「the」ってどう訳しますか?

辞書を引くと「その」って出てくるし、中学の最初の方でそう習うと思います。

あれ、辞めた方がいいと思うんですよねー

 

「the」は文法的なルール上自動的についてしまうけど、

実際にはわざわざ訳さない、大した意味を持たないことが多いです。

でも最初に「その」って覚えるとその先入観で、

実際はそう訳さないとしても、

読むときにちゃんと意味のある単語として認識して、

ついしっかり読んでしまいませんか?

あれ、日本語っぽい英語になってしまうポイントの1つなんですよ!

「the」は、強調で「まさにその」みたいな感じの文脈の時の方が例外で、

基本的には弱拍、裏拍で軽く読むとグッと英語っぽくなります。

 

このポイント、歌で見るととてもわかりやすいので、

私の下手くそな手書き楽譜を貼ります。

 

まー坊お気に入りの「the itsy bitsy spider」。音程は適当です。

ちなみに「spider」の「s」も裏拍というか装飾音符くらいで、

「p」の音が表拍のテンションがかかる部分になります。

 

次のフレーズもこんな感じ。もはや音程つけてないです。リズムだけ。

この、6/8のリズムの「タータタータ」の後ろの「タ」に

「the」が入ることが多いように感じます。

個人的な感想です。統計は取ってませんが。

 

次、これまたまー坊お気に入りの「the wheels on the bus」。

こちらもリズムだけご覧下さい。

まあ最初の「the」は四分音符でもいいですが、

4/4の4拍目なので、やっぱり裏の感じです。

音程書いてないですが、音程も「wheels」より大分低いです。

 

マザーグースから「Hickory Dickory Dock」。

 

最後、童謡ではなくアナ雪の「Let it go」。

まあこれも子どもの歌と言えばそうだけど・・・

 

 

サウンドイングリッシュのメソッドで、最初の方で習ったのがこのことです。

言われてみれば確かに・・・なんですけど、

こうして言葉で整理されるとグッと意識しやすくなる感じがします。

 

日本語って文字一つ一つの力関係がそんなに変わらないというか、

割と均等に読むものなので、

その感覚で英語を読むと、多分無意識に、

弱くていいところを必要以上に強く読んでしまいがちです。

しかも、「th」の発音とか、日本語にはない音で

舌を歯に挟んで・・・なんてしっかり練習するもんだから尚更。

大事にしすぎちゃうんですよね。

 

いやーしかし私、音楽的センスは全くないんですが、

下手の横好きで音楽やってたことがこんなところで役に立つとは・・・