ゆきわり日記 司法書士・成田澄夫の事件簿

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1-1 北アルプス三座縦走の計画づくり 

 

以前から、百名山完登を目指し、日本全国の百名山を旅して来ました。

 

「北アルプス」といえば、槍ヶ岳、穂高岳、白馬岳などが有名ですね。

でも、「北アルプスの日本百名山」となると、15座もあるんですよ。

 

私の百名山踏破も「残りわずか」となり、

北アルプス三座(黒部五郎岳、鷲羽岳、水晶岳)の登頂予定が近づいて来ました。

登山ルートを確認する為、ネット検索やツアー検索をしてみても、同時に三座を登頂する計画が見当たりません。

殆どは、①黒部五郎岳 ②鷲羽岳、水晶岳 の別登頂計画です。

 

そこで、北アルプス三座縦走を目指して、次の計画(4泊5日)を立てました。

そして、結果的に天気にも恵まれ、この計画は一生の思い出になりました。

 

9/16  ホテル穂高→鏡平山荘→双六小屋     :双六小屋(泊)

9/17  双六小屋→黒部五郎小屋→黒部五郎岳   :黒部五郎小屋(泊)    

9/18  黒部五郎小屋→鷲羽岳→ワリモ岳→水晶岳   :水晶小屋(泊)

9/19  水晶小屋→野口五郎小屋→烏帽子小屋→高瀬ダム 


 

 

双六小屋

 

 

黒部五郎小屋

 

水晶小屋

 

 

特に、4日目の水晶岳→高瀬ダムのルートは(「双六岳→鷲羽岳→水晶岳」を含め)、

登山者の間では、俗に「裏銀座縦走ルート」とも呼ばれ、

標高が高い登山道(2,600~2,800m)を比較的横方向に進む登山道の為、樹木は少なく、景色も良いのです。

また、鳥帽子小屋~高瀬ダムは「日本三大急登」の一つである「ブナ立尾根」を下山します。

ブナ立(たて)尾根は、時々NHKの登山番組にも登場し、私も何回か見ていました。

    

 

 

1-2 新穂高温泉⇒鏡平山荘⇒双六小屋のルート

 

下記の「日本百名山一覧」コースマップをご覧ください。

中央下欄の「新穂高温泉」から、上方面に赤文字と赤線が引かれています。

初日は「新穂高温泉」を出発し、右上の「双六小屋」まで登って宿泊します。

 

 

「日本百名山一覧」のコースマップ

 

 

1-3 「鏡平山荘」へ向かう

 

6:40 新穂高温泉を出発

 

新穂高温泉ロープウェー駅の前を通過し、左側の川に向かいます。

今日は、曇りの予報ですが、雨さえ降らなければ良しとすべきです。

 

 

新穂高温泉ロープウェー駅

 

 

ロープウェーの左側は川になっていて、そこに細い橋が有ります。

橋は、頑丈な造りなので問題ありません。橋を渡りましょう。

 

ロープウェー左側の橋(標高1,100m)

 

「ワサビ平小屋 登山道」方面に向かって進みます。

自動車運転が規制されていますので、歩いて行きます。

 

 

 

ワサビ平小屋の先にある槍ヶ岳との分岐点までは、ほぼ平らな登山道が続きます。

雨さえ降らなければ気持ちの良い登山道が続きます。

 

ここから登山開始

 

橋の向う側から「左俣林道」の開始です。

 

橋の向うは「左俣林道」

 

橋の下には大岩がゴロゴロ

 

 

7:50 「笠新道」との分岐に到着

 

「笠新道」との分岐

 

笠ヶ岳から下山してきた登山者と合流します。

ここから笠ヶ岳に登る人もいますが、私は、鏡平山荘経由で登頂し、笠新道を下山しました。

思い出の場所です。

ここで、水が補給できます。

 

美味しい水が飲めます

 

 

8:30 「ワサビ平小屋」に到着

 

ここでは大勢の登山客が休んでいます。

以前、笠ヶ岳登山に来たときは、「鏡平山荘」泊でしたので、ここでお昼をゆっくり食べました。

でも、今回は「双六小屋」泊。先が長いので、そうもいきません。

 

ワサビ平小屋(標高1,450m)

 

美味しそうなフルーツが並んでいますね。

 

ワサビ平小屋のフルーツ

 

8:40 ワサビ平小屋を出発

 

少し歩くと、橋との三叉路に着きます。

右の橋を渡ると、「奥丸山」から「槍ヶ岳」方面への登山道となります。

 

橋との三叉路

 

 

 

 

三叉路を左に向かい、鏡平山荘・双六小屋方面へ向かいます。

 

 

いきなり岩だらけの道になり、「落石注意」の看板が見えてきます。

 

岩がゴロゴロ

 

 

 

 

少し歩くと川が現れるので、木橋を渡ります。

 

 

 

9:00 「小池新道」の登山開始

 

新穂高温泉から2時間半続いた、平坦な林道等ともお別れです。

いよいよ、ここから普通の登山道(小池新道)になります。

 

通常の登山道(「小池新道」)の開始

 

「下涸れ沢」の表示

 

 

 

中岩の続く登山道。左右の木々の中を進みます。

景色は殆ど見えません。

 

「秩父沢」の表示

 

秩父沢では、何人かの登山者が休憩しています。

今日は天気が良いので、ノ~ンビリと休めます。少し休憩しましょうか。

 

「秩父沢」の休憩場所

 

「下涸れ沢」の表示

 

左右の樹木の中をひたすら歩きます。

 

 

 

12:00 「シシウドヶ原」に到着

 

しばらく続いた、少しきつい岩道も、ようやく終了。

ここからは、登山道は右側にずれて行き、鏡平に向かって行きます。

 

 

小池新道に入ってからは、登山道から外の景色はほとんど見えませんでした。

でも、ここに来てホッとするような見事な景観です。

ここで又、しばらく休むとしましょうか。

 

「シシウドヶ原」・・・標高2,180m

 

 

12:30 「シシウドヶ原」を出発。「鏡平山荘」へ向かう。

 

「シシウドヶ原」を右に折れて、鏡平山荘に向かいます。

最初は、狭い山道が続きます。

 

狭い山道

 

小さな沼地の様な場所に着きました。

「クマの踊り場」という標識が有ります。

クマが現れる前に歩きましょう。

 

「クマの踊り場」

 

「鏡平まで500m」の表示

 

ようやく山頂らしき場所が近づいて来ました。

もうすぐでしょう。

 

「あと5分」の表示

 

さあ、「鏡平」に到着です。

 

 

「笠ヶ岳」登山の時の情景がよみがえってきました。

 

 

 

 

13:40 「鏡平山荘」に到着です。 

 

 

「鏡平山荘」

 

2年前の8月、笠ヶ岳(日本百名山)登山のときにこの山荘に宿泊した懐かしい場所です。料理も美味しく、ホッとした夜が過ごせました。

折角、鏡平山荘に着いたのですから、ゆっくりしたい所ですが、

ここから、双六小屋への登りが待っています。

 

