千葉県は物価高騰で人件費や薬剤価格などの資材が上がり、老朽化した水道管などの修繕・更新費が増加するため、2026年度から「赤字が見込まれる」ので、水道料金を20%程度引き上げるとしています。
 熊谷知事のX(旧ツイッター)では「誰が知事であっても料金見直しは避けられない…、有権者を甘言で騙すことはできません」「物価高騰のなかで申し訳ない、独立採算だから仕方ない、選挙の前であえて言及した」と弁明しています。

 しかし、千葉県がその気になれば値上げしなくても済むのです。地方公営企業法では、県が一般会計から水道事業に「長期貸付」ができます。県病院局は県立病院の経営のため、千葉県から「長期借入」をしています。
 水は命にかかわる問題です。安全で安価、おいしい水の提供は県の大切な仕事、責任です。