デスノートの心理学 後編 | 九段下・渋谷・池袋・新宿・品川・上野・秋葉原★心療内科ゆうメンタルクリニック

デスノートの心理学 後編

ウラ話 はこちらから)


こんばんは。ゆうきゆうです。

今夜はメルマガからこんな話を。


最近、なんか色々と夢を見ます。
昨日は強制的に原始時代へタイムスリップさせられる、という夢を見ました。

夢の中でも、受身形です。

その際に、タイムスリップする人が

「原始時代にひとつだけ何かを持って行っていいぞ。どうする?」

と聞いてきました。

その質問に僕の答えは、なぜか


「携帯電話」。

携帯電話、世の中に一個しかなくて、誰と話すんだ、と。
なんか僕、夢の中で本当にかわいそうな子でした。


それはそれとして。
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それでは、今夜もセクシー心理学の世界をお届けいたします。


◆ 前回のあらすじ。


○ 同じ名前・同じ誕生日・同じ血液型など、同じ要素の相手には、強い親近感を抱く。

○ そしてそれが狭いほど、親近感も強くなる。

そのため極力名前のかぶりを減らしていたと思われる「デスノート」というマンガに、突然に「高田清美」というキャラクタが登場する…!


これはいったいどうしてなのでしょうか!?
衝撃の後編をお届けいたします。

やはり微妙にコミックだけで読んでいる方にはネタバレがありますのでご注意
ください。



◆ 二つの主張は、実は弱い。


実はこのマンガ、現在は第2部です。


第1部は主人公である月と、ライバルである「L」の頭脳戦という分かりやすい構図があったのですが、

その勝負は最終的に、あっけなく決着がついてしまいました。


詳しく話すと読んでいない方の楽しみがそがれそうなので、簡単に話すのですが。


時代劇でたとえるなら、「宮本武蔵」の中で、巌流島での最終決戦のときに、
横から突然現れたザビエルによって小次郎が倒されたような、そんな感じです。


「えー! 何それー!?」


と思ったのは、僕だけではないはずです。


そして始まったのが第2部。
ここでは「L」の弟子ともいえる2人が出てきて、主人公である月と戦うことになります。


しかしこの時点で、ドラマが第1部ほど盛り上がらないことは、心理学的に予感されます。

なぜなら、


「いっぺんに1つのだけ主張をした場合」と、
「いっぺんに2つの主張をした場合」。


この場合、最終的に高評価を受けるのは、「1つの主張」をした場合。


要素が増えれば増えるほど、印象が薄まり、かえって全体的な評価が下がるのです。


また、一人で売る「ピン芸人」はすぐに覚えられますが、「コンビの芸人」は、

グループ名は覚えられても、なかなかそれぞれの名前までは覚えられないもの。


他にも最近公開されている映画、「春の雪」と「四月の雪」。

「どっちが邦画で、どっちがペ・ヨンジュン主演だっけ?」

と思う人も多いのではないでしょうか。


ていうか四月=春ですし、公開時期も名前もかぶりすぎです。

おそらくどちらとも、単独で公開していたら、今よりもう少し観客が入ったのではないでしょうか。


ちなみにペ・ヨンジュン主演は、「四月の雪」の方です。

「四月」⇒「よんがつ」⇒「ヨンが付く」⇒「ヨンさま」

とでも覚えてください。


このメルマガを勉強の息抜きで読んでいる受験生さん。
受験に1ピコグラムも役に立たないゴロ合わせですみません。
押し出されるように、勉強の知識が抜け落ちていたら本当に申し訳ありません。


いずれにしても、「2は1より弱い」。


すなわちデスノートの話しに戻りますが、「ライバルが1人!」のあとに「ライバルが2人!」という時点で、

かなり先行き不安なのです。


先ほどの宮本武蔵のたとえで言うなら、
「武蔵のライバル、佐々木小次郎!」なら、確かに迫力がありますが。


「武蔵のライバル、佐々木小次郎と佐々木小太郎!」とかだったら、なんか弱そうに感じるよう
なものですね。


余計な加勢のために、弱く感じられる佐々木兄弟。


毎回武蔵に負けて、「もうこんなのはコリゴリでヤンスー!」とか言って逃げ
ていく、みたいな。

妄想がふくらむと永遠に本題にたどり着けず、デスノートの話で今年いっぱい
かかりそうなので、とにかく本題に。


くわえてドラマの筋書きが複雑になりすぎて、ずっと読んでいるのにもかかわらず、

セリフが半分近く理解できません。


たとえば途中からデスノートがこの世に何冊も存在することになっているのですが、

実際に何冊あるのか、何度説明されても、まだ僕には分かりません。


ライバル的にもドラマ的にも複雑化しすぎて、ちょっとだけ読者がついてこれない状態になっているわけです。


そこで「高田清美」の再登場。


前回も話したように、彼女は「エキストラでないとおかしい」名前です。
実際に前回のメルマガを配信してから、「同級生に同姓同名がいた」というメールを何通もいただきました。


危険です。


女性だけでなく、男性でもいるそうです。

危険が2倍増しです。


しかし実は彼女、一瞬だけの登場にもかかわらず、意外と人気は高いキャラクタ。

そのキャラクタをもう一度出し、本編に関わらせることによって、第1部のときのファンを再び取り込みたいという策謀が隠されているような気がします。


すなわち、それだけ編集部の焦りを感じてしまいます。




◆ そして予想!


