心配を向けずに親子関係を最高のものに
こんにちはUMIカウンセラーのゆきうさぎですいつもお読みくださり、ありがとうございます。私の娘(HSC)は中学生になって間もなく、学校に行かなくなりました。自分と向き合い、娘と向き合い、そして娘に寄り添った結果、2ヶ月で自分から学校に戻った娘。そしてその1年半後、2度目の不登校で私はうつ病を発症するも、娘は1か月半で学校に戻りました。現在は、都内国立大学の1年生です。当時私が意識したことや、現在勤務している某難関私立中高一貫校で学んだことや気付いたことなども、綴っていきたいと思います。必ずどなたかのお役に立てると信じて娘がアルバイト先で怪我をしてしまいました。かなり深い傷で、救急車で近くの大きな病院へ搬送され、手を2か所も縫うほどの怪我だったそうです。後から娘が説明してくれた傷の様子は、聞いているだけで胸が苦しくなるほど。傷口から手の中のが見えて、一本だけ指が周りの指より1センチほど伸びてしまっていたとかで、気分を悪くした方すみません夏休みに専門学校に通って医療関係の知識を身につけた娘が「これはヤバい」と恐怖で震えたほどだとか。それなのに・・・そんな時でさえ、バイト先の社員さんの心配をする娘。飲食店のバイトはとても忙しく、社員さんは昼前から夜遅くまで働きっぱなし。だから娘は、せめて自分が頑張って少しでも早く帰してあげたいという思いで、いつも全力で働いていたそうです。ただのバイトなのにな〜。怪我をしたのは夜9時過ぎ。そこから救急車を呼び、病院まで付き添ってくれた社員さんが帰路についたのは深夜0時近く。普段なら2人でする「締め作業」を、残った一人に任せることになってしまい、「その人の退勤も遅くなっちゃったと思う…」と、娘は泣きながら電話をしてきました。娘の働きぶりは周りもよく知っています。迷惑だなんて思われるはずがない。それでも、自分のせいで誰かが大変になることに胸を痛めてしまうのが娘なんですよね。正直なところ、私はそんなふうに考えたことがありません。一生懸命働いて怪我までしたら、誰がどう見ても仕方ないこと。「迷惑なんて、あるわけない!」とむしろ堂々としてしまうタイプです。もしくは笑い飛ばすか。でも、娘は違う。誰よりも繊細に、誰よりも他人の心に寄り添おうとしてしまう。怪我から3日後に会ったとき、ぐるぐる巻きの包帯を見て私の胸は締めつけられました。バイト先の皆さんからも可愛がられ、任せてもらう仕事も増えて、娘自身もやりがいを感じていたのですが、母親としては、もうこれ以上心配させられるのは正直こたえます。危険の少ないバイトはいくらでもある。「もうこれ以上、心配させないで〜!」本当はそう言いたかった。けれど、娘もそれはわかっているようでした。だからこの先どうするのかは黙って娘に任せることに。「こんなにいいバイト先は他にない」「でも怖い…気まずい…ワンチャン、クビかもしれないし」「日数を減らそうかな」「時間を減らそうかな」会っていた7時間、何度も何度もその話を繰り返していました。“辞める”と言っては、“やっぱり続ける”に戻り、また揺れて…。そして結局、「次に怪我したら辞める」という結論に落ち着きました。私としては「えー!そっち!? 怖いんだけど!!」という気持ちでいっぱい。でも、怖いのは誰よりも本人。その不安を抱えながら自分で答えを出したのなら、それが今の娘にとっての正解なんだと思います。娘のことはとても心配です。心配の意識を向けないようにといつもクライエントさんに簡単に言う私ですが、難しいですよね。心の中は心配と信頼が交錯します。でも心配するとそれを受け取ってしまう娘なので、静かに見届けるしかないです。ただ、当日寮に帰って真っ先に泣きながら電話してきてくれたのは嬉しかった。吐き出す場所をきちんと分かってるなと安心しました。心配を向ける代わりに、安心できる親子関係を作れていたんだな。だから、娘がまだバイトを続けると決めた日は、「そっか、そうだね」それだけ言って別れました。ゆきうさぎの幸せな未来へつなぐカウンセリング次の募集は12月下旬を予定しております。ご興味のある方は、友達追加ボタンより、私の公式LINEにご登録いただければと思います最後までお読みくださり、ありがとうございました