午後からは、あぐい初美市議(稲毛区)が一般質問に登壇し、民生委員、公民館図書室、公共施設の生理用品配置について取り上げました。
千葉市の公共施設で生理用品を受け取ることができる施設は、各区の保健福祉センター健康課、図書館、生活自立・仕事相談センター、男女共同参画センターです。船橋市では急な生理で困った人のストレスや不安を取り除くために、本庁舎や出張所、公民館、図書館、児童ホーム、スポーツ施設など63の施設で配置し、トイレに設置した引き換えカードを窓口に提示して配布する施設として、放課後ルームや保健センター、市民文化ホールなど114施設にのぼり、合計177の市内の公共施設に配置を拡充しています。
あぐい市議は、配置場所を拡充するために予算の増額を求めました。市は「困難や不安を抱える女性の相談支援として生理用品の配布に取り組んでいるため、船橋市のように急な生理で困った場合の対応とは配布の目的が異なる」として「他都市の状況を含め、動向を注視する」と答えました。
市立学校では、全ての市立学校で保健室に設置し、小学校5校と中学校4校では児童生徒用トイレ内にも設置しています。
あぐい市議は、「学校では依然としてトイレに生理用品が配置されていないところが大部分を占めている。急な生理がきたことでの精神的な不安を考えると、一刻も早く対応できるように学校にこそトイレに生理用品を配置すべき」と求めました。
教育委員会は「第二次性徴に伴う身体変化や月経の手当についての不安を抱える児童生徒もおり、受け取り場所を保健室にすることで、養護教諭からの支援を受けることが可能で、対面での受け渡しが大切」とする一方で、「児童生徒からは申し出ることに抵抗を感じるという声も聞いており、今後、配布方法については実態を踏まえ、トイレへの配置も含め研究していきます」と答弁しました。
「研究」ではなく「検討」すべきです。