昨日7月 25日、日本共産党千葉県委員会として、千葉県や千葉市が進めようとしている新湾岸道路予定地(道路のための確保済み用地)の現地調査を行いました。

 調査には川副邦明党県副委員長、丸山慎一県議(船橋市)、浅野ふみ子県議(市川市)、沿線6市の美勢麻里市議(浦安市)、廣田徳子市議(市川市)、金沢和子市議(船橋市)、入澤俊行市議(習志野市)、駒形八寿子市議(市原市)と私が参加しました。

 

 新湾岸道路は2020年に基本方針が確認されています。基本方針の内容は主に、市川市の高谷ジャンクションを起点に東京湾沿岸部を通り、蘇我インターチェンジと市原インターチェンジとを結ぶ高規格道路の建設を推進するというものです。

 昨年11月からパネル展や対話形式による説明、住民アンケートが今年2月末まで実施され、その後に地域でのヒアリングなどが行われました。今年5月に開かれた第2回新湾岸道路有識者委員会で、東京湾岸沿いを通る高架構造案(概算事業費約1兆円)と、連続する陸上部を地下構造・その他を高架構造にする案(約2兆円)、国道357号など現在ある道路の拡幅案(約5,000億円)の3案が示されました。

 まだ用地が確保されていないところもあり、用地買収なども含めると相当な事業費と年月がかかるものであると予想されます。

 

 浦安市ですでに確保されている第二東京湾岸道路用地の調査に始まり、船橋の三番瀬、谷津干潟、千葉市の沿岸部、千葉ポートタワーから確保済み用地を確認、市原市の養老川河口付近の確保済み用地までを調査しました。それぞれの自治体で各議員が周辺の状況も含めて説明を行い、とてもわかりやすかったです。

 

 養老川河口で感想交流を行い、私からは「各場所では自然がたくさん残されていることがわかり、ここに大規模な道路をつくり、自然を破壊して良いのか。本当に必要性が問われる」と述べました。