10-10-10 人生に迷ったら、3つのスパンで決めなさい!
スージー・ウェルチ著 小沢瑞穂訳 講談社

以前記事で見つけて読みたかった本です
ものごとを決めるとき、直感で決めたり、なんとなく決めたり、
その場の雰囲気できめたり・・・などなどあると思いますが
この本では一つの方法を提案しています
それが10-10-10
ものごとを時間軸に照らして考えようという
10・・・10分後(1週間でもいい) 短期
10・・・10ヵ月後(1年後でもいい) 中期
10・・・10年後 長期
今その判断を下すにあたって、短期で中期で長期でどうなるか
考えてから決めようという
例えば
子供と今夜いっしょにお気に入りのTVを見る約束を
していたのだが、急遽問題が起き、上司から残業を頼まれた
さてどうする?
10(短)・・・残業を受けたら、子供たちと話し合うことになるだろう
子供にぎゃーぎゃー言われるだろう
10(中)・・・10ヵ月後のそのころ勤務評定で、
上司は問題解決に頑張ったことを覚えているだろう
子供たちとは過ごす時間が取れていればもう忘れているだろう
10(長)・・・10年後、残業したのであれ、帰ったのであれ、
ある一日の夕方のことなど広い視野で見れば
なにも問題ないだろう
このことによりこの人は残業することを選んだ
ほかにもたくさんの例が載っていて面白かった
ただ注意点もある
それはこの10-10-10を使うにあたって
自分自身の価値観をしっかり把握しておかなければならないこと
価値観がなくてはどっちにしていいかは決められないからだ
上の例でも、人によっては価値観の違いから異なる選択をするだろう
しかしその価値観を持つことにより
本音で生きる喜びを得ることができるのだ
また、自分が何をしたいのか、どうなりたいのか理解できるのだ
ものごとを価値観によって判断するのに
10-10-10は有力な道具として機能するであろう
”自分に満足していますか”と著者の問いかけに
あなたはなんと答えられますか(^_-)☆
今後わたしも10-10-10を利用してみようと思います(o^-')b