言いつつも、同時に高い報酬・役職を要求する。
弱気なのか強気なのか分かりません。
いずれにしても、これが「隗より始めよ」というエピソードです。
実はここに、我々がモテるための、最大の要素が含まれているのです。
よく「出会いがない」「いい男・女がいない」という悩みを聞きます。
しかし聞きましょう。
あなたの周りには、異性は一人たりとも存在しませんでしょうか。
人間がまったく存在しない、砂漠のような場所なのでしょうか。
おそらくその答えは「NO」のはずです。
まずは、あなたの周りにいる「ターゲット外」と思っている相手から始めるのです。
イヤミな上司。
あまりカッコよくない人。
仕事や勉強ができそうにない人。
明らかに役職や立場が下な人。
こういう人こそが、「隗」です。
これらの人にも、とにかく優しく接してください。
彼らの人気が高まれば、
「あの人、いい人だね」
「すごく優しい人」
というウワサが立ちます。
好意には好意が返ってくることを、心理学では「好意の返報性」と言います。
さらにそういう人たちの好意は、どんどん伝染していきます。
すると結果的に、あなたのターゲットである人だって、あなたに注目するはずです。
またそのターゲット外である人が、新たな出会いを紹介してくれるかもしれません。
いずれにしても、相手の立場や役職に関係なく、ソフトにあたたかく接することが大切なのです。
また何より、相手が立場的に弱い人、魅力的でない人であるほど、
「あぁ、あんな人にも優しく接してくれるんだ。じゃあ、自分だったら、もっとあたたかく接してもらえるかもしれない」
と思って、多くの人が近づいてきます。
間違っても、
「あの人、あいさつもしないんだよ」
「いつもツンツンしてるんだ」
という人に、いい男・いい女が近づきたいと思うはずはありません。
◆ あいさつと笑顔の魔力。
ただ「優しく接する」といっても、難しく考えなくてもいいのです。
具体的には、「あいさつ」と「笑顔」です。
会社でも学校でも、誰かとすれ違うことは、必ずあるでしょう。
その際に、
「あ、こんにちは」
「お疲れ様です」
と言いながら、微笑むだけです。
本当にそれだけで構いません。
話したことのない相手であっても、気にしてはいけません。
同じ会社で働いている。
同じところで勉強している。
だからこそ、あいさつをする。
そんな理由で十分です。
言葉を言えないなら、ただ微笑みながら、頭を下げるだけでもいいでしょう。
それすらダメなら、ただ頭を下げるだけでも構いません。
間違っても無視だけはしないでください。
相手は「無視された」と、いつまでも覚えているものです。
特にあなたが美人・美形であるなら、なおさらです。
相手は
「カッコいいからって調子に乗って…!」
と、必要以上に恨みに覚えられる可能性もあります。
気をつけましょう。
◆ 自分自身の体験から。
実際に自分自身、ある病院につとめていたときに、
「あ、この人ステキだなぁ」と思う受付の女性がいました。
しかし、
「あの人、ステキですよね」
と、友人に同意を求めたところ、
「え…、そう?」
と、不思議そうな顔をされました。
そこで気がつきました。
確かにその人は、客観的に見たところ、顔立ちとしては平均的。
激しく「ステキ!」とまで主張するほど美形な人ではなかったのです。
しかし、その女性は僕とすれ違うたびに、
「おはようございます」
「お疲れ様です」
と、笑顔であいさつをしてくれていました。
それによって、自分にとってすごく魅力的に思えていたわけです。
その友人は、彼女と顔を合わせることがあまりなかったため、そういう心理が働いていなかったのです。
すなわち自分は、言われるまでそれが理由だということに気がつかず、
「本人自身がすごく魅力的で綺麗な人なんだ」
と考えていたわけです。
もちろんそれに気がついても、関係なくいまだにその人を魅力的だと思っています。
そして、実際自分がその女性のことを誉めたわけですので、このように周囲へも、「その人は魅力的である」というイメージが伝わる可能性も高いわけです。
◆ 悪口は、言うな。
また、これは逆でも当てはまります。
あなたの好きな人に、
「あのオヤジ、キモい」とか、
