現代では「あきらめる」という言葉を前向きに捉えられない人が多いようです。
でも、それも仕方ない事だと思います。
なぜなら、僕たちの多くが幼い頃から「あきらめたらダメだ!」とか「途中でやめるのは悪い事だ」と言われて育てられてきたからです。
ある意味そうやって洗脳されてきているので、なかなかカンタンにその考え方は変えられませんね。
勘違いしないで欲しいのですが、「あきらめる」っていうのは「求めるな」って事じゃありません。
欲しいモノを素直に欲しいと認める気持ちは大切です。
自分が欲しいと思っているモノが余計なモノかどうかは、手にしてみないとわからない事があります。
そんな時はそれを一度手にしてみるといいですね。
最初から「足るを知る」を意識しすぎたりせずに、欲しいモノは欲しいと認めましょう。
でも「それを手にしないと幸せになれない」ってわけではありません。
何も手にしなくても幸せである事はできるのです。
「あきらめる」というのは執着を手放す事でもあり、執着しているものを手放せば身軽になります。
そして“今まで見えていなかった景色”が見えるようにもなるのです。
力みすぎた体は「あきらめないぞ!」と無理して頑張るのをやめて、肩の力を抜く事で心は軽くなります。
そう「幸せはあきらめから生まれる」のです。
幸せは欲望を満たしたからといって得られるものじゃありません。
本当の幸せは“今あるモノに気づく”事です。
だから執着しているモノを手放して、今ある幸せに目を向けてみよう。
そうする事で、心から幸せを感じられるはずだから。