尿崩症が落ち着いてきました。尿の量・比重から、もう薬は必要内と判断されて、尿をトイレにある容器に貯めておかなくてよくなりました。看護師さんに二時間ごとにチェックしてもらうのは、何となく申し訳なかったです…、手術直後はそれどころではありませんでしたが。

術後の合併症で心配されていた髄液漏れも今のところなく、順調に回復してきているのですが、この時期になって気がついたのがにおいがしない、ということです。
先生の診察によると、やはり鼻の粘膜が手術の際に壊されるので、そこからにおいを感じる細胞がまだ再生されていないのだろうということでした。
多くの人の症例を探してみると、嗅覚がおかしくなったり、なくなったりした人はほとんどいないようですが、私の場合は、術後の鼻水の量も多く、比較的小さな鼻だったので、他の人よりダメージが大きかったのかもしれません。
はやく直れ~
術後14日目にしてようやく退院することが出来ました。
人によっては一週間位から退院出来る場合もあるようですが、私の場合は、手術を担当してくださった先生が来る日を待っての退院ということで、少し長引いてしまったように思います。
入院10日頃には、鼻水が出て嗅覚がないこと以外、ほとんど無理をしなければ問題ないような状態だったので(あくまで自分の感覚で、先生の意見ではありません)
先生に退院の前にあった際、術後に気をつけることを詳しく聞けるかと思ったのですが、「三ヶ月くらいは無理はしないでください、鼻血やさらさらした物が鼻から垂れてきたら病院にいきなさい」としか言われませんでした。なので、激しい運動や重たい物を持ち上げたりしてはいけない等、自己判断していけということかな、と思いました。

術後6日目~  病院内うろちょろ
術後15日目~ 犬の散歩
術後28日目   イギリスに帰るため飛行機に乗る
術後30日目~  通学のため計30分くらい自転車に乗る

上記は特に問題ないと思います、私の場合。
これから、術後半年くらいに、スキューバダイビングをしたいなー、と考えてるのですが、これはどうなのでしょう?お医者さんに聞いて見なければ。

術前の診察・検査・手術にかかった、術後二ヶ月弱現在の費用をまとめておきます。
以下は健康保険適用で30%の支払いです。


術前

MRI撮影(ロンドン)
300ポンド→40000円

T病院での診察①(初診・ホルモン検査)
6,140円

MRI撮影(初診・画像診断・医学管理料)
12,230円

T病院での診察②(再診・画像診断)
6,950円

入院・手術

F病院(手術・入院)
149,289円

術後

T病院(病理診断・検査料)
9.000円

T病院③(再診・ホルモン検査)
5,320円

耳鼻科①(初診・検査・投薬・処置)
2,940円

薬局①
1.070円

耳鼻科②(再診・投薬・処置)
530円

薬局②
1.080円

合計234,549円でした。
これに、交通費・雑費を合計すると、結構かかっています。
でも高額医療費控除があったおかげで大分助かっています。私の場合、つきがまたがっての入院だったので、ひと月に収められれば、入院・手術費については、さらに安くなると思います。
これから、定期的にMRI撮影と診察に行くので、おそらく毎回医療費だけで2万円弱かかるのではないかと思います。

だんだんと尿崩症も落ち着いてきました。もう筋肉注射は嫌です。
抗生剤の点滴も術後5日目までで終わりです。

たまに、ホルモン検査の採血があったり、肺のレントゲン、CTをとったりしますが、ほかは特にすることはありません。だんだんと楽になってきたので、自分の食事を取りに行くことも出来るようになりました。

手術後の入浴について、四日目までは、自分のタオルを前日に出しておくと、翌日の朝に蒸しタオルとして出してくれるので、それを使って体を拭きます。
5日目以降は自分で入浴(シャワーのみ)できるようになります。まだ下を向いて頭に圧がかかることが怖いため、恐る恐るですが入ることが出来ました。入浴時間は一回30分です。あいていればいつでも入れるというシステムだったので、ほぼ毎日シャワーを浴びることが出来ました。

お風呂にいると、健康で、自分の好きなことが出来て、大切な人たちに大きな心配をかけずに生きれるって幸せだな、いろんな人に助けてもらって生かされてるんだな~としみじみと感じました。
術後三日目、夜はまだ鼻に不安があり、横になって眠れません。
尿崩症もあり、ホルモン注射をしてもらっています。尿崩症かどうか判断するのに、尿の量と比重を計るため、ためておく必要があるのですが、今日からは尿管を抜いてもらい自分でトイレにあるタル?にため、看護師さんが二時間ごとに計測してくれます。徐々に回復しているような気がして、とてもうれしいですね。