巧妙ヒールパス、本山健在!興梠は2得点!
【鹿島2―0横浜】チーム最多得点のマルキーニョスが警告累積で出場停止。エースFWを欠く中、オリベイラ監督はいつもの4―4―2でなく、ベテラン本山をトップ下に置く4―5―1の布陣で臨んだ。この策がはまった。
「攻撃のスペースがない」と感じた序盤、31歳の本山は効果的にサイドチェンジを使って揺さぶった。相手の目先を変え、スペースをつくると中央へ。前半36分、絶妙なヒールパスを興梠に渡し、先制ゴールを演出。3分後、今度は小笠原からの強いパスをまたもヒールで興梠に流し、追加点を生んだ。
腰痛、右脚の故障に苦しみ、本山は今季初先発。だが、生え抜きの10番に連係の不安は一切なかった。興梠は「モト(本山)さんは僕の特徴を知っているし、僕もモトさんの特徴を知っている。いいボールをくれた」と感謝した。
残り7試合で名古屋との勝ち点差8。数字上は追い込まれているが、2007年には勝ち点差10を残り5試合でひっくり返し、逆転優勝。その自信が鹿島を支える。
「厳しい戦いが続くが、これからだと思う」。そう言い切った本山の存在が、チームに新たな勢いを生んだ。(2010年10月24日 19:14)
【Jリーグ】本山-興梠、圧巻のホットライン
前半13分、小笠原がPKを外し、絶好の先制機を逃した。3試合連続引き分け中の鹿島に嫌なムードが漂う。吹き飛ばしたのは、本山-興梠のホットラインだった。
本山にボールが入る前に目を合わせる。それだけで十分だった。36、39分の連続ゴールはいずれも本山がヒールで背後に流し、興梠が流し込んだもの。「いいところに走れば必ずパスが来ると思った」と興梠。まさにあうんの呼吸だった。
マルキーニョスの出場停止を受け、オリベイラ監督はリーグ戦で初めて1トップを採用した。トップ下に入ったのが、今季初先発の本山。同期入団の中田が「あの狭いエリアで仕事ができるのはモト(本山)しかいない」という鹿島の背番号「10」にかけた。
これが当たった。太ももや足首など体中に爆弾を抱え、この日も後半19分に「足が痛くなって」ベンチへ退いたが、存在感は群を抜いていた。指揮官も「ピンポイントでやってほしいことをやってくれる選手」と賛辞を惜しまなかった。
もっとも本山に満足感はない。「これからですよ」。興梠も「残り全部勝つ」と息巻いた。残り7試合で首位・名古屋との勝ち点差は8。4連覇へ負けられない戦いは続く。
【J1:第27節 鹿島 vs 横浜FM】試合終了後の各選手コメント(10.10.24)
興梠慎三選手(鹿島):
「マルキしか決めていないからとりあえず決めてやろうと思っていた。これで爆発してくれればいいと思います。マルキがいない分、どうにかがんばらないといけないという思いがあった。点が取れたけど複雑な思いがありました。これまでチームに迷惑をかけていたし、不調の時もサポーターの人が応援してくれていた。点を取れたときはサポーターにありがとうの気持ちで一杯でした。2点目はシュートを打ってくれというパスだったので打ちました。パスを出す前に目線があったので来るなと思っていました」
今日は、素敵な鹿島劇場でした。
(そして主審が西村サンという・・・)
また、ゴールして喜ぶ姿に泣き、試合後のコメントに泣き・・・ですね。
「サポーターにありがとうの気持ちで一杯でした」
感動したー(ノДT)
現地でもヒーローインタビュー後、
ゴール裏へ深々とあたまを下げていました。
イバは冷静に次に頭を切り替えようとしていましたので
勝って兜の緒を・・・ってことで。
現実の目をむけ、また次の試合もその次の名古屋戦も
「継続」して点を取ること。
次の壁にまた負けじと立ち向かって、打ち負かしてほしいです。
4連覇を実現するために!!