今日も引き続き、一般質問が行われ、午前中に、のじま友介市議(中央区)が登壇しました。のじま市議は、臨海部における降下ばいじん対策、介護、中央区の住みよいまちづくりについて取り上げました。
臨海部における降下ばいじんは、毎年、市民要望アンケートでも多くの方から降下ばいじんによる被害の実態や対策を求める意見が出されています。千葉市における降下ばいじんの環境目標値は月間1㎢あたり10トン、環境審議会の専門委員による検討結果で、令和3年度に設定しています。
高炉が存在する市の降下ばいじんの目標値は、大分市は千葉市と同様、東海市は全地点での年間平均値を平均した値が2.9トン以下、室蘭市では水に溶けない物質のみを対象とし、年間平均値を平均した値が2.6トンとなっています。
千葉市の測定地点は12地点、原則として月1回、年間で合計144回測定し、直近2年間は280回測定し、目標値を超過したのは28回です。
のじま市議は、「地元の環境団体が取り組んでいるアンケートが毎回100件以上の意見が寄せられていて、苦しんでいる方がどれだけいるのかを正確に把握するためにも、降下ばいじんに関する実態調査アンケートを行うべきではないか」とただしました。市は「アンケートの予定はないが、市民のみなさまから相談があった場合は、現地を訪問するなど、直接状況を確認していく」と答えました。のじま市議は「寒川町にお住いの方が『一番の悩みは子どもの喘息、このまま住んでいて良いのか』と思うそうで、こういう声を拾い上げなければならないと思う。ばいじん対策の強化を引き続き求めていく」と述べました。