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『Life 線上の僕ら』のドラマCDが楽しみ過ぎて、ついつい読み返してしまったけど、やっぱり好きです～(´∩ω∩｀)
人にすすめるならLifeかなって思うけど、好きさでいうとこちらのほうが私は好きです。
志野は要領が良く自分の先を行く同期の似鳥が気に入らずいつも張り合っている。
似鳥が後輩の常磐を狙っていると思った志野は、常磐を使って似鳥を挑発するが、実は似鳥が想いを寄せている相手は志野自身で…。
コミカルで読みやすいと思います。
体の関係から始まって、両思いで終わるかと思ったら、最後まで本当の意味で志野が似鳥に落ちることがないのがめちゃくちゃ面白かったです。
読み返すと、そうだよなあ志野のこの性格で素直に心も体も開くわけないよなって思うのに、初めて読んだときは予想外の展開に、ふわあああ？？ってなりました。
ハッピーエンドかといわれると、そうではないと思います。かといって、バッドエンドかといわれると、それもちがう。
このふたりにはこの結末がよく似合う。としか言えないです。
とても好きな作品を読むとよくその先をひとり妄想するのですが(続きを想像するのも読書の楽しみのひとつだと思うんですよね)
志野は似鳥に並び、そして勝つことで自分の価値を確かめたいと思ってる。けれど、似鳥が志野に負け続ければ志野はやがて似鳥を捨てるのだろうな。かと言って似鳥が今まで通り勝ち続ければ志野はますます歪みそう…と思うと未来でも難儀そうなふたりです。
恋人？セフレ？ライバル？なんとも言えないふたりの関係性と、情はあっても隙を見せれば相手に咬みつかれてしまう緊張感がたまらなく好きです☺✨
シロートだった私にBLの面白さを教えてくれた思い出深い作品です。