アイドルグループ「AKB48」のさいたまスーパーアリーナ3日連続公演の最終日が25日に行われ、前田敦子(20)が卒業することを発表した。

 ソロ活動が順調であることが卒業の一つの理由である一方、AKBに居続けることが後輩の成長の障害になっているとも感じていた。

 昨年7月の西武ドーム公演。珍しく、後輩メンバーをしかりつけた。「私たちがいなくなったら、みんなが引っ張っていくんだよ!」。自分の卒業後を意識した発言だった。

 将来の夢は「女優」と公言。昨年は映画「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの“マネジメント”を読んだら」、ドラマ「花ざかりの君たちへ」(フジ)に主演。女優業は少しずつ軌道に乗り始めている。