


能登半島地震・奥能登豪雨の被災者支援4日目。今日は、京都から来た女性の方々と珠洲市正院と高屋の仮設住宅に入り、物資のお届けと要望の聞き取りを行いました。
正院では、貸し布団業者の方と対話になりました。葬祭場や個人へ貸しお布団業をしている業者さんでした。「いま必要なのは倉庫で、今までと同じ造りだと建築基準法に引っかかるので、お金がかかってしまう。再建には使い勝手の良い支援金があってほしい。現在の制度だと受けるのにも障壁がある。国・県、自治体それぞれの申請が必要で、ワンストップ窓口が必要ではないか」とのことでした。
高齢女性は、「大工さんが見つからないうえに一坪70万が120万にもなっている。子どもが来ても泊まるところない」と話します。また、「支援金が出ても、830万円。これでは家を建てられない。若い人が居れば働いて建てられるかもしれないけど。本当に悩むことが多い」と話してくれました。
高屋地区の仮設住宅では漁師さんと対話になりました。「自宅は半壊で、すでに解体撤去。船はエンジンかからないが、昔からの業者がいるのでエンジンを直してもらえる。家を直すのにもお金がかかる。家を直すのが先か船を直すのが先か、見通しが立ってない。まだ魚がいるか沖に出ていないのでわからない」とのことでした。
被災者の状況は一律ではなく、個々に応じた支援が必要だとあらためて感じました。



一昨日にも訪れた珠洲市大谷地区仁江の奥能登豪雨による土砂災害。少し違う角度から現地の被災状況を確認することができました。土砂は家の2階部分を飲み込むような形になっているところもあり、場所によっては土砂崩れで海まで家の屋根が流されているところもありました。
その後は輪島市町野町に行き、こちらも豪雨による土砂災害の状況を確認しながら、もとやスーパーマーケットに行きました。同スーパーにはボランティアのための無料宿泊スペースがあります。地域になくてはならないスーパーです。
地物の鏡鯛を購入して、夕飯の一品にしました。