ユウ、学生さんたちと飲む。 | 九段下・渋谷・池袋・新宿・品川・上野・秋葉原★心療内科ゆうメンタルクリニック

ユウ、学生さんたちと飲む。

こんばんは。ゆうきゆうです。


前の快感アメーバ心理学を書いていたとき、知り合いの方に、

「言いにくいんだが、あれはブログじゃない」

と言われました。


ブログじゃなくて、メルマガだそうです。


ショックでした。

ずっと大学に通っていたと思っていたのに、

実は代々木アニメーション学院だったということに気がついた

みたいなショックでした。


自分自身メルマガの世界で生きてきた人間なので、どうしても

メルマガを書いてしまうようです。いかんです。


この新しく始まった快感セクシー心理学も、ブログというより、

投稿紹介コーナーになっています。


というわけで、生まれて初めて普通にブログっぽい内容を書きます。

日々あることを普通に書けばいいんですよね?


8月12日。

つい最近、自分の教えている看護学校の学生さんたちと飲みに行きました。



学生3


うむ。


学生4


うむ。



楽しかったです。おわり。



………なんか、ヤマなしオチなしの小学校の絵日記を思い出しました。

毎回「もっと書くように」というコメントを先生にいただいたのを思い出します。


もう少し深く掘り下げます。


そこで、こんな話になりました。


学生1


「先生って、何で精神科医になったんですか?」



いつも言われる質問です。

この答えには、3パターン用意していました。


ユウ「軽い理由と重い理由と普通な理由、どれが聞きたいですか?」


学生2


「じゃ、軽い方で!」


ユウ「…学生実習で手術に立ち会うんです。そこでずっと立っていたら、腰が痛くなって…」


「はい」


ユウ「それで、オペのない科にいきたいな、と」


「………」



このあたりで、たいてい学生さんが静かになってきます。



ユウ「オペのない科って、小児科と内科と精神科しかないんですよ


学生「………」


ユウ「それで、精神科


学生2

学生「………」




ほんと、沈黙が痛い。



学生1


「じゃあ、あの。普通な理由で


………。


「話題をそらす」という言葉の意味を、心の底から理解した気がしました。

とにかく僕は答えます。

ユウ「人と会話するのが好きだから



「あー」



ユウ「心の世界には、昔から興味があったし」


学生「なるほどねぇ」


少しだけ、雰囲気が柔らかくなりました。


あぁ良かった。


学生「じゃあ先生、重い理由って聞かせてくださいよ!」



………。


聞かれた。


ユウ「重い理由は…」


学生「理由は?」



……忘れました。


いや、本当に忘れてしまいました。


確か、好きな人がどうこう友達がどうこう、みたいな理由があった気がするんですが。

長く誰にも話していないうちに忘れてしまいました。

人間が記憶を無意識に思い出せないときって、理由が2つあります。


ひとつは、「思い出したくないほどディープなとき」。



もうひとつは、「思い出すことができないほど低レベルなとき」。


………。

微妙に後者な気がしてきました。


心の中で葛藤を浮かべつつ、僕は答えました。



ユウ「まぁ、あの。色々と


学生2


「………………………」


沈黙が痛い。


これじゃ本当に、「腰が痛い意外の理由がない人間」みたいです。


僕はあわてて聞きました。



ユウ「逆にみんなは、どうして今の道を選んだんですか?」




学生1


「…色々と…」


学生2


「…色々と…」


学生5


「いやまぁ、色々と」




………。



色々な意味でみなさんと共有感を得ながら、今日も更新に励むユウなのでした。


こんなアメーバ人間ですが、今後ともよろしくお願いいたします。