http://online.wsj.com/articles/ackman-takes-stake-in-animal-health-company-zoetis-1415738359
Zoetis（ＺＴＳ）は、去年２月にファイザーが、調達金額２２億ドル（1株当たり２６ドル）のIPOでスピンオフしたアニマル医薬品部門でした。
安定した収益性の高さ、ジェネリック薬との競争も無縁、また、ペットだけでなく、食肉消費拡大の恩恵も受けている、将来性も高い事業である事は間違いないですよね。ＩＰＯの時価総額（１３０億ドル）はFacebook以来最大という人気ぶりでした。
コンソリが進む同業界で、現在の同社の時価総額は220億ドル。EV/EBITDAで22倍のマルチプルです。
スピンオフについては、ファイザーが新薬開発への経営資源集中を意図した再編の一環で、ノンコア事業としては、ネスレに乳幼児向け栄養食品部門売却なども行われており、この時も、バイエルやノバルティスが同事業買収に興味を持っていたそうですが、特に成長性収益性の高いビジネスなので、IPOの方が良いとの判断だったそうです。
成長性収益性の高い部門ほど、ドンドンスピンオフしてＩＰＯ、アメリカの企業はこうした判断がスピーディに出来る所が強いのです。