「イヤな上司がいてさー。ほんと、ああいう男って最悪だよねー」
と話してはいけません。
同じように、
「すごくイヤな女がいてさ」
「あの女、美人じゃないよね」
などと話してもいけません。
それによって相手に、
「この人は、周りの男・女たちと交戦状態なの…?」
と感じさせます。
それは言ってみれば「自分は、異性たちに人気がない」とアピールしているようなものです。
結果的に目の前の相手にも嫌われる可能性があるので注意してください。
またこれは家族の話でも同じ。
「うちの母親、最悪でさぁ」
「俺の親父、ほんとイヤなヤツでね」
こんな風に自分の家族を批判してばかりいる人が、魅力的にうつるわけはあり
ません。
親しくなることによって、自分まで批判されたらどうしよう…と思うからです。
いずれにしても、相手と同性の人の悪口というのは、そうそう言わない方がいいでしょう。
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◆ 今回のまとめ
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○ まず「隗より始める」こと。
○ とにかく目の前にいる人、ターゲット外の人、立場が違うと思う人にも、
優しく接すること。
○ そのためには、単に「あいさつ」と「笑顔」だけでもOK。
○ さらに、好きな相手に、他の人の悪口ばかりそうそう話さないこと。
これこそがセクシーメソッド『快より始めよ』!
あなたの目の前の人に、ただ快感を与えること。
それこそが、あなたを一番幸せにするんですよ。
◆ さいごに。
というわけで、故事から進めた心理学テクニック、いかがでしたでしょうか。
顔がよくならない限り、モテない。
お金をもっと稼がない限り、モテない。
もっといい仕事につかない限り、モテない。
そんな風にあきらめるのは、やめてください。
何もしない理由をつけて、ぬるま湯につかっても、何も変わりません。
今するのは、本当に小さなことで、十分なんですよ。
(完)
今夜もメルマガからお届けいたします。
まず、ニュースです。
白夜書房から、「モテる人の法則」という書籍が発売になりました。
⇒ http://sinri.net/book/new08_01.htm
「モテ」になるためには、どうするべきか?
ブログにはないテクニックがたくさん満載しています。
オススメ書籍ですので、ぜひ!
それはそれとして。
「プレッシャー」と「ブ○ジャー」って、似てると思うのは、自分だけでしょうか。
そのため、「プレッシャーに押しつぶされそう」と聞くと、
「あぁ、やっばり合ったカップじゃないと」と思えてしまいます。
いよいよもって危険度が臨界点を超えた自分です。
………。
はい。
なんか最近、バスト関連の話ばかり続いている気がします。いけません。
これでは自分は、バストのことしか考えていないみたいに誤解されてしまいます。
ちゃんとウェストやヒップのことも考えているのに。
バランスは大切ですね。
いずれにしても、とにかく「セクシー」部分ばかり強調された話が続いたので、今回は心機一転!
「モテる人の法則」に関連して、中国故事をひもときながら(注…ひもパンの結び目を解くことではありません)、恋愛における真面目な心理学テクニックのお話をお届けいたします。
………。
前フリでリビドーを出し切ったため、今回は真面目なことしか言いませんので
ご注意下さい。
◆ 千里を走る、馬。
さて、あなたは「隗(かい)より始めよ」という話をご存じでしょうか。
まずは、この話をお聞き下さい。
はるか昔、一日に千里を走る名馬を求めていた王がいたそうです。
そしてその王は、その名馬がある地方にいることを聞いて、部下に買いに行かせました。
その部下は名馬をついに見つけます。
しかし。
その名馬は、すでに死んでいました。
このとき、あなたなら、どうしますでしょうか。
1「とぼとぼ帰る」
2「死体を持って帰る」
ここで、おそらくほとんどの方が、1を選ぶと思います。
普通ならそうします。
しかし、その部下は、あえて2を選びました。
さらに、です。
その部下は、いったいいくらで、その死体を買ったと思いますか?
