石川遼選手、自身初の連覇をフジサンケイクラシックで達成!
本当に・・・本当に素晴らしい戦い。
それを歴史に残る「死闘」と言わずにはいられませんでした。
72ホール目に訪れたドラマが、さらなるドラマを生みました。
最終組のひとつ前でまわり、トップに立っていた薗田選手は
72ホール目に訪れたピンチのバンカーショットをなんと「旗包み」!
最終ホールをなんとかボギーでおさめ、後続の石川選手を待つことに。
そして一打ビハインドの石川選手は、ティーショットをバンカー。
しかし次のセカンドショットをピン側1mにつけて劇的なバーディー!
最終ホール、両者スーパープレーで・・・勝負はプレーオフへ。
高校の先輩である薗田選手との一騎打ち。
その戦いは4ホールにも及びました。
お互い一歩も譲らずのプレー・・・
側で見ていた私は、
「この試合、決着はつくんだろうか・・・」
と、ただただそんなことを思っていました。
だって、本当に本当に本当に・・・どちらが勝ってもおかしくなかったから。
それでも勝負は決着の時を迎えました。
その時の石川選手の表情はなんとも言えない複雑なもの。
「このままこの戦いが続けばいいのに」と思いながら戦っていたという
石川選手、その戦いが終わった瞬間、いろんな感情がごちゃまぜになっている
表情を浮かべていました。
一年ぶりにマイクを向けた優勝インタビューでも、その先輩の名を口に
出すと、少しだけこみ上げてくるものがあった様に私には見えました。
それだけ、薗田選手という存在は彼の中では特別だったのだと思えました。
アマチュア時代に誓った「プロで優勝争いをしよう」という夢の戦いが現実に。
しかも今回は、ふたりのプレーオフ。
最高のカタチでの夢の実現とともに、その結末は当人達だけでなく
見ている私たちも、ぐっと来るものがありました。
興奮と緊張と感動と・・・4日間石川選手の組をリポートさせてもらって
こんなにも心を振るわせられた「死闘」は久々でした。
二人はまだ18歳と20歳。
いやーもぉ~本当に頼もしいですね!
女子ツアー同様、男子ツアーも十代、二十代の選手がツアーを
益々盛り上げてくれますね。
石川選手、薗田選手に心からの拍手を送りますー!
本当にお疲れ様でしたー!!
そして素晴らしい試合をありがとうございましたー!!