僕がこうして毎日コラムを書いていると、「よく毎日書く事がありますね」なんて言われる時がある。
しかし実はこれまったく逆なのである。
毎日書いているから、書くネタが尽きるのではなく、毎日書いているからこそ、自然とまた書く事が生じるのだ。
だから書く事は尽きない。
これはたくさんの本を書いている人も同じで、ネタが多いからたくさん書けるのではなく、たくさん本を書いているからこそ、色々なネタを引きだす事ができるのだと思う。
つまり詰め込んだ知識というのは、引きだす必要がある。
なぜなら知識は引きだす事で初めて血となり、肉となるからだ。
インプットばかりでアウトプットしなければ、アウトプットの経路は出来上がらない。
脳に入った経験を取りだす経路がない人は、実際に学んだ知識を引きだす事が下手になるのだ。
だから知識は詰め込むだけではダメだ。
知識は詰め込んだ後に引きだしてこそ、初めて身に着く。
これは読書でも同じだ。
どれほどの読書家でも読んだら読みっぱなしでは、せっかくの知識が引きだせなくなる。
だから学んだらその日のうちに、ひとつでも学んだ事を実践してみよう。
読んだら読んで終わるのではなく、読んで学んだ事を自分の言葉で表現してみよう。
そうする事で詰め込んだ知識というのは、自分のモノとなり、結果へと繋がっていくのだから。
インプットだけじゃなくアウトプットする習慣も身につけよう。