 

 

1-4 「双六小屋」へ向かう

 

13:50  「鏡平山荘」を出発

 

 

「鏡平山荘」に心を引かれながら・・・。

 

「弓折岳」手前の分岐点へ向かって登ります。

 

 

秋の紅葉が始まっています。

登山道をひたすら登って来て、きれいな紅葉を見るとホッとします。

 

秋の紅葉

 

登山道の途中で、「鏡平山荘」が見えて来ました。この山荘を眺めることはもう無いかもしれません。「さようなら・・・。」ショボーン

 

「鏡平山荘」の赤い屋根

 

登るにつれて、次第に尾根が見えて来ました。

 

 

 

 

15:00 弓折岳分岐に到着

 

分岐点には、ガスが掛かっています。登山者は誰もいません。

 

「弓折岳分岐」の標識(標高2,500m)

 

 

左へ行くと「笠ヶ岳」。右へ行くと「双六小屋」です。

2年前に来たときは、「笠ヶ岳」へ直登した場所です。

 

その時は天気も良く、双六小屋方面からの登山者が大勢、楽しそうに休んでいました。

今回は、誰もいません。私の方は、写真を撮って、速やかに出発です。

 

 

 

登る途中で下を振り向くと、懐かしい「分岐点」がいました。

「またお出で!」とでも、言っているようでした。

 

「弓折岳分岐」の休憩所

 

標高2,600m付近の登山道を歩きます。

 

「双六へ2.0k」の表示

 

 

しばらく歩いて行くと、「花見平」の表示が。

春・夏ならば奇麗な花々が咲いているのでしょう。

 

 

 

今は9月下旬。花は咲いていません。秋の枯れ草も、❝来年の春を待つ❞ 風情ですね。

 

 

 

2,600mの高山で、思っても見なかった池を発見して写真。

 

 

 

花はもう無いですが、赤・白の❝木の実❞を発見。ナナカマドは、キレイですね。

 

ナナカマドの実

 

シラタマノキ

 

高原の尾根歩きも、終盤です。

双六小屋に向かって、下山に移ります。

 

「尾根歩き」も終盤

 

 

尾根道の下りです。細い登山道を慎重に下ります。

 

 

 

遥か向うにテント場の様なものが見えて来ました。

「双六小屋」が近づいてきたようです。

 

 

 

16:30 「双六小屋」に到着

 

テント場と小屋

 

 

 

 

16:30 「双六小屋」に到着

 

遅くなりましたが、双六小屋に到着です。

とにかくビールを飲んで、夕食としましょうか。生ビール

明日のことは、その後で考えることにしましょう。照れ

 

 

初めての双六小屋。テント場は結構混んでいます。

 

夕方のテント場

 

 

 

 

 

次回は、「黒部五郎岳」に登頂し、黒部五郎小屋に泊まります。

 

北アルプス三座(黒部五郎、鷲羽、水晶)縦走の旅(その2)へ続く

 

 

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3-1 悪沢岳から荒川小屋へ下る

 

 11:20 悪沢岳を出発する

 

山頂で写真撮影の後、悪沢岳を下り、荒川中岳避難小屋へ向かいます。

 

悪沢岳山頂を少し下ると、大きな山の左側を巻く道が見えて来ます。

巻道を歩いて、前に「中岳」を見ながら、中間地点の「コル」へ向かって下って行きます。

 

下山途中、山の左側への巻道を歩く

 

向うに見えるのが「中岳」です。

天気が良いので、登山道が良く見えます。晴れ

しばらく下ってから、登り返しになります。

 

 

向うに「中岳」が見える。

 

 

悪沢岳・赤石岳の登山ルート

 

 

12:00 悪沢岳と中岳の間の「コル」に到着

 

これから、「中岳」への登りに入ります。

 

「中岳」への登り返し

 

しばらく上ると、荒川中岳避難小屋が見えて来ます。

 

荒川中岳の避難小屋が見えて来る。

 

 

 

 

 12:45 荒川中岳避難小屋に到着です。

 

「避難小屋」と言っても、小屋に管理人さんが居て、中でお茶・コーヒー等が飲めるようです。コーヒー

 

 

ただ、今日は天気も良いので、小屋の外で、持参した昼食を食べることにしました。おにぎりピザ

昼食の後は、すぐ先に見える「中岳」へ出発です。

 

 

 

 13:20 「荒川中岳」山頂に到着

 

中岳山頂に到着しました。正式には「荒川中岳」のようですが、このブログでは「中岳」と略称させて頂きます。

 

荒川中岳(標高3,083.7m)山頂

 

中岳の向うに、明日登頂する「赤石岳」が見えます。

 

荒川中岳の向うに「赤石岳」が・・・。

 

中岳の山頂を少し下り、荒沢小屋との間のT字路に向かいます。

 

 

 13:30 「中岳」と「前岳」の中間地点に到着

 

 

 

中岳山頂を少し下ると、「前岳」との中間地点にある道標が見えて来ます。

 

荒川小屋と赤石岳方面への道標

 

道標の左側を下ると、今日泊まる荒川小屋が有ります。

 

「⇐悪沢岳・千枚小屋」「荒川小屋・赤石岳⇒」

 

道標からT字路の左側に下り、荒川小屋へ向かいます。

 

「赤石岳」に向かって下る。

 

しばらく下ると、環境省の「防鹿柵」が有ります。

柵を開けて中に入り、柵を閉めます。

 

環境省の「防鹿柵」

 

「防鹿柵」の説明書

 

しばらく下ると、赤石岳、荒川小屋方面への道標が有ります。

さあ、もう少しで「荒川小屋」です。

 

「赤石岳」、「荒川小屋」方面への道標

 

少し下ると赤い屋根が見えて来ました。「荒川小屋」です。

 

「荒川小屋」の赤い屋根

 

 14:50 荒川小屋に到着

 

さあ、「荒川小屋」に到着です。カラフルで素敵な色彩の小屋です。

まだ、夕食の時間には間が有ります。

部屋の中に荷物を運んでから、ゆっくりとビールでも飲むとしますか。生ビール

 

 

 

3-2 「赤石岳」山頂へ登る

 

荒川小屋の玄関には、椅子・テーブルが幾つか置いてあります。

天気が良いので、沢山の宿泊者が富士山の写真を撮ろうと待ち構えています。

さあ、朝焼けです。シャッターが切られます。

 

朝焼けの「富士山」

 

 

朝、5:08に撮影

 

 7:10 「赤石岳」に向けて出発

 

朝食を済ませてから、「赤石岳」に向けて出発です。

 

「荒川小屋」

 

「荒川小屋」にある道標

 

荒川小屋から少し登り、後ろを振り返ると「悪沢岳」と「荒川小屋」のコントラストが素敵です。

 

悪沢岳荒川小屋のコントラスト

 

登山道をしばらく上ると、「小赤石岳」を左に見ながら、前方に「大聖寺平」の平坦な姿が見えて来ます。

 

右に大聖寺平、左上に小赤石岳肩

 

