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神奈川署からのSOSに、対応して来ました。神奈川署で、今、僕が担当しているのは、7人。

1人を除いて、すでに起訴されており、サポート額は、かなり膨らんでいる。月給は、当然3桁です。

ちなみに、神奈川署だけで、3桁です。その他、23区も移動しますからね。

神奈川県内は、現在、薬物強化月間です。とはいえ、来月から11月ですが。

こいつの手紙にも書かれてますが、ポン中ばかり入ってくるとの事。
神奈川署の留置部屋は、3階にあり、1〜7部屋まであります。1〜3部屋が、3人部屋で、4が気持ち狭く、5〜7部屋は2人部屋です。

ところが、ポン中、大麻野郎達の逮捕が続き、本来なら2人部屋の5部屋や6部屋にも3人入れられています。

神奈川署のマックスは、20人ぐらいですが、班長の判断次第で変わります。問題児は、神奈川の場合、上大岡にある拘置所へ移されます。

狭い部屋での知らない人との団体生活なので、喧嘩はあります。朝、7時の掃除でどっちが部屋でどっちがトイレかなど。
まぁ年齢に関係なく、先に部屋に入っている人が先輩となる為、先輩が部屋。後輩は、トイレとなります。

この記事に、手紙の一部を公開しましたが、また、エロ本の要求です。今回は、ギャル系とも書いてあります。
前も書きましたが、勾留中、刑務所生活は、基本、マスターベーション禁止です。

勾留初日に、ラミネートされた中でのルールが書かれている物を読まされますが、そこにこの事は、書いてありません。暗黙の了解なのです。しかし、男性、女性問わず、中でマスターベーションをしています。

健康診断は、2週間に1回。ただ、ほとんどの人間が欲しがる、眠剤は、通院しないともらえません。逮捕前から飲んでいれば、通院しなくても警察が準備します。

手紙の主は、歯ブラシ、タオル3枚、ハンドタオル3枚、ブリーフ3枚、スウェット上下2セット。細かく書いてあります。ただ、これらを1日で準備する事は可能なのですが、タオルの差し入れは、1日1枚までなど、とにかくめんどくさいのです。

ちなみに、留置所、検察庁は、異常に寒いです。何故か、税金でガンガン冷やしています。

こいつは、第4回公判が、11月半ばにあり、その後、八王子に移送されます。八王子は、対応していないのですが、手紙を続けたいと言われています。プラス料金ですが?

なぜ、中で買える歯ブラシやタオルの差し入れを要求してくるかと言うと、詐欺で捕まった彼のお金、およそ800万円が押収されており、被害者のお札と番号が一致するか調べられています。被害者って、自分の札の番号知ってるか?って話なんですが。

今回、詐欺で4回目の逮捕なので、また懲役は避けられず、おそらく求刑も4〜6年でしょう。

これを、先例拘束性と言います。過去の判例の結論をそのまま使うのです。

判例変更、無罪判決などは、まずありません。それは、ドラマの話です。アメリカと違い日本の裁判は、起訴後の有罪率が99.9%です。検事は、勝てる裁判しかしてきません。明日も忙しい1日とらなりますが、楽しいので、なんだか不思議です。