子育てという仕事はとても大きい。

好きだろうが苦手だろうがこどもを産んで母になれば

必ずしなければならなくなる。

 

母になったその瞬間からすぐに仕事は始まる。

多くの人は最大の喜びだと感じるだろう。 最大の幸せだと感じるだろう。

 

でも 時には孤独に感じる人もいる。

 

仕事というものは最初は誰かに教えてもらえる

でも子育てはほとんどが手探りだ。

見習い期間なんて全くない。

 

人から聞いた知識やネットの掲示板、

雑誌や本で読んだ知識がかろうじて支えてくれる。

 

もちろん無償の仕事で、給料もボーナスもない。

頑張ったからといって誰も褒めてはくれない。

夜中に授乳頑張っていても 誰も表彰してはくれない。

 

自分を犠牲にして 

趣味も美容室も好きな洋服も我慢して こどもの為にただ頑張る。

 

何故なら「母になったから 当たり前。」

 

そんな子育てを私もしてきたように思う。

楽に、楽しくなんて考えてもみなかった。

自分で勝手にややこしくしていた。

 

今思えば 誰にも頼らずに頑張る自分に

少し意地になってたような気もする。

 

誰か助けて。 つらいよ。と何故言わなかったのだろう。

 

ママ友も沢山いたし 親との関係も良かったのに。

わざわざ 苦しんでいた。

 

 

 

夫婦関係に苦しかった時期も。

誰にも言えなかった。

 

子どもの為に、世間体という見えないものが すごく怖かった。

 

死にたいと何度も思ったけど、

そんな勇気さえもない自分が余計に最悪に見えて。

 

毎日泣いてた。

泣いて泣いて、毎日泣いても涙は枯れないことに気づいたり。

 

手を差し伸べてくれようとする限られた友人にも

素直に心を開けなかった。

 

周りの幸せな人たちを勝手にひがんでみたり。

 

今では笑い話だけど

泣きすぎて急性の副鼻腔炎になった時、

脳梗塞にでもなったかと夜間の救急外来に運ばれた事もある。

 

食欲が全くなくて どんどん痩せていった。

怖くてつらかった。

 

でも、それを隠すために笑顔で振るまう昼間の

自分とのギャップがまた疲れさせる。

 

 

何でもかんでも人のせいにしていた私。

自分で全て選んでそうなったのに。

自分が原因だったのに、気が付かなかった。

私は正しい、全部周りのせいだと思い込んでいた。

 

 

 

今では笑ってしまう程貴重な経験。

 

ほんとよくやった 私。

 

自分の選んだって、気づいてから。

自分と戦ってきた。

なかなか変えられない自分。

すごく頑張った。  苦しくても乗り越えた。

 

 

 

そして 持ち前の向上心と行動力を やっと取り戻せて 今がある。

 

 

 

 

この経験を何か役に立てたい。

 

同じようなつらい誰かを 救えたらいいな。