備忘録 1  彼と初めて会った日



2008.10.10 10:00a.m

待ち合わせ場所  ○○○ガーデンプレイス 



待ち合わせ場所を決めたのは私。

彼がどんな人かも、どこに行きたいかも分らなかった。

天気に左右されず、食事もショッピングも美術館もあるし、

初デート場所として無難だと思った。


子供を幼稚園に送った後、電車に乗る。

渋谷まで出て、山手線に乗り換え。

約束の時間に遅れそうだった。

でも、恵比寿駅の歩く歩道には敢えて乗らず、

早足で待ち合わせ場所へ急いだ。


足はどんどん進んでいくのに、

心は逆だった。

これから自分がしようとしていることが、怖かった。

正しいのか?正しくないのか?

もちろん正しくない。

けれど、心の奥底で求めている何かが、私を後押しした。


途中、足が止まる。

一瞬。

また歩く。



待ち合わせ場所の、デパートの入り口付近。

彼はいない。

左を見る。いない。

右を見る。

ベンチに座っている男性。

顔は見えなかった。

直感で、彼だと思った。


無意識に引き返していた。

いったん、気持ちを落ちつけたかった。

少し離れた場所の、ガーデンプレイス内の案内板を見るふりをした。


深呼吸。

最後の問いかけ。自問自答。

「yukie ほんとうに行くの?」

「YES!」


既にたくさんのメールを交わし、

既に彼に恋しかけていた。



振り返り 歩き出す・・・



彼は、

まっすぐに立って

私を迎えてくれた。

ベンチの男性が彼だったのだろう。

引き返した私に気がついたはずだ。


私が足を向けている方向

まっすぐの先に

彼が立っていた。



あと数メートル

私は自然とほほ笑んでいた。


やっと逢えたね。

そんな感じ。


どこまでで止まろう・・・

友人よりは近く でも 恋人としては遠く

近すぎず、でもちょっとだけときめきを感じられる近さで立ち止まった。


彼は言った。

「僕で大丈夫?」


ほんのちょっとだけ語尾が延びている。

大好きな声だった。








19時間45分の恋人-初デート





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