人間は自分が幸福であるということを知らないから
不幸なのである。
【フョードル・ドストエフスキーの名言】
少し私の過去の話なんですが・・・
私は裕福な家庭で育ったわけではなく、
どちらかといえば、貧しいほうでした。
貧しさというのは、自分だけでは気付きにくいものです。
友達の家などに遊びに行くようになって、少しずつ
自分の家が他の家より貧しいのだと感じ始める。
貧しさとは誰かと比べることで生まれるのかもしれない。
父と母がお金のことで喧嘩しているのを見たり、
お金がないということで辛い経験を繰り返すと、
お金がないと不幸なんだという考え方になってしまった。
あの頃は、幸せはお金でしか買えないと思っていた。
お金にしか希望や幸せを見いだせなくなり、
心まで貧しくなっていた。
まさに自分で自分を不幸にしてしまう考え方でした。
お金をたくさん持っていれば幸せかといえば、
お金を持っていても不幸な人はいますし、
お金を持っていなくても幸せな人もいます。
こういう言い方をすると、もしかしたら
誤解を招いてしまうかもしれないので補足しておきます。
お金を持つことは悪いことではなく健全なことです。
そして、お金は生活をより豊かにするために必要なものです。
もっとお金を欲しいと思う欲求も自然なことだと思います。
つまり私が言いたいのは、
“幸せ”か“不幸”かを決めているのは、
お金をたくさん持っている持っていないではなくて、
その人の“考え方”が決めているということです。
そして“考え方”とは先天的に決まっているものではない。
だから、これから変えることも出来る。
私の考え方も昔とは随分と変わりました。
そして、毎日の暮らしの中で、
たくさんの幸せに気づけるようになった。
そう、
幸せとは気づくもの。
そして感じるもの。
あなただけの幸せがあなたの中にある。
あなたにも気づいて欲しい。
その幸せは、
あなたに気づいてもらうのを待っているのかもしれない。
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