わが子への怒りが止められない!
こんにちはいつもお読みくださり、ありがとうございます。私の娘(HSC)は中学生になって間もなく、学校に行かなくなりました。自分と向き合い、娘と向き合い、そして娘に寄り添った結果、2ヶ月で自分から学校に戻った娘。そしてその1年半後、2度目の不登校で私はうつ病を発症するも、娘は1か月半で学校に戻りました。当時私が意識したことや、UMIで学んだ心のこと。そして現在勤務している某難関私立中高一貫校で学んだことや気付いたことなども、綴っていきたいと思います。必ずどなたかのお役に立てると信じて今日も猛暑。暑いだけでもイライラしますね。こういう日は要注意です。私が感じたイライラをつい誰かにぶつけてしまいそうになるので、ガマンしてまたイライラ…ところで。皆さんはお子さんへの怒りが止められない時ってありますか?頭ではよくないと分かっているんだけど、どうしても止められない…。私も昔はありました。確かにイラっとすることをされてはいるけれど、そんなに怒るようなことではないんですよね。だけどすぐに怒りが出てきてしまう。こんなとき、あなたはどうしますか?まずはとにかく、その怒りを出してください!その場で声に出してバカヤローとか言えたらまぁ良かった?ですけど、そうではない時は、・一人きりになれる環境に移動して怒りまくる(車の中やお風呂、夜抜け出してドライブがてら開放感のある場所に行ってみてもいいかも?)・サンドバッグ的なものを用意しておいてぶちのめすなどなど。とにかく怒りを出しまくるんです。そして、怒りを出し切った後に出てくる感情(悲しみ、憎しみ、寂しさなど)を感じてみてください。以前モニターカウンセリングを受けてくださったMさん。私のブログを一生懸命読んでくださっているようで、お子さんへの手出し口出しはお子さんにとってマイナス(不快)だということをよく理解されているようでした。マイナス(不快)を出せば、自分にマイナス(不快)が返ってきます。与えたものが返ってくるという法則です。Mさんはこう言います。頭ではよく理解しているんですけど・・・行動がどうしても伴わないんです。手出し口出しを止めると苦しくなって、怒りが出てきてしまうんです。そんなMさんに、小さい頃のお母さんとの関係についてお話をお伺いしてみました。すると、小さかったMちゃんが、相当我慢していたという事実が出てきました。毎日朝早くから夜遅くまで忙しくしていたお母さん。そのお母さんに認めてもらいたくて言いたいことが言えなかったんですね。もっと小さい頃は文句や愚痴を言えていたんです。でも「あなたのため、あなたのため」って言われて、お母さんから寄り添ってもらえなかったので言わなくなってしまったんですよね。感情を出してもらおうと幾つも質問させていただくのですが、お母さんに対する怒りしか出てこないMちゃん。Mちゃんがいま、お子さんに向けている怒りは、当時のMちゃんの未消化な感情です。どうして話を聞いてくれなかったの!もっと話を聞いてほしかった!どうしてあの時ダメって言ったの?私は〇〇して欲しかった!どうして人と比べるようなことを言ったの?私はすごく頑張ったのに、褒めてもくれなかった!クッションをボコボコにしてボロボロにしてもいいし、カッターで切り刻んでもいい!とにかく、お腹の中に溜まった膿を出し尽くしますするとようやく、Mさんの口からこんな言葉が出てきたんです。「わたし、寂しかったんですね。」大人になったMちゃんから、小さい頃のMちゃんに声をかけます。寂しかったよね…我慢してたんだよね…話を聞いてもらいたかったよね…よく頑張ったね。辛かったよね。でも大丈夫だよ。大人になったMちゃんには、ご主人がいて、お子さんがいて、話を聞いてくれる人がいて。だからもう頑張らなくていいんだよ怒りはこれからも出てくると思います。そのたびに何度も何度も同じことをして感情を吐き出してください。これ以上溜めておくことは、自分が可哀想です。そして、お子さんに向いている怒りはお子さんへのものではなく、小さい頃の未消化な感情だと言うことを意識することも大事です。続きます。