2万円?
1万円?
いえ、死体だから、タダでもいいくらい?
いえいえ。
ここでその部下は、わざわざ500万円くらいのお金を払って、その死体を買い取ってきたのです。
上場廃止直後のあの株を、大金かけて買うようなもの。
不祥事が発覚した直後の、あのお笑いの人と、数億円のお金で契約するようなものです。
なんてムダなことを! と思いませんでしょうか。
実際、それを聞いた王様も、そう思いました。
しかし、です。
ここで逆転が起こります。
「死んだ名馬にすら大金を払う」ということが世間に伝わり、その結果、たくさんの名馬が、王の元に集まることになったのです。
ここで、話は移ります。
同じく中国に、燕という国がありました。
その国の王は、人材不足に悩み、部下である郭隗(かくかい)という人物に相談しました。
それを聞いた郭隗は、今の名馬のエピソードを話したのです。
「なるほどのう…。それで、それがどうした?」
王が言うと、郭隗は答えました。
「分かりませんか? まず私に、たくさんの給料を払い、高い役職につけ、優遇してください」
「な、なんだってー!?」
「私レベルの人間をそこまで優遇することが分かれば、各地の賢人たちが、自分ならもっと優遇してもらえると思い、この国に集まることでしょう」
そして王がその通りにしてみると、事実、たくさんの優れた人材が集まることになりました。
◆ 同じように、あなたも始めよ。
自らを「馬の死体」にたとえた男、郭隗。
ステキすぎます。
くわえて、自分が低レベルであると言いつつも、同時に高い報酬・役職を要求する。
弱気なのか強気なのか分かりません。
いずれにしても、これが「隗より始めよ」というエピソードです。
実はここに、我々がモテるための、最大の要素が含まれているのです。
よく「出会いがない」「いい男・女がいない」という悩みを聞きます。
しかし聞きましょう。
あなたの周りには、異性は一人たりとも存在しませんでしょうか。
人間がまったく存在しない、砂漠のような場所なのでしょうか。
おそらくその答えは「NO」のはずです。
まずは、あなたの周りにいる「ターゲット外」と思っている相手から始めるのです。
イヤミな上司。
あまりカッコよくない人。
仕事や勉強ができそうにない人。
明らかに役職や立場が下な人。
こういう人こそが、「隗」です。
これらの人にも、とにかく優しく接してください。
彼らの人気が高まれば、
「あの人、いい人だね」
「すごく優しい人」
というウワサが立ちます。
好意には好意が返ってくることを、心理学では「好意の返報性」と言います。
さらにそういう人たちの好意は、どんどん伝染していきます。
すると結果的に、あなたのターゲットである人だって、あなたに注目するはずです。
またそのターゲット外である人が、新たな出会いを紹介してくれるかもしれません。
いずれにしても、相手の立場や役職に関係なく、ソフトにあたたかく接することが大切なのです。
また何より、相手が立場的に弱い人、魅力的でない人であるほど、
「あぁ、あんな人にも優しく接してくれるんだ。じゃあ、自分だったら、もっとあたたかく接してもらえるかもしれない」
と思って、多くの人が近づいてきます。
間違っても、
「あの人、あいさつもしないんだよ」
「いつもツンツンしてるんだ」
という人に、いい男・いい女が近づきたいと思うはずはありません。
◆ あいさつと笑顔の魔力。
ただ「優しく接する」といっても、難しく考えなくてもいいのです。
具体的には、「あいさつ」と「笑顔」です。
会社でも学校でも、誰かとすれ違うことは、必ずあるでしょう。
その際に、
「あ、こんにちは」
「お疲れ様です」
と言いながら、微笑むだけです。
本当にそれだけで構いません。
話したことのない相手であっても、気にしてはいけません。
同じ会社で働いている。
同じところで勉強している。
だからこそ、あいさつをする。
そんな理由で十分です。