 7:55 大聖寺平(2,699m)に到着

 

 

「大聖寺平」の道標

 

 

 8:10 「小赤石岳」へ向けて出発

 

登山道を登るにつれて、今まで見えていなかった「小赤石岳」が、

「小赤石岳肩」の向う側に見えて来ます。

 

 

 

「小赤石岳」に向かって登る途中で、「大聖寺平」方面を覗きながら一休み。

 

「大聖寺平」方面のスナップ

 

 9:50 「小赤石岳の肩」に到着

 

小赤石岳の肩(標高3,033m)に到着です。

 

 

 

山頂の岩の向うに「小赤石岳」。その向こうに「赤石岳」が、顔を覗かせています。

「赤石岳」への道は、やはり長いですね。

 

「小赤石岳の肩」の向うに「小赤石岳」「赤石岳」が。

 

 

「小赤石岳の肩」を下り、「小赤石岳」に向かって、登山道を歩きます。

 

 

 

 10:20 小赤石岳山頂に到着

 

小赤石岳(標高3,081m)に到着です。

 

「小赤石岳」の山頂

 

荒川小屋から「赤石岳」だと思って、ず~っと眺めていたのが「小赤石岳の肩」で、

遂に肩の向うの「小赤石岳」山頂に着き、

そして、これからが本番の「赤石岳」登山なのです。

 

さすが、「南アルプスの盟主『赤石岳』」です。格が違います。

 

遂に現れた「赤石岳」

 

さあ、いよいよ「盟主『赤石岳』」の山頂に向かって出発です。

天気も良いし、ゆっくり行きましょう。

 

「赤石岳」の雄姿

 

 

 11:00 「赤石岳(標高3,120.5m)」山頂に到着です。

 

長い道のりでしたが、遂に到着しました。

すぐ下に「赤石避難小屋」が見えます。

出発前に、登山地図でづ~~っと眺めていた「赤石避難小屋」の現物が、

すぐそこに見えているのが、何か不思議です。

 


「赤石岳」山頂の道標

 

 12:20 「赤石小屋」に向けて出発

 

写真をタップリ撮って、昼食を十分食べました。

なにやら、勿体なくて下山が出来ません・・・。ショボーン

でも、「赤石小屋」に向かって出発しましょう! (ウン)

 

 

 

「赤石岳」山頂を後にする

 

 

「赤石小屋」へのルートは、小赤石岳⇔赤石岳の登山道の途中にあります。

 

「小赤石岳⇔赤石岳」登山道のT字路にある

 

 

T字路を右に折れると、一気に「急坂」が待っています。

岩だらけの急坂が続くので、滑らないように注意する必要が有ります。

 

「急坂」が続く登山道

 

下って来た山道を見上げると、岩だらけです。

 

 

 

下を見ると、急坂の登山道がず~っと下まで続いていることが分かります。

 

急坂の登山道が続くのが見える

 

 13:20 下山中に山頂方面を眺める。

 

下山途中に「赤石岳」方面を眺める

 

 

 

3-3 「赤石岳」から「富士見平」の間の花々

 

 

 

イタドリ

 

イブキジャコウソウ

 

ヤマハハコ

 

ハナウド

 

イブキトラノオ

 

 

3-4 「赤石小屋」に到着

 

「富士見平」までの間は、登山道が狭く、途中で木製等の梯子が幾つかあります。

 

 

 

狭い登山道が続く

 

 

 

 

 15:10 「富士見平」に到着

 

富士見平に到着です。

「富士見平」

 

 

 

富士見平から少し下って、「赤石小屋」が見えて来ました。

 

小さな赤い色の「赤石小屋」が・・。

 

 

 15:50 「赤石小屋」に到着

 

「赤石小屋」に到着しました。今日はゆっくり休みます。照れ生ビール

明日は椹島まで登山道を下り、椹島ロッジのバスに乗り、畑薙第一ダムまで行きます。

 

4泊5日の長旅でしたか、安全な登山で終わりたいと思います。

 

「赤石小屋」

 

 

 

 

 

3-5 「悪沢岳~荒沢小屋」までの花々

 

 

イワギキョウ

 

 

タムラソウ

 

 

 

タカネシオガマ

 

 

アキノキリンソウ

 

 

タカネツメクサ

 


ウサギグサ

 

 

 

 

●南アルプスの盟主「赤石岳」と「悪沢岳」・・

 

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2-1 千枚岳に登る

 

7:00 「千枚小屋」を出発する

 

昨日と打って変わって、晴天の朝です。

朝食を頂き、準備OK。今日は、「荒沢岳」に登頂し、その後下山して、荒川小屋に宿泊です。

さあ、出発しましょう。

 

朝の千枚小屋

 

 

 

「荒川中岳」方面・・・の表札があります。

歩きやすい登山道です。

 

 

少し歩くと、下の方に「千枚小屋」の赤い建物が見えて来ます。

千枚小屋とはお別れです。


千枚小屋の赤い屋根

 

「千枚小屋」⇔「千枚岳」の標札が有ります。

 

 

赤石岳、聖岳など南アルプスの山々が見えます。

 

 

 

そして、すぐそこに「丸山」「悪沢岳(荒川東岳)」の雄姿が見えます。

 

「丸山」「悪沢岳」の雄姿

 

さあ、千枚岳に向かって、登って行きましょう。

 

 

8:10 千枚岳に到着

 

さあ、着きましたよ。「千枚岳」2,880mです。

向うに、「丸山」「悪沢岳」が見えます。

 

 

2-2 「丸山」に登る

 

 

 

千枚岳から先は、少々上り下りが有ります。

 

 

8:40 岩が割れた場所に到着

 

 

 

 

岩が割れている為、一旦下ってから、登ります。

立派な梯子が有るので、ゆっくりと下りましょう。

 

 

梯子の下に岩場が有ります。

 

 

梯子の下にも、キレイな花が咲いています。

ホッと、一息です。

 

 

 

 

その後、下りと登りが続きます。

 

 

 

そして、再び「丸山」「悪沢岳」が見えて来ます。

 

 

 

9:50 「丸山」に到着です。

 

 

 

 

2-3 「悪沢岳」に登る

 

「丸山」から先に登って行きます。

 

 

 

丸山から先、悪沢岳へは、大きな岩場が連続します。

 

 

 

 

 

 

 

 

登山道が不明で、大きな岩場を登って行くことがしばしばあります。

そんな時は、向うの岩に書いてある、赤や黄色の目印(マーカー)を見ながら登って行きます。

 

 

 

天気が良いはずなのに、風が強くて、しばしばガスが掛かります。

 

 

 

 

岩に付いた、黄色いマーカーを見やすに、大きな岩場を登って行きます。

正式には「荒川岳」なのかも知れませんが、

こんな、大きな岩場が連続する山に「悪沢岳」という名がついても、わかる気がします。

 

 

 

そして、遂に、悪沢岳の道標が見えて来ました。

 

 

 

11:00 「悪沢岳」に到着です。

 

 

 

山頂の登山者の方にお願いして、写真を撮って頂きました。

 

