今日は午後から代表質疑に日本共産党千葉市議団を代表して登壇しました。50分の質問時間をほぼ使いましたが、時間がなく、質問で触れたいことが言えないところもあり、反省です。
物価高騰から市民の生活を守るために必要性の乏しい事業の凍結を
いわゆる大型開発については巨額の投資はないものの、必要性の乏しい中央公園・通町公園連結強化事業や、民間事業者の利益のために稲毛海浜公園リニューアルを行なったり、担税力のある大企業にも取得した固定資産に係る固定資産税・都市計画税の相当額まで助成するなど企業立地促進事業に、総額で約20億円を投じています。
以前にも増して、物価高騰で市民生活が大変な中で、事業の凍結を求めた中央公園・通町公園連結強化事業については、物価高騰や資材高騰などの影響を受け、当初の30億円よりも増額することが想定されています。
私から、「市民生活にとっていますぐ必要な事業とは思えない。残事業については凍結し、市民生活にこそ、予算を振り向けるべきではないか」と市長をただしました。
市長は「中央公園・通町公園の整備を含む千葉駅周辺の中心市街地の活性化事業は、経済・産業・文化等の多様な機能を充実させ、賑わいを創出し、回遊性を高めることなどにより、本市の持続的発展につなげるもので、市民生活の向上に寄与するものと考えております。人口減少が見込まれる中、引き続き、市民・事業者の皆様に選ばれる都市であるためには、こうした都市の魅力・活力の向上に資する施策の着実な推進と、子育て環境の整備や健康・福祉の増進といった市民生活の向上に向けた施策の充実について、バランスをとりながら取り組む必要があるものと認識しております」と中心市街地活性化が市の発展につながると答えました。
物価高騰に苦しむ市民の生活実態を市長はわかっているのか
公共料金等の見直しついて、市長は「将来にわたって持続可能な行財政運営を推進するために、負担はやむを得ないとし、市民生活への影響に配慮しつつ取り組む必要がある」との姿勢です。
私からは、「生活が苦しくなり、今後の生活に不安をますます覚える。スーパーで数十円の値引きの見切り品を買うため1時間以上も時間をつぶすこともあり、時間も気力も体力も消耗し、なんとも惨めな気持ちになる」(美浜区・50代)、「以前はスーパーで買い物して1,000円をオーバーすることはあったが、今は肉や魚を買わなくても1,500円から2,000円になることが多く驚いている。人件費や燃料費すべて上がっているので仕方ないが、年金はそれほど上がっていないのです」(美浜区・70代)など、本当にギリギリの生活状況にある実態を示しました。
市長に対し、「いま述べたような物価高騰に苦しむ市民の生活実態がわかっているのか」、「来年4月から実施する下水道使用料の値上げのための条例改正、自転車駐輪場の料金引き上げの条例改正など、物価高騰の中で、市民生活にさらに追い打ちをかけるような公共料金の引き上げは中止し、今後、予算編成も含め、市民生活向上のための財政のあり方に変えるべきではないか」とただしました。
市長は「日頃から市民の皆様との直接の対話など様々な機会を通じて、物価の高騰が市民生活に及ぼしていることも認識している」としながらも、公共料金の値上げについては、「持続可能な行財政運営を行なうため、市民負担の公平性、受益者負担の適正化、老朽化の課題対応など一定の負担をお願いするもの」と答えました。
来年4月から公共料金の値上げを予定、苦しむ市民に追い打ちをかけるな
私から最後に、「中央公園・通町公園の整備を含む千葉駅周辺の中心市街地の活性化が、市民生活の向上にどれだけ寄与するのか疑問です。いま市民は、あらゆるモノの物価高騰によって、先ほど申し上げたような実態があるわけです。市長は答弁にあったように「物価高騰が市民生活に影響を及ぼしているものと認識している」としながら、来年4月から下水道使用料の値上げ20億6千万円、自転車駐車場料金値上げ2億2千万円、公共施設の使用料投げ1億8千万円など公共料金の値上げが予定されているではありませんか。苦しむ市民にさらに追い打ちをかけるようなことは認められません」と意見を述べました。
この他の代表質疑の項目についても、今後、ブログにアップしていきますので、ぜひご覧ください。