ですので今後を予想するのですが。


高田清美は、デスノートに名前を書かれて殺されることは、絶対にない。
殺されるにしても、デスノートと関係のない死に方をする。


………。

こんなことを予想したからといって、みなさまの人生には1ミクロンたりとも
影響はありませんのでご安心ください。


◆ 妄想を、昇華させよう。


最後に、このデスノート。

実際に作品というものには、作者の潜在意識が出てくるもの。


たとえばサディスティックな小説をたくさん書いた、「サド」の由来であるサド侯爵は、プライベートでも攻撃的・侮蔑的な行為を行っていました。


また、可憐な少女が主人公である、『不思議の国のアリス』の作者、ルイス・キャロルは、少女に対する強い愛を抱いていました。


文学作品は、まさに本人の気持ちを象徴しているのです。


おそらくこの作者さん、昔から何回も、「そういうノートがあればいいのに…」
と思っていた可能性があるような気がします。


すなわちこの作者さん、「気が弱い」のです。

言いたいことを言えず、ストレスをためてしまい、そのため「デスノート」を何度も想像してしまったのではないでしょうか。


しかし。


「でもいくら影でこっそり殺しても、誰かにそれを知られて、そのことを告発しようとするかもしれない…」


と考えた可能性があります。気が弱いだけに。


そこから、ライバルであるLを思いついたのかもしれません。


さらに第2部でライバルが二人も現れるわけですので、


「いくら敵を倒しても、自分を攻撃する人間が、エンドレスでたくさん出てくるかもしれない…」


なんて不安を感じている可能性もあります。

いずれにしても、尋常じゃない気の弱さです。


………。


なんていうか、他人とは思えません。

前に話したとおり、似ている部分が狭いほど、親近感も強まるもの。
ここまで気が弱い人は少ないでしょうから、僕の抱く親近感も格別です。


こういう抑圧した気持ちを、面白い作品という方向に向け、社会的に成功する
ことを、心理学では「昇華」と言いました。

すなわちこの作者さんは、自分の妄想を、見事に昇華できたわけですね。


というわけで、僕も自分の妄想を、作品にしたいと思います。


………。


ノートに書いただけで、その人が自分を好きになってくれる、「ラブノート」。


「耳田 ミミ美 …7月7日に、『私たちって、織り姫と彦星みたいだね』といいながら、

ゆうきゆうにフレンチキスをしつつ告白」


「足井 芦奈 …11月23日に、『今日は勤労感謝の日だけど、私はあなたの存在に感謝したいの』

といいながら、ゆうきゆうの手を握り熱く告白」


とか。


ネーミングのセンスも、内容も最悪です。


ていうか、なんかこういうテレビ企画、見たことあります。
未来日記みたいな。


またはノートに書くだけで、その人をサディスティックに追いつめる、
「エス(S)ノート」。


「口崎 朽美 上司に叱られ、精神的に追いつめられる。そこで慰めたゆうきゆうに恋心を抱き告白」


………。


最終的に、ラブノートと何ら違いがありません。


途中過程が違うだけです。何かのイメージプレイみたいです。

逆バージョンで「エムノート」も考えましたが、いずれにしても最終的にラブに発展します。

僕の妄想はいつもこのレベルです。


妄想を昇華するどころか、妄想の炎が一瞬で消火しました。



いずれにしても、あなたの妄想やストレスも。
すべて「昇華」してしまえば、いいんです。

自分の感じる弱さを、恥じることなんかないんです。

何かに表現できた瞬間、あなたの中のマイナスな気持ちは、すべて報われるんですよ。


綺麗な結論になったのか自分でも不安になりつつ、そしていつかラブノートが
ジャンプに連載されることを夢見つつ、今夜は筆を置かせていただきます。


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◆ 今回のまとめ
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○ 「2つの要素」は「1つの要素」よりも弱い。

○ よって何かを主張するときは、一つだけに絞ることが大切。

○ あなたの妄想やストレスを、うまく昇華しよう。

○ 高田清美はたぶんカンタンには死なない。


ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。

(完)
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というわけで今回のウラ話というか、おまけクイズです。


■に入る漢字を答えなさい。


         引 金 心 沈 ■ 品 民 印 林

「分かった!」という方は、とにかく「漢字」を一つ決めてください。

さて、答えは何でしょうか?











問題自体はシンプルですね。

もし分からない方がいたら…。


ヒント…音読み


です。




はい。正解。

左から順番に読んでいくと、

いん きん しん ちん …

というように、「いきしちに…」という「い段」の音に、「ん」がついただ
けですね。


よって■に入るのは「にん」になる漢字。


そしてここからが本命です。



【心理テスト結果】 11/25 やや追加あり


○ 忍

あなたは色々とガマンする傾向があります。


○ 人

あなたは人が大好きです。


○ 任

あなたは仕事を任されて、そのプレッシャーが大変です。


○ 妊

あなたは妊娠中か、妊娠にたいしてすんごく興味か恐れを抱いています。


○ 認

あなたは誰かに認めて欲しいと思っています。
もしくは認知を迫られています。


○ 仁

あなたは里見八犬伝か仁徳天皇が大好きです。


○ 珍

あなたは答えを間違えています。


○ 淫

あなたはエッチです。



素敵なコメントの数々、本当にありがとうございます。


あとラブノートと同じ方向で「いちごノート 」というものがあるそうです。

これだけのルールを考える妄想力には勝てないと思いました。

ていうかここまで考える時間と労力を別の方向に向けた方が、よっぽどモテる方向に近づくような気がするんですがそれは言ってはいけないセリフでしょうか。

教えてくださったPoohKidさん、本当にありがとうございました。



というわけで、心理テストはいかがでしたでしょうか。


当たっていた方も当たっていない方も、とりあえずここまで遊びに来てくださって

本当にありがとうございました。


こんなところで、今夜は筆を置かせていただきます。


どうか今後ともよろしくお願いいたします。


(完)

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そして・・・

デスノートはこちら。

いったいこの流れで何人が買うのかは分かりませんけど。


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今回のご感想などありましたら、わくわくっとお待ちしております!


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