 

 

 

2-4  「千枚岳」から「丸山」までの草花

 

千枚岳から丸山までの間には、沢山の草花が咲いていました。

(反面、「悪沢岳」方面は、大きな岩場が多く、花は余り見られなかったです。)

 

マツムシソウ

 

タカネビランジ

 

タカネビランジ

 

チシマギキョウ

 

タカネビランジ

 

 

ナデシコ

 

タイツリオウギ

 

タカネコウシンカ(下の黄色い花)

 

 

タカネツメクサ

 

 

 

 

次回は、盟主「赤石岳」に登頂します。天気は良いのですが、下りは急登で・・。

 

●南アルプスの盟主「赤石岳」と「悪沢岳」(その3・完結編)へ続く

 

 

 

 

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1-1 百名山を「一度に2度」味わう方法

 

南アルプス「悪沢岳」山頂

 

日本百名山を登るには、北は北海道「利尻山」から南は鹿児島県「宮之浦岳」まで、

沖縄県を除き、(ほぼ)日本全国を回らなければなりません。

 

しかし、その中でも、いくつかの百名山を一気に踏破できる、オイシイ場所があるのです。

 

次をご覧ください。

 

(一気に複数の百名山を味わる場所)

●瑞牆山(みずがきやま)と金峰山(きんぷさん)

●妙高山と火打山

 

妙高山と火打山

 

●黒部五郎岳、鷲羽岳(わしばたけ)と水晶岳

 (これについては、次の回でご説明)

●甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳

●北岳と間ノ岳

 

北岳と間ノ岳

 

●悪沢岳と赤石岳

 

そして、今回、美味しく「ごちそう様」をしようと計画したのが、

「悪沢岳と赤石岳」・・・なのです。

 

 

 

 

1-2 お盆の山小屋は大混雑

 

「悪沢岳と赤石岳」は、昨年(令和4年)の9月に計画していましたが、台風の影響で頓挫しました。

今年こそは!!

 

この2座は、(テント泊の人は別として)

椹島(さわらじま)ロッジ⇒千枚小屋⇒荒川小屋⇒赤石小屋 を宿泊し、

最後に椹島ロッジ⇒畑薙(はたなぎ)第一ダム⇒同・駐車場

という経路で登山するのが一般的です。

 

椹島ロッジの入口

 

自宅からマーカー利用(又はJR静岡駅から静鉄「南アルプス登山線」を利用)で登山する際は、

必ず、「(株)特殊東海フォレスト」に電話・メールで依頼することになります。

 

私は、5月に連絡したところ、8月のお盆の山小屋は満員御礼。

お盆の前の週に予約したところ、「千枚小屋」「荒川小屋」は確保できたものの、「赤石小屋」は、満員でした。

 

コロナ禍のときは、登山客がまばら。多くの山小屋が閉鎖状態。

しかし、コロナ明けのR5は山小屋の予約が満室状態。

 

荒川小屋→赤石岳→椹島に下山する場合、平均タイムで9時間半。

休憩・食事等を考えると、11時間位になります。

 

「赤石岳」と「悪沢岳(荒川岳)」

 

 

椹島の職員に聞くと「予約日の一週間くらい前にキャンセルが出る可能性がある」というので、

10日前に確認したところ、運よくキャンセルが出ていて、「赤石小屋」の予約が出来した。

 

ラッキー!!ラブ

 

そして、当日がやって来ました。

 

 

 

1-3 静岡駅バス停から、畑薙第一ダム⇒椹島ロッジへ

 

予約していた、静岡駅前の静鉄バスの乗場に到着。

 

静岡駅前のバス停付近

 

南アルプス登山バスは10:00出発です。

 

「静岡駅⇔畑薙第1ダム」の往復時間

 

バスは、途中2か所で休憩。

井川ダムを経て、13:30に畑薙第一ダムに到着します。

 

 

畑薙第一ダム手前の駐車場には、「静岡県山岳遭難防止対策協議会」静岡支部の担当の方(聞いたところ、地元・山岳クラブのクラブ員の方でした。)が、登山者の多い時期に常駐されていて、提出される登山計画書等を受領されていました。

 

 

「山岳遭難防止対策協議会」

 

畑薙第一ダムの手前には広い駐車場があり、マイカーの人はここで駐車。

お盆の前の週の火曜日は、ガラガラ状態です。

 

畑薙夏期臨時駐車場

 

 

(株)特殊東海フォレストにバス予約をした人は、フォレストのバスに乗車し、椹島ロッジから登山道に入ることになります。

 

 

※フォレストのバス(椹島ロッジ⇔畑薙ダム・駐車場)について

 フォレストが所有する宿泊施設は、椹島ロッジ、千枚小屋、荒川小屋、赤石小屋、赤石避難小屋等が有ります。

 これらに宿泊(1泊以上)した人は送迎バスに乗車できます。

 問題は、日帰り登山の人、完全テント泊の人です。

 

フォレストの送迎バスにて「椹島ロッジ」へ

 

 私は、悪沢岳・赤石岳から下山後、椹島ロッジ→畑薙ダムへの送迎バスの中で、

 沢山の登山者がダム方面に向かって歩いている姿を拝見しました。

 中には3~4名のグループが、バスに向かって手を振り、乗車を求めている姿を拝見しました。

 

 椹島ロッジからダムまでは徒歩4時間程かかります。

 要注意です。えー

 

 

 

1-4 椹島から千枚小屋へ

 

6:40 椹島ロッジを出発

千枚小屋まで、平均タイムで7時間ほどの行程です。

ゆっくりと行くことにしましょう。

 

   滝見橋

 

 滝見橋を過ぎて、吊り橋を渡ります。

 

吊り橋

 

 

 

残念ながら今日は雨降りです。

 

千枚小屋までは、岩頭見晴(吊橋から1時間程の所)と見晴台(同3時間半程の所)以外は、展望ポイントは無いと言われます。

私の場合は、当日は雨降りで、時々雷が鳴る残念な一日。

雲の下を歩き、時々ガスも掛かる為、遠くの景色は望むべくもありません。

 

吊り橋の先にある木製の梯子

 

こんな日は、静かに歩くだけです。

滝見橋から駒鳥池までの間には、所々、登山道⇒林道⇒登山道となり、何カ所か林道を横切る箇所が有ります。

明治の後期以降に木材を運搬していたらしく、そのときの運搬用道路が残されているようです。

 

 

 

9:20 金属梯子の場所 

 

林道を横切るとき、登山道用に金属梯子が有る箇所が有ります。

 

 

途中で何人かの登山者と会いました。彼らも黙々と歩いていました。

 

10:00 登山道の標柱

 

 

 

12:40 平らな場所。特に表示もされていない。

 

 

 

14:40 駒鳥池に到着。

 

 

池までは歩いて行けるのでしょうか?林道は、駒鳥池までは続いているようです。

登山道は、池の上を通過するだけです。

 

 

 

 

「駒鳥池」の登山道には、ベンチが有りました。でも、雨水がビチョビチョで、座れません。(残念!)しょぼん

 

