今日は各常任委員会が開かれました。教育未来委員会では、子どもの医療費助成対象を18歳まで引き上げ、通院についても県内で唯一の窓口負担500円を300円に引き下げる条例改正案が全員賛成で可決しました。来年8月から実施されますが、代表質問では、もりた真弓市議(花見川区)が高校生世代の4月から7月までについても親の保険証の負担割合ではなく、窓口負担300円で支援を受けられるよう求める予定です。



 都市建設委員会では、今年9月の台風13号による被害があった農業集落排水事業の処理場の復旧、千葉公園内の冠水対策事業、市内の浸水被害の軽減対策などの補正予算が組まれ、市民に被害が及ばないようにとの質問が私も含めて各委員から出されました。
 千葉公園内の浸水被害は、平面図にあるように、千葉公園総合体育館への浸水被害、道路冠水が起き、今回の対策により雨水が溜まらないようにするとのことです。綿打池方面に雨水が流れるようにし、綿打池を含めた貯留機能を強化することも実施されます。
 市内の他の冠水対策が必要な箇所については、台風13号で床上浸水11件、床下浸水23件で、現地調査や資料収集を進めていて、「すでに整備を予定している地区」が5件、「新たに検討する地区」が15件、「側溝等の施設改良」が3件とのこと。いずれにしても市民の安心のために対策を急ぐべきです。

 日本共産党千葉市議団が提案した「千葉市公共交通利用促進条例」の制定について、提案理由の説明とともに、この間の報道にもあるようにバス事業者の運転手の確保が困難で、運行を一時休止する路線も出ているなど、市民の移動の確保が求められていることなど、条例の必要性について述べました。他会派からは「大きな問題であることは理解している」としつつも、「他の施策との協議が必要であり、条例の必要性を議論を。条例化については現在は難しいと考える」と、「いかに維持していくかが課題。大事な問題ではあるが条例制定については賛成しかねる」、「バス会社は路線バスだけでなく観光バスなどの事業もしている。ヒアリングをしながら施策を進めるべき」として、提案者である私のみの賛成で否決されました。