今日も行けなかった。
早く行かないと・・・
焦っているゆきたんくである。
先日、何気なしにグーグルマップを見ていて、
「あっ」
と息を飲んだ。
千葉市の花見川区にある戦争遺跡が消滅の危機と思ったからだ。
物件は、「旧検見川送信所」である。
1979年に廃局してから46年経つ。
うっそうとした草の中にあったのだが、
「あっ」
検見川送信所建物
周囲を取り囲んでいた草が掃われている。
2006年(19年前)の写真と比べていただくと一目瞭然だろう。
2018年の9月にも訪れているが、この写真よりは草は少なかったと思う。
2006.11.12取材
となると、取り壊しか・・・
東大和市の「旧日立航空機立川工場変電所」のように公園の一部であり、歴史的遺構として残されれば良いのであるが・・
歴史的な背景から見ると、1926年に開局した。
1930年にはロンドン海軍軍縮条約の調印を記念し、日本初の国際放送として、当時の浜口雄幸首相の平和演説を発信した。
いろいろと紐解いてみた。
- 昭和2年（1927） 日本初の標準電波発射
- 昭和4年（1929） ドイツ飛行船ツエッペリン号と交信成功
- 昭和5年（1930） 日本初の対航空機通信
- 昭和5年（1930） 日本初の国際放送
→浜口雄幸首相のロンドン軍縮会議締結記念放送 - 昭和7年（1932） ロサンゼルスオリンピック中継放送
- 昭和15年（1940） 標準電波業務を正式に開始
→米国に継いで世界2番目の短波標準電波局を開設
だいぶご活躍されたようである。
何とか残していただけるとありがたいな。
姿を見れるうちに行かないと・・・