駒鳥池付近のベンチ

 

 

15:15 「お疲れさま。小屋まであと15分。ガンバ」の看板

 

 

 

15:30 千枚小屋に到着

 

キク科の植物(マルバダケブキ)が咲いていた。

 

 

 

いつもそうですが、長い時間 登山道を歩いた後で山小屋の姿を見ると、「ホッとして、嬉しさが込み上げてきます。」

特に、今日は、ず~っと雨降りだったので、早く山小屋に入りたい気分で一杯です。

 

 

 

一日目の山小屋「千枚小屋」に到着です。

先ずは、ビール🍺でしょうね。そして、楽しい夕食🍴といきましょう。爆  笑

 

 

 

 

次回は、「悪沢岳」山頂に登頂します。初日と違って晴天ですが、風が強くて・・・。

 

●南アルプスの盟主「赤石岳」と「悪沢岳」(その2)へ続く

 

  

 

 

 

 

 

 

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3-1 「長官山」周辺の花々について

 

利尻岳の7合目付近から、花が沢山目立つようになって来ました。

登山で必死な時は、花の写真を撮る気分になれないのですが、

でも、

キレイな花は、家に帰ってからも「ああ、この花が咲いていたな~。」と思い出に耽るものです。

 

そこで、登山中に撮った写真をブログに載せます。

 

 

ウコンウツギ

 

この花は、7合目付近から上に、たくさん咲いていました。

珍しくて、かっこよくて、キレイな花です。

 

ウコンウツギ

 

 

ホソバイワベンケイ

この花は、こんな感じで、群生して咲いています。一つの家族のようですね。

 

 

蝦夷ハクサンイチゲ

「ハクサンイチゲ」は、本州中部から北の山岳地帯でよく見かけます。

「蝦夷ハクサンイチゲ」は、北海道に分布している種類だそうです。

 

 

ハクサンチドリ

(石川県)白山地方で、咲いている姿が千鳥が飛ぶように見えることから名付けされたとのこと。

本州の中部地方以北の高山地帯でよく見かけられます。

 

 

エゾノシシウド

大型で、白く目立つ花です。青森県以北~北海道に分布しているそうです。

 

 

チシマフウロ

本州に咲くものを「ハクサンフウロ」と呼び、
北海道~東北地方に咲くものを「チシマフウロ」と呼ぶそうです。

 

 

チシマアズマギク

 

上は、利尻岳山頂に咲いていた、チシマアズマギクです。

下は、下山途中、9合目付近で見つけたものです。

 

 

 

 

3-2  「長官山」から山頂へ登る

 

 

9:40 「長官山」に到着する

 

「長官山」に到着し、ようやく、利尻岳の山頂が見えて来ました。

 

「8合目 長官山」の標識

 

ところで、

利尻岳の登山の翌日、鴛泊(おしどまり)港カーフェリーで礼文島への船に乗った時、

巨大な利尻岳の姿が目に映ります。

そして、利尻岳山頂殿様)の右側に、家老のように従えて見える姿が「長官山」なんです。

 

 

(鴛泊港から見た利尻岳)

 

上の写真の、利尻岳(殿様)の右側に、「長官山」(家老)が見えますね。ここが、8合目です。

 

 

長官山から見た利尻の海と礼文島

 

 

9:50 「長官山」を出発

 

いよいよ、利尻岳山頂に向かって出発です。

 

 

 

20分位歩くと避難小屋に着きます。もちろん無人小屋です。

 

10:10 避難小屋到着

 

避難小屋

 

避難小屋を過ぎて、山頂が一層近くに見えて来ます。

 

 

しばらく歩くと、木造の階段があります。

これを登ります。

 

 

 

10:50 「9合目」到着

 

さあ、「9合目」に着きましたよ。数人の登山者が休んでいます。

 

 

山頂まであと少しです。

 

9合目

 

ところで、ホテルで「利尻山登山計画書控え」を貰いました。

そこには、

「朝5時に出発して、11時から正午までに頂上に到着する見込みがない場合は、

無理をせず、途中で下山してください。」

と書いてあります。

 

さ~て、急ぐことにしましょうか。

 

 

 

11:40 沓形分岐点に到着

 

登山計画を練っていたとき、「沓形登山口」からここに歩くルートも何回か考えました。

結局は、滑落、落石の危険を考えて、今回の「鴛泊コース」にしたのです。

ここに来て、「沓形コース」で登って来た数人の男女と会いました。

きっと、慣れているのでしょう。

 

沓形登山コース

 

木造の階段を登って行きます。

 

 

大きな岩が二つに分かれている場所に着きます。

この岩場を過ぎると、いきなり山頂が姿を現します。

 

「大岩が二つに分かれた場所」が見えます。

 

さあ、突然、山頂が現れましたよ。

 

大きな”二ツ岩”を過ぎると、山頂が出現!!

 

 

 

12:00 利尻岳(北峰1,719m)に登頂

 

NHK番組「グレートトラバース」田中陽希が、

百名山~三百名山の最後の登頂(完登)を果たすのが、この利尻山頂なんです。

私は、グレートトラバースをいつも見ていました。

だから、この利尻山頂神社の祠を何回となく見て来ました。

 

利尻岳山頂神社の祠

 

 

そして遂に、今、その山頂神社の祠をその目で眺めながら、不思議な感動を覚えるのです。

 

 

 

 

 

利尻岳南峰(1,721m)

 

 

 

最果ての百名山「利尻岳」に挑む!(完)

 

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2-1 登山口から「甘露泉」へ歩く

 

5:00 「登山口」に着く

 

利尻島には、「利尻富士町」「利尻町」の二つの町が有ります。

 

登山をする人は、

「鴛泊(おしどまり)コース」の方は利尻富士町の、

「沓形(くつがた)コース」の方は利尻町の宿泊施設を利用されることになると思います。

 

利尻島の地図

 

私は、鴛泊港近くのホテルで泊まり、小型のバスで北麓野営場に向かいました。

 

バスは10分ほどで登山口に着き、バスから降りて出発しようとしました。

ところが、どうも、計画作成の時にHPやSNSで見た野営場の風景が違います。

あるはずの「広い駐車場やハウス(野営場の管理棟)」が見当たりません。

 

バスが止まった駐車場


バスに同行した、他の宿泊者達も感じたらしく、バスの運転手と話をしています。

しかし、結局、彼らは登山に出発しました。

 

出発した、他の宿泊者たち

 

私も、

もう少し歩けば、例の(見慣れた)駐車場や管理棟が見えて来るのだろうと考えながら、歩き出しました。

 

 

※下山後に、北麓野営場に着いた時、私たちの登山口が、間違った場所だったこと気づくます。

同乗の宿泊者の人達は、下山後、ホテルに文句を言い、ホテルは平身低頭だったそうです。

 

 

5:10 「登山口」を出発する

 

 

「旧登山道コース入口」の看板

 

登り始めると、直ぐに、「旧登山道コース入口」の看板が有ります。

 

 

