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私(yukitty)
Mommy of two boys
長男
11歳・小学6年生
定型発達、きょうだい児
次男
9歳・小学4年生
知的境界域の自閉症
夫
個人事業主→廃業予定
以前勤めていた会社に戻ります
昨日届いた一枚のハガキ
郵便受けの取り出し口から見えたハガキの印象は、白地に黒いインクだけで印字されたとてもシンプルなもので、季節外れの喪中はがきのようにも見えました。
私が15歳の時から通い続けている矯正歯科が閉院するというお知らせでした。
閉院、という文頭の言葉だけ見て、嫌な予感がしました。3年前にDr.が入院したことがあったり、受診したら「今日、先生いないんだよね。」とか。そういうことがあったから。。。私と親子ほど年の離れた人なので、何歳まで仕事されるのかなとか、将来的に私はどこの歯科へ行けばいいのかなとか、もし自分の子供が矯正することになった場合、子供から見たら先生はおじいちゃんだから、もっと若いDr.のところへかかった方が長い目で見てもらえるかなとか、そんな風に考えていたころだったんです。
普通は文章は上から下へ順序よく読むものですが、一番初めに目を通した時は、重要な言葉だけをピックアップしてつまみ読みしていました。それだけ、慌てて読みたくなるようなハガキだったのです。
目に飛び込んで来たのは、「他界」。
前回受診した1月下旬。数日前に発熱があったとかで早退されたと聞き、歯科衛生士さんにクリーニングだけしてもらって帰りました。その時、私は歯科衛生士さんから、もしもの話をされています。私も親並みに年の離れた先生がいつまで面倒をみてくれるのか気になっていたこともあって、その話に乗っかっていました。もしかしたら、先生は長くないかもしれないとスタッフは知っていたのかもしれません。
次回は5月に受診予定だったので、いつもなら今月の終わりごろに予約を取ってくださいという案内のハガキが来るはずだったんですが・・・。
届いたハガキには、先月亡くなられたことと、今後は一般歯科へ行くようにということ、献花台を用意してあるということが書かれていました。
長年お世話になったので、お花を持って行こうと、歯科のある市街地へ出向いたのですが、なんとなく、今日開いてるのかな?という疑問。もし開いてなければ、せっかく用意したお花が無駄になってしまう。
お花屋さんに寄る前に、歯科が入っているビルへ確認しに行きました。
確認しに行って正解で、扉はカギがかかっていて閉まっていました。
ビルの管理室へ行ってみるも・・・誰もいない。試しに管理室の電話を調べてかけてみるも、誰もいないのだから出ない。
ビルのテナントの中に入るためには、出入りする人の記録を書くらしいのですが、昨日の欄に歯科衛生士さんのサインが書いてあって、昨日の朝は来ていたことが分かりました。
帰ろうとしたところ、ビルの管理人さんらしき人を見つけました。
献花を供えたいと思って開いているか確認にきたけど、開いていなかった。いつならご家族やスタッフが来るのかなど聞きました。でも、全く分からないとのことで。
献花は諦めました。手ぶらでも、私がここへ来たことは天国から先生は見ているだろうと思って。
帰宅後、歯科から電話が来ました。
ビルの管理人さんが、私が今日訪れたってことをあのあと来られた歯科衛生士さんに伝えてくれたらしい。
ビルの管理室へ私が電話をかけた着信履歴があったので、管理人さんは折り返し電話をかけたらその主は私だった。
その時表示された私の携帯番号を歯科衛生士さんに伝えてくれたようで、歯科衛生士さんがお礼の電話をくださったんです。
私はその歯科衛生士さんのことを気に入っていたこともあって、こんなことになってしまって、話がしたかったのになと思っていたので、最後に電話ができて嬉しかったんです。
電話を切ったあと思いました。
・お花を持っていこうと思って、お花を買う前に先に歯科が開いているかの確認をしに行ったら閉まっていたこと。
・ビルの管理室に誰もいなかったけど、試しに電話を鳴らして着信履歴を残したこと。
ビルの管理人さんを見つけて、献花をお供えにこようと思ったけど…という話をしたこと。
・ビルの管理人さんは残っていた着信履歴を見てかけ直したら、出たのはさっき会って話した私だったこと。
・そのあと来られた歯科衛生士さんに、管理人さんは患者(私)さんが来たことを話し、電話番号なら分かるよ、と教えたこと。
・私が最後に話したいと思っていた歯科衛生士さんと電話で話せて、閉院に至るまでの話を教えてもらえたこと。
これらの偶然は、亡くなられた先生がしたことだと思う。
お花を買う前に行動に移させたのは、お花なんていいよ来てくれただけで、という遠慮からじゃないか。
そして、私が好きな歯科衛生士さんと最後に今後の話などをさせてくれたんじゃないか。
先生は、私が最後に受診した1月下旬。その数日前に発熱の症状があって早退し、そこから一度も診療室に来なかったそう。
膵臓癌のステージⅣだったとのこと。違う臓器だったら、もっと早期に分かっていたかもしれない。
お子さんはおらず、あとを継ぐ人はいないんだそう。
私が最後にお会いしたのは去年の9月。こんなことならもっと目に焼き付けておけばよかったな。
矯正治療は、装置をつけている期間は1ヶ月に1度の受診です。特に私は15の時から、毎月毎月通い、装置が外れても年に3回くらいのペースでかかっていたので、情というものがあるんです。
もう使わない診察券。もう使わないのか・・・。
矯正歯科と言っても、10代の頃に矯正は終わっており、自分の不注意で後戻り大人になってから戻ってしまったところを急遽再治療して3年が経ち、リテーナー(後戻り防止装置)が壊れるまでは使ってね程度の時期なので、今後は一般歯科でオーラルケアをしてもらえばいいのですが、紹介状があるわけでもなく、全部自分でこれまでの経緯を説明しなければならない。
先生によって治療法だって変わる。
私、実は初期虫歯が数か所あるんです。でも、それ以上進行させないようにして、歯を削らずになるべく保存していくという方針の先生だったので、長いこと経過観察していたんですが、虫歯は削るという方針の先生ももちろんいらっしゃるわけで、次にお世話になる歯科はどうなのか。。。 いろいろ心配。
うまいこと転院できるよう、天国から見守っていてくださるといいのですが。
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