Facebook投稿記事より186-大量に特許出願しても、経営危機に陥った企業に学ぶ | 蓮華 with にゃんこ達

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専ら、マーケットや国内外の政治経済ネタが多くなってしまいました。
母と愛しい我が子達を護りつつ日々闘う中で思う事をアップしていきます。

http://www.huffingtonpost.jp/hajime-yamada/sharp_b_6929178.html?ncid=fcbklnkjphpmg00000001

『知財立国が危ない』(馬場練成・荒井寿光/日経新聞出版社)http://www.amazon.co.jp/%E7%9F%A5%E8%B2%A1%E7%AB%8B%E5%9B%BD%E3%81%8C%E5%8D%B1%E3%81%AA%E3%81%84-%E8%8D%92%E4%BA%95-%E5%AF%BF%E5%85%89/dp/4532319854
にも書かれていましたが、

日本の特許文化の特色は大量出願にあり、企業は出願件数の競争をしてきた、件数が多くても価値が低く、当然ながら、特許収支が赤字の企業も多数あり、「アメリカの特許を1万円札とすると、日本の特許は千円札」と揶揄されてきたという事です。

アメリカで知財関係の仕事をされている日本人の方が、産学連携や技術移転の関係で見たプレゼンテーションで、強く感じたのは、本気度が伝わって来ないこと、と言われていて、企業の技術発明者や大学の先生方の技術プレゼンテーションが正直、面白くない事が多いそうです。

この技術を使えばどんな素晴らしいことが世の中に起きるのか、そうした技術の付加価値が全く伝わってこず、どちらかというと、その技術がどれだけ難しいか、ひいてはそれは発明するオレってすごいじゃん?という事を伝えたい為にプレゼンしてるのかな?という気すらするそうで、

プレゼンも、だから貴方は何がしたくて、聞き手に何をして欲しいのか、本気でこの技術を世の中で使われるようにしたい、という情熱や思いが伝わってこない。発明した本人にその程度の思い入れしかないとしたら、そんな技術を買って実施したい、あるいは、その技術に投資したい、という第三者がいるでしょうか、という御意見。

本人が「みっともないくらい」本気でやろうとしなければ、その覚悟を伝えられなければ、成功なぞ出来っこないし、引いては価値なぞ生み出せんよ、という事ですね。