 

上記の登山地図を見ると、北の方に「北麓野営場」、その上に「旧登山道ハイキングコース」の文字が見えます。

私が歩いた「ハイキングコース」は、比較的平坦な山道でした。

 

 

6:00 「甘露泉」に到着する

 

昨日、鴛泊港の近くの「姫沼」で、ガイドの方から

「甘露泉で、冷たくて・美味しい水が汲めるので、登山のペットボトルに水を汲んで行くと良い。」

 

と言われていた為、ペットボトルを空にして、2Lの水を汲んだのです。

でも、本当においしい水でした。

水を汲んだ後、少し朝食をとってから、出発です。

 

 

「甘露泉水」の看板

 

 

水がチョロチョロ出ています。

 

 

 

2-2 甘露泉から「第一見晴台」へ登る

 

6:20 「甘露泉」を出発する

 

甘露泉を後に、「第一見晴台(6合目)」に向かいます。

 

 

 

最初は、平坦な道が続きます。

 

平坦な登山道が続く

 

次に、「乙女橋」を渡ります。

そういえば、昨日、観光した「姫沼」も、すてきな名前でした。

何やら、地域に残る「言い伝え」などが有りそうです。まあ、取りあえず山頂登山が先決です。

地域の伝承は、後で調べるとしましょうか。

 

 

7:00 4合目に到着

 

「4合目」の標識があります。

木の椅子が用意されているので、ちょっと一休み。

 

「4合目」の標識

 

ここから、第一見晴台(6合目)までは、登山道が次第に急になっていきます。

 

 

8:10 「第一見晴台」に到着する

 

4合目までは平坦だった登山道が、5合目を過ぎた辺りから、次第に急登になってきます。

岩が連続した登山道を堪えていると、「第一見晴台(6合目)」に着きます。

 

 

「利尻ブルー」の海と「礼文島」が見渡せます。

 

登山口を登り始めてからここまで、「景色」というものはほとんど見えず、木々と小鳥のさえずりを心の支えに

歩いて来ました。

5合目からは、岩の連続。登山靴とストックを頼りに登ってきました。

 

 

そして、第一見晴台に来て、ようやく周りの景色が見えたのです。

目の前の半分は、利尻ブルーの海。近くには 礼文島も見えます。

 

「6合目 第一見晴台」の標識

 

 

そして、後ろには「長官山」のある「第二見晴台」が見渡せます。

あそこまで行けば、山頂は近いです。頑張りましょう。

 

 

携帯トイレ専用ブース

 

「鴛泊(おしどまり)コース」には、約4カ所にトイレが有ります。

内、6合目、8合目、9合目は、こうした「携帯トイレ専用ブース」になっています。

 

 

 

 

2-3 第一見晴台から「第二見晴台」へ登る

 

8:20 第一見晴台を出発する

 

第一見晴台からの登りは、急傾斜の、岩々の連続となります。

 

 

8:40 7合目に到着する

 

 

 

「7合目 胸突き八丁」の標識

さあ、「胸突き八丁」の標識です。

一丁頑張りますか。

 

 

8:45 7合目を出発する

 

 

 

流石に「胸突き八丁」だけあります。

急傾斜の、岩々の連続です。両手でストックをしっかり突き、滑らないように、大きめの岩を選びながら登って行きます。

 

 

7合目と8合目の間にあった標識

 

 

9:30 「第二見晴台」に到着

 

「第二見晴台」の標識

 

第二見晴台の休憩場所は、比較的狭く、むしろ直ぐ上の「長官山」が気になるので、休憩なしで歩きます。

 

 

9:40 「長官山」に到着する

 

利尻岳の登山を終え、翌日、鴛泊港カーフェリーで礼文島への船に乗った時、

巨大な利尻岳の姿が目に映ります。

そして、利尻岳の殿様の右側に、家老のように従えて見える姿が「長官山」なんです。

 

 

「8合目 長官山」の標識

 

 

 

次回は、利尻岳山頂に登頂します。但し、その前に、7合目から上に咲いていた、利尻の花々をご紹介します。

 

●最果ての百名山「利尻岳」に挑む!(その3。完結編)へ続く

 

 

 

 

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1-1  最果ての百名山「利尻岳」へ出発

 

(礼文島へのフェリーにて、利尻島を撮影)

 

日本百名山の登頂を一つひとつ果たして来た時、

北海道9座の中で、

どうしても後ろに回してしまうのが、「利尻岳」なんです。

 

※北海道9座:利尻岳、羅臼岳、斜里岳、阿寒岳、大雪山、トムラウシ山、十勝岳、幌尻岳、羊蹄山

 

どうしてなんでしょうか?キョロキョロ

 

北海道には1,472の島が有り(長崎県に次ぐ、全国都道府県の2番目の数!!)ます。(多いですねびっくり!)

 

北海道の島

 

上の北海道の島の図を見てください。

 

北方領土の「択捉(えとろふ)島」を除けば、「礼文(れぶん)島」「利尻(りしり)島」が日本最北端の島となり、

そして、利尻島の面積のほとんどを占めるのが「利尻岳」なのです。

 

※利尻町、利尻富士町の観光パンフには「利尻山」と記載。でも、朝日新聞社「週刊日本百名山」には「利尻岳」と記載されていますので、このブログでは「利尻岳」と書きます。 

 

そうなんです。

北海道内にある他の百名山は、登山口付近までマイカー可能なのに、

「利尻岳」は、

千歳空港から飛行機で行くか、稚内からフェリーで行くかを選択する必要が有るのです。

 

私は、時間短縮の為、新潟空港→千歳空港→利尻空港を選択しました。

利尻空港には、ホテルのバス、一般タクシー等が貴方をお待ちしていますよ。

 

利尻島の観光スポット「姫沼」からの利尻岳

 

 

1-2 全日空の飛行機から利尻岳を望む

 

新潟空港から千歳空港に着き、空港内でしばらく休み、

札幌(千歳)12:50→利尻13:45の全日空に乗ります。

 

6月の利尻島は、花の宝庫で、飛行機は満席です。

 

30分ほどのフライトで、利尻島が見えてきます。

 

飛行機から「利尻島」を望む

 

飛行機から見ると、巨大な日本海の中に小さな山が見え、それが次第に大きくなって来ます。

 

島全体が、激しい姿をした山であり、それが、海を隔ててそそり立っています。

 

「島」というよりも、見える姿全体が一つの山を形成しており、

そこに人間の住む余地が有るようには思えない程、鋭い岩がそそり立つような景観です。

 

巨大な山が大きく見えてきます

 

飛行機が次第に高度を下げ、利尻空港が近づいてきて、

島全体の姿がだんだん明らかになってきます。

最初は、巨大な山のみが見えていたのが、人のまちの姿が見えてきます。

 

 

町の姿も見えて来ました

 

利尻空港に到着しました。空港には、千歳空港への帰りの飛行機を待つ乗客の姿がありました。

 

飛行機から降りた客が空港へ歩きます

 

 

1-3 利尻岳への登山ルート

 