言葉を言えないなら、ただ微笑みながら、頭を下げるだけでもいいでしょう。
それすらダメなら、ただ頭を下げるだけでも構いません。
間違っても無視だけはしないでください。
相手は「無視された」と、いつまでも覚えているものです。
特にあなたが美人・美形であるなら、なおさらです。
相手は
「カッコいいからって調子に乗って…!」
と、必要以上に恨みに覚えられる可能性もあります。
気をつけましょう。
◆ 自分自身の体験から。
実際に自分自身、ある病院につとめていたときに、
「あ、この人ステキだなぁ」と思う受付の女性がいました。
しかし、
「あの人、ステキですよね」
と、友人に同意を求めたところ、
「え…、そう?」
と、不思議そうな顔をされました。
そこで気がつきました。
確かにその人は、客観的に見たところ、顔立ちとしては平均的。
激しく「ステキ!」とまで主張するほど美形な人ではなかったのです。
しかし、その女性は僕とすれ違うたびに、
「おはようございます」
「お疲れ様です」
と、笑顔であいさつをしてくれていました。
それによって、自分にとってすごく魅力的に思えていたわけです。
その友人は、彼女と顔を合わせることがあまりなかったため、そういう心理が働いていなかったのです。
すなわち自分は、言われるまでそれが理由だということに気がつかず、
「本人自身がすごく魅力的で綺麗な人なんだ」
と考えていたわけです。
もちろんそれに気がついても、関係なくいまだにその人を魅力的だと思っています。
そして、実際自分がその女性のことを誉めたわけですので、このように周囲へも、「その人は魅力的である」というイメージが伝わる可能性も高いわけです。
◆ 悪口は、言うな。
また、これは逆でも当てはまります。
あなたの好きな人に、
「あのオヤジ、キモい」とか、
「イヤな上司がいてさー。ほんと、ああいう男って最悪だよねー」
と話してはいけません。
同じように、
「すごくイヤな女がいてさ」
「あの女、美人じゃないよね」
などと話してもいけません。
それによって相手に、
「この人は、周りの男・女たちと交戦状態なの…?」
と感じさせます。
それは言ってみれば「自分は、異性たちに人気がない」とアピールしているようなものです。
結果的に目の前の相手にも嫌われる可能性があるので注意してください。
またこれは家族の話でも同じ。
「うちの母親、最悪でさぁ」
「俺の親父、ほんとイヤなヤツでね」
こんな風に自分の家族を批判してばかりいる人が、魅力的にうつるわけはあり
ません。
親しくなることによって、自分まで批判されたらどうしよう…と思うからです。
いずれにしても、相手と同性の人の悪口というのは、そうそう言わない方がいいでしょう。
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◆ 今回のまとめ
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○ まず「隗より始める」こと。
○ とにかく目の前にいる人、ターゲット外の人、立場が違うと思う人にも、
優しく接すること。
○ そのためには、単に「あいさつ」と「笑顔」だけでもOK。
○ さらに、好きな相手に、他の人の悪口ばかりそうそう話さないこと。
これこそがセクシーメソッド『快より始めよ』!
あなたの目の前の人に、ただ快感を与えること。
それこそが、あなたを一番幸せにするんですよ。
◆ さいごに。
というわけで、故事から進めた心理学テクニック、いかがでしたでしょうか。
顔がよくならない限り、モテない。
お金をもっと稼がない限り、モテない。
もっといい仕事につかない限り、モテない。
そんな風にあきらめるのは、やめてください。
何もしない理由をつけて、ぬるま湯につかっても、何も変わりません。
今するのは、本当に小さなことで、十分なんですよ。
(完)