海外の旅はいつも不安が伴う。
母国の日本と違ってランドマークが頭の中にないからだろう。
次の写真はアーヘンからデュッセルドルフへ戻る時の車窓からの景色である。
ヨーロッパの軌道の辺りはだいたいこんな景色が多い。

緑が多い。軌道の脇には木が植えられている。

視界が開けると、牧草地や風力発電の風車が目に入る。
これはこれで楽しい。
時々トッピングとして牧草ロールが転がっていたり、牛が草を食んだりしていれば上等である。
同じ景色の繰り返しなのだが飽きがこない。
綺麗な青空に、白い雲がぽっかりと浮かんでいても良い。

今回超安心のケルン駅。ドイツの駅で一番最初に降りた駅だからだ。

そして、ケルンでの第一目的だった大聖堂。 この近くに宿を取った。
ドイツ語では大聖堂のことをドムという。
ドイツでの初めての1泊をアパーテル・アム・ドムという所でとった。
自分にとって数少ないランドマークである。
ケルン中央駅を過ぎる時に安心度が高まったが、通り過ぎるとまた不安になった。
小さい子供が、これで良いのだろうかと不安になる気持ちに似ている。
これを50過ぎて味わうというのもなかなか良いものである。