利尻岳への登山ルートは、2つあります。

 

(ルート1)

 利尻北野営場(三合目。広い駐車場あり)→甘露泉→五合目→第一見晴台(六合目)→第二見晴台→長官山(八合目)→沓形分岐→利尻岳山頂

 

(ルート2)

 沓形登山口(五合目)→五葉の坂(六合目)→避難小屋(七合目)→夜明かしノ坂(八合目)→三眺山(九合目)→沓形分岐→利尻岳山頂

 

※YAMAPの地図を見ると、(ルート2)中、「三眺山→沓形分岐」までの間は、「滑落・落石注意、ロープなし、ザレ場」の記載があり、登山道の印(赤太線)が赤点線となっていました。

5合目からの登山開始なら楽かとも思われがちですが、私は回避し、(ルート1)の一般道にしました。

 

利尻岳の登山地図

 

 

次回は、登山開始です。利尻北麓野営場から出発すべきところ、ポン山ハイキングコース(旧登山道)から歩き出してしまい、甘露泉まで45分(野営場からは15分)かかり、ロスしてしまいます。さて、・・・。

 

●最果ての百名山「利尻岳」に挑む!(その2)へ続く

 

 

 

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4-1  空木岳山頂へ

 

「木曽殿山荘」は、完全予約制です。

令和4年はコロナ禍の為、定員80名のところ20名に人数制限されていました。

 

建物の一階は食堂専用。宿泊場所は2階になっています。

人数制限のため、2階はゆったりスペースになっていて、楽に寝ることができました。

通常は、その4倍の人数であり、ギチギチだったはずです。

 

 

6:00 「木曽殿山荘」を出発

 

宿泊者の殆どが5時半には、山荘を出発しました。

私は、6時出発です。

 

朝の「木曽殿山荘」

 

昨日と打って変わって、今日は晴天です。

 

空木岳の山頂方面

 

少し歩いて振り返ると、昨日下ってきた東川岳と「木曽殿山荘」の登山道が良く見えます。

 

東川岳と「木曽殿山荘」への登山道

 

次第に、空木岳の南部の山々が見えてきました。

 

空木岳南部(南駒ケ岳など)の山々

 

 

空のブルーがきれいです。でも、早朝のため、登山道は薄暗いです。

 

 

 

登山道は、岩だらけです。

その為、里山の道を歩くのと違い、時々、方向を間違って元に戻ります。

 

岩だらけの登山道

 

山小屋を出発してから1時間半ほどで、ようやく、空木岳の山頂が見えてきました。

山頂は、まだ先です。

 

空木岳山頂が見えた!

 

大きな岩が密集しており、木の梯子があると、ホッとします。

 

木の梯子

 

鎖と鉄梯子を使いながら、一歩一歩進みます。

 

鎖と鉄梯子

 

しばらく歩いて、後ろを振り返ると、中央アルプスの絶景が見えます。

 

右端から、木曽駒ケ岳→濁沢大峰→檜尾岳→熊沢岳→東川岳へと続きます。

昨日、8時間半かけて歩いた縦走路が、今は、くっきりと見えています。

 

昨日眺めた、檜尾岳の避難小屋までハッキリ見えます。

 

檜尾岳付近から天気が悪くなり、ガスで登山道が見えない中、

不安な気分で歩いた2時間が、まるで嘘のようです。

登山というのは、天気次第で、こんなに心の中が変わるものなんですね。

 

中央アルプスの縦走路

 

 

ようやく山頂が見えてきました。もう少しです。

 

空木岳山頂の手前

 

4-2 山頂に紺碧の空

 

8:30 空木岳山頂に到着

 

山頂に着きました。2,864m。もう、ここより上に道はありません。

 

空木岳山頂から南アルプスの展望

 

 

空木岳山頂からは、360度の展望が見渡せます。

 

空木岳山頂の標識

 

空木岳の標識がありました。

これを目にするために、今まで歩いてきたのです。

 

もう、これ以上登る必要はありません。

しばらくの間、ジ~ンと感動していれば良いのです。

 

山頂標柱

 

中央アルプスの縦走路

 

空木岳南部(南駒ケ岳など)の山々

 

 

4-3 駒ケ根高原に向けて下山

 

山頂から、駒ヶ岳高原方面の景色を眺めます。

すぐ手前には、赤い屋根の「空木駒峰ヒュッテ」が見えます。

 

駒ヶ岳高原方面の景色

 

さっきまで、山頂に登って来ていた「ヒュッテの管理人」さんと、二人で話をしていました。

 

(下山途中での「ヒュッテ」の写真)

 

(コロナの影響で、)ヒュッテは宿泊者用の食事なし。

でも、数人は予約の宿泊者がいるので、食事以外の管理をしているそうです。1~2週間ごとに管理人が交代。今日は、彼が下山する順番とのこと・・・。

 

話好きな方で、私の写真も撮ってくれました。

 

 

8:55 駒ケ根高原へ向けて下山

 

さあ、下山です! 

山頂から少し下りかけて、ふと後ろを眺めてみました。

 

昨日からの長い縦走路の果てに、紺碧の空が待っていました。

 

「ありがとう空木岳。そして紺碧の空よ!」

 

空木岳山頂と紺碧の空

 

 

 

●空木岳には紺碧の空が待っていた(完)

 

 

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3-1  檜尾岳から熊沢岳へ

 

11:40 檜尾岳を出発

 

 

檜尾(ひのきお)岳で昼食をとり、熊沢岳へ向かいます。

 

 

檜尾岳山頂

 

檜尾岳標識の左奥に避難小屋が見える。

 

天気はどんどん悪くなります。

千畳敷~濁沢大峰のころは、キレイな青空でした。

空木岳の天気予報は「晴れ時々曇り」だったので、雨までは降らないだろうと勝手に考えていました。

 

檜尾岳から稜線を歩いていると、遠くに熊沢岳が見えてきます。

 

檜尾岳を下った稜線。遠くに熊沢岳。

 

檜尾岳を下った稜線を歩いていると、遠くに熊沢岳が見えてきます。

 

熊沢岳の方向には(雨雲の様な)湿ったガスが見えます。

『早く山小屋に着いた方いいかな・・・。』 

と思いながら、先を急ぎます。

 

そして、檜尾岳と熊沢岳の中間地点から雨が降り出しました。雨

ザックからレインウエアーを出します。

 

その後一旦、標高100m程下り、熊沢岳への登りに入ります。

 

熊沢岳への登りに入ります。

 

この辺でも、相変わらず岩場が続きます。

雨のために岩がツルツルしています。

 

熊沢岳の鎖場

 

もう少しで山頂です。

 

ようやく熊沢岳山頂が姿を現しました。

 

 

岩を左側に巻くと、山頂の標柱がありました。

 

熊沢岳の標柱

 

13:40 熊沢岳山頂に到着

 

雨とガスのため、山頂は全く見晴らしがききません。

 

ここから東川岳までの標準タイムは1時間30分。そこから木曽殿山荘まで20分。

あと2時間の行程。まだまだ時間が掛かります。

 

