今日は日本共産党千葉市議団を代表して、かばさわ洋平市議(緑区)が代表質問を行ないました。質問の詳細やその他の質問項目については、かばさわ市議のブログやSNSなどで発信があると思いますので、かばさわ市議のホームページなどをご確認下さい。

 私からは、5月に幕張メッセで開催されたDSEI Japan2025、武器見本市に関する質問と答弁についてお知らせします。

 

 幕張メッセでの「武器見本市」開催について、かばさわ市議は「市長は市民の公共施設での武器見本市の開催はやめてほしいという平和を願う声をどう受け止めているのか」「自民党議員が入場を許可される一方で、共産党の地方議員のみならず国会議員までも入場をみとめないという差別的対応が行われたことは極めて問題と考えるが見解を」と求めました。

 副市長は「開催に関して反対の声が挙げられていたことは承知しているが、指定管理者が設置管理条例等に基づき、会場としての施設提供の判断をするもの」とし、「施設の所有者である千葉県および主催者に、どのような理由で入場を認めなかったかということについて確認したが、回答はなく、このため見解を申し上げることはできない」と答えました。

 

 さらにかばさわ市議は2回目の質問で、「イスラエルのエルビットシステムズ社のブースでは、4月にガザで避難民テントを爆撃して、子ども14人を含む30人を虐殺したと報道されている殺傷兵器、自爆型ドローン『スカイストライカー』が展示されていたことは、千葉市の平和都市宣言に矛盾しているのではないか。これまで約130億円以上の税金を投入して整備された公共施設で開かれるイベントにおいて、特定のグループを排除するような反民主的運営について公益性にそぐわないと思わないか、主催者に事情を確認して是正するよう求めるべきではないか」とただしました。

 副市長は「民間事業者が実施する展示会の開催そのものについて内容を個別に評価し、施設利用のぜひを申し上げることは適当ではない。法律などに反しない限り、民間や団体の活動を最大限に配慮すべきものと認識している」「議員の入場が認められないことについて、どのような理由で入場が認められなかったのか分かりかねるため、見解を申し上げられない。改めて県及び主催者側に確認していく」と答えました。

 

 かばさわ市議は、今回の武器見本市に市民局が現場すら視察していないことを指摘。川崎市では「とどろきアリーナ」での展示会で銃などの武器展示を確認した際にカタログを職員が撤去するなどで、その後は開催しておらず、「平和都市宣言に則り、武器を広げていく展示会を開催しないよう県に働きかけるべき」と求めました。

 また特定のグループや議員が排除することは、「経済産業大臣も言うように公共施設で行われたことは公益性に反するもので、見解を持てないことは差別を見過ごし、助長する人権的見地からも極めて問題のある答弁」と指摘し、かばさわ市議は副市長が責任をもって、今後、主催者への理由確認とあわせて是正措置を行うよう強く求めました。