今日から千葉市議会は一般質問が始まりました。日本共産党千葉市議団からは、中村きみえ市議(花見川区)が登壇しました。質問項目は、①武器見本市、②花見川区の諸問題(買い物支援・カヤック・バスの減便)、③市民会館についてです。

 

 武器見本市について、5月に幕張メッセで開催された「DSEI Japan 2025」、今回の展示ではイスラエル企業が中心に展示され、ガザ地区で子どもたちの命を奪った無人攻撃型ドローンであるスカイストライカーの展示、さらにこれを日本政府が今年度の予算で購入予定であることが明らかになっています。

 中村市議は「市はガザ地区を攻撃する兵器を千葉市で展示していることに対して極めて問題ではないのか」とただしました。

 経済農政局長は「当該施設の指定管理者である株式会社幕張メッセが、設置管理条例に基づき、施設利用の可否を判断するものについて、市は展示内容を個別に評価する立場にないと認識している」「法律等に反しない限り、民間や団体の活動を最大限に配慮すべきものと認識している」と、これまでと同様の答弁を行いました。

 

 

 また、中村市議は武器見本市で展示されていたものを示し、問いただすと市は「実物かレプリカであるか不明だが『銃』であると思われる」と答える一方で、主催者のパンフレットにも「武器」と明確に表示されていることに「問題である」と答えていません。

 公共施設であるにも関わらず、県職員も市職員も主催者の指示で一般申し込みとなったことについて、問いただしても「主催者側の判断であると認識」と主体性にかける答弁でした。

 

 さらに中村市議が、先日行なった防衛装備庁とのレクの中で「会派を理由に拒否するのは適当ではない」と答えていることと、かばさわ市議の代表質問で副市長が「主催者に確認する」と答えていたことのついて、「どんな回答があったか」と確認しましたが、市は「あらためて、主催者にどのような理由で入場を認めなかったということについて確認したが、現時点で回答はありません」とのこと。主催者も誠実な対応をしていないことも明らかになりました。

 

 中村市議は「戦後80年、憲法9条のあるもとで、日本では犠牲者を出さずにいましたが、アメリカとともに戦争する国づくりが進められ、それを推進する立場で千葉市の公共施設を当たり前のように利用しているイベントに抗議の声すらあげない、今後もこのイベントがなくなるまで取り上げていく」と述べました。

 

 質問の詳細は、中村きみえ市議のブログで報告があると思いますので、そちらをご覧下さい。