 

3-2  登山道の花たち

 

檜尾岳から熊沢岳の間で、出会った花たちです。

 

ミヤマキンポウゲ

 

シナノキンバイ

 

タカネツメクサ

 

ヤマハハコ

 

 

3-3  熊沢岳から「木曽殿山荘」へ

 

13:50 熊沢岳を出発

 

少し休んで、東川岳へ向かいます。

相変わらず雨降りです。えーん

 

熊沢岳は岩だらけ

 

山頂から下って行きます。

岩場の所々に赤いマーカーが付けられているので、それを頼りに歩きます。

 

下山途中にも岩場が続く

 

岩に赤いマーカーが付けられている。

 

千畳敷~濁沢大峰~檜尾岳~熊沢岳の間の山道は、標高差の激しいアップダウンでした。

しかし、熊沢岳から東川岳までの稜線は、標高差がさほど無いので助かります。

 

それと、2時間程降り続いていた雨が、次第に止んできました。ニコニコ

 

東川岳近くの稜線

 

遂に、東川岳山頂に着いたようです。

 

 

どちらかと言うと、「殺風景」な山頂風景です。

 

 

15:40 東川(ひがしかわ)岳に到着

 

東川岳山頂の標柱で写真

 

さあ、後は山小屋へ下るだけです。休まず出発です。

 

15:40 東川岳を出発

 

東川岳からの下山道

 

次第にガスが晴れて来たようです。

 

山小屋らしい影

 

ボーっとですが、山小屋が見えてきましたよ。

 

 

山小屋が見えた!

 

遂に、山小屋が近くに見えてきました。

 

 

16:00 木曽殿山荘に到着です

 

「木曽殿山荘」に到着です。

 

 

すると、さっきまでガスがかかっていた「空木岳」方面が晴れて来たではありませんか。

 

「空木岳」方面

 

明日は、青空が期待できそうです。

 

 

 

※次回は、空木岳山頂に登り、駒ケ根高原へ下ります

 

●空木岳には紺碧の空が待っていた(その4。完結編)へ続く

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2-1  千畳敷から空木岳へ

 

千畳敷から登山を開始し空木岳山頂まで登る為の平均タイムは9時間。

空木岳山頂から駒ケ根高原への平均タイムは5時間半。

合計すると約14時間半となります。(もちろん、途中の休憩時間等は含みません。)

 

そして、登山ルートの途中で、木曽殿山荘に宿泊すると、

第1日目で7時間半、第2日目で7時間となります。

 

 

千畳敷→空木岳→駒ケ根高原

 

 

上記「昭文社」の登山地図『木曽駒・空木岳』には次の記載があります。

 

●「宝剣岳~檜尾岳~空木岳間は、アップダウンが多く非常に厳しいコース。個人差が大きく出るので時間に余裕をもって計画のこと。」

 

 

 

2-2 極楽平から濁沢大峰へ

 

8:10 「極楽平」を出発する

 

極楽平の次に「島田娘」という地名(標高2,858m)があり、どんな場所なのか楽しみにしています。

 

 

 

10分ほど歩くと、左右にゴロゴロした岩場が現れます。

 

おそらく、この辺が「島田娘」

 

このゴロゴロの場所を過ぎると、登山道が一気に“下り”に入るので、「さては、あのゴロゴロの場所が『島田娘』だったのか」と少々ガッカリします。

でも、きれいな高山植物もあったので、良しとしましょう。

 

(次の写真は「島田娘」に咲いていた花たち)

 

タカネツメクサ

 

チシマギキョウ

 

ここから一気に200mほど下ります。

 

「島田娘」から一気に下りに入る

 

ガスが晴れて、駒ケ根の街中から北岳~南アルプスが展望できます。

 

駒ケ根、北岳~南アルプスが一望

 

千畳敷~空木岳までの間は、きれいな岩場が続いています。天気の良いときは、ルンルン気分ですが、雨が降ると滑りやすくて要注意です。

 

オベリスクのような岩肌が並んでいます(下の写真)。

 

 

 

島田娘から一旦下ってから、また少し登り返します(下の写真)。

 

 

 

少し登り返して上記山頂まで歩くと、遂に、熊沢岳までの全貌が明らかになります。

 

下の写真のとおり、左端の岩山が「濁沢(にごりさわ)大峰」。右端の大きな山が「熊沢(くまざわ)岳」です。

 

 

一見すると、平らな山々が続き、熊沢岳までアッという間に着いてしまいそうですが、

実は、山と山の間にはアップダウンが続き、この間の平均タイムは3時間半なのです。

 

「昭文社」の登山地図『木曽駒・空木岳』に書いてある通り、アップダウンが多く非常に厳しいコース」であることが分かります。

 

少し下ってから、濁沢大峰への登りに入ります。

 

途中に出会った花を写真に撮りました。

ミヤマアキノキリンソウ

 

 

9:30 「濁沢(にごりさわ)大峰」に到着

 

濁沢大峰の山頂に到着。木製の標識はありますが、山の名称が書いてありません。YAMAPの地図を見て、山頂だと確認。

 

濁沢大峰の標識

 

少し休んでいると、数名の登山者が到着しました。

 

 

 

 

2-3 濁沢大峰から檜尾岳へ

 

9:35 濁沢大峰を出発

 

あまり休む間もなく檜尾岳(ひのきおだけ)に向けて出発。

 

濁沢大峰は、岩場が多いです。

 

 

 

山頂から少し下ると、また、岩場の連続です。

 

 

 

でも、岩山のため、要所に鎖場や鉄の足場が整備されています。

 

濁沢の鎖場

 

 

濁沢の鉄足場

 

濁沢の山頂を過ぎて暫く歩くと、次の山々が見えてきました。

奥の左上の山が檜尾岳。右端の高い山が熊沢岳。中間が大滝山です。

まだ、先が長いです。

楽しむべきか、はたまた、ため息をつくべきか・・・。

ここは、楽しみましょうよ!!

 

「檜尾岳→大滝山→熊沢岳」が見えてきた

 

 

山道を一気に下り、檜尾岳に向けて200mを登り返します。

 

檜尾岳→大滝山→熊沢岳

 

山道を下る途中で、鉄梯子があります。

 

鉄梯子を下る

 

 

きれいな花々が咲いています(思わず写真です)。

 

チングルマ

 

シナノキンバイ

 

山頂に向かって、ガマンの時間が続きます。

すると、左側奥に、檜尾岳避難小屋が見えてきました。

山頂は、直ぐそこのようです。

 

山頂左側に「檜尾岳避難小屋」

 

11:10 檜尾岳に到着です

 

 

先ほどまで良い天気だったのに、空に黒い雲が湧いてきました。

山の天気は変わり易いです。

 

檜尾岳山頂の標識

 

 

 

 

次回は、雨の中を「熊沢(くまざわ)岳」→「東川(ひがしかわ)岳」へ登り、木曽殿山荘に宿泊します。

 

●空木岳には紺碧の空が待っていた(その3)へ続く