W杯切符獲得を目指す岡田ジャパンが綿密な危機管理策を施した。この日、新型インフルエンザの国内感染が拡大した関西、大阪で4日間に及ぶ合宿がスタート。その初日にあたって、岡田監督は「この(長い)スケジュールなので、いろいろな腹づもりをしておかないといけない」と話し、異例ともいえる手を打った。
まずは部屋割りだ。慣例では警備をしやすくするため選手を1フロアに集中させるが、今回は3つのフロアに分けて部屋を用意。その配置も、ポジションが重ならないようにした。例えばFWが1つのフロアに集まらないよう、満遍なく3つのフロアに分ける。同じDFでもサイドバック、センターバック、MFなら2列目、ボランチというように細かく分類し、フロアの配置を考えた。
「チームが全滅しないようにするための措置です」とチーム関係者。仮に新型インフルエンザの感染者が出ても、感染が1フロアにとどまれば、2つのフロアにいる選手で試合に臨める。各選手にうがい薬を配布し、チームとして感染予防に努めるが、最悪の事態を想定して危機管理を施した。
この日も、発熱したFW大久保、MF香川を宿舎にとどめず、自宅静養を命じた。また、宿舎入り後、熱が出たDF長友は「ホテルで隔離している」(関係者)という状態。部屋から出ることを禁じ、食事も1人だけ部屋で食べている。チームドクターからのアドバイスで、岡田監督は熱が下がっても、大事を取ってその後2日間はチームに合流させない方針だ。
今回の合宿は6月17日のW杯最終予選オーストラリア戦まで長期にわたり、4大会連続W杯出場権をかけた合宿となる。ここまで積み重ねてきた努力を無駄にしないためにも、岡田監督は石橋をたたいて渡る決意を固めている。(2009年5月26日10時09分)
もしも、感染したときのことを想定して、
危機管理体制を敷いた、というわけですね。
それ以外でも、故障等コンディションの問題も絡んでくるので
なかなか難しいとは思いますが。。。
とはいえ、選手たちには勝ってメンタル的に弾みをつけて
タシケントに向かってほしいですね。
サッカー以外でこんな緊張感に見舞われるとは・・・
3月のバーレーン戦のときは考えもしなかったですね。(´_`。)