私と、義父では

生き物に対する思いが違うようで・・・




去年の夏

義父はセミをつかまえた


セミは、虫カゴに入れられていた

虫かご・・・っていっても

全部がカゴじゃなくてフタだけ隙間のあるやつ

土とか水も入れられるタイプのヤツ


あれって虫カゴって言わないのかな?


まあ、とにかく、それにセミを入れていた


小さいカゴに5・6匹


みんみん

みんみん


みんみん

みんみん


庭の木にぶら下げられて

やかましいくらい元気に鳴いていた



次の日も鳴いていた



いつ、放してあげるんだろう?

そう思ってた



その次の日も、弱々しく鳴いていた



弱ってきてるのに・・・

そう思ってた



子供達も気にしていた


だけど


「おじいちゃんのだから」


義母の言葉で誰もいじれなかった




夏だから夕立もある

夕方の大雨でカゴの中に

水がいっぱいたまった



雨の中、虫カゴは庭の木につるされたまま



翌日、水に浮いてだまってしまったセミは

庭の土の上に捨てられていた




動物や昆虫も生きているから

むやみにつかまえたり殺したらダメだよ


もしつかまえて観察したのなら

弱る前に逃がしてあげなよ




子供達への教育は、どうなるんだろう?




沢ガニのことがきっかけで思い出したから

書いてみた




沢ガニの件はまたあとで書こうかな・・・