
今日午前10時から、日本共産党千葉市議団として千葉市に対し、統一協会関連団体等に対して後援等を行わないよう求める申し入れを提出しました。以下、申し入れの内容です。
2019年10月に開催した「パラグアイ・レダ開拓二十周年記念式典」に、当時の市長である熊谷俊人氏や千葉市議会議長の岩井雅夫氏の祝電対応が明らかになりました。この式典は、一般社団法人南北米福地開発協会が主催であり、この団体は、文鮮明・韓鶴子総裁夫妻が創始者とホームページに明記してある統一協会の関連団体であることは明白です。
さらに、8月10日付東京新聞で千葉2区の小林鷹之衆院議員が、統一協会の関連団体が主催するイベントである「PEACE ROAD2021 in千葉」に参加したことが報道され問題となっていましたが、千葉市も「PEACEROAD2018 in JAPAN千葉」のイベントに後援をしていたことも明らかになりました。
統一協会は単なる宗教団体ではなく、霊感商法や高額献金を繰り返してきた反社会的カルト集団であるなか、地方自治体や政治家が参加、関与することは同会へのお墨付きを与え、被害を拡大することにつながるとして社会問題になっています。そのため、本市が祝電や名義後援した経過を明らかにし、市民と議会に真摯な説明を行うこと、今後はイベントの内容だけで判断するのではなく、その主催者が反社会勢力であるのかどうか、きちんと内容を精査して対応すべきです。
1.過去の統一協会関連団体や反社会的団体への祝電や後援等の関与について速やかに調査を行い、市民や議会に説明を行うこと。
2.霊感商法被害等をこれ以上拡大させないためにも、今後は統一協会関連団体や反社会的団体への祝電や後援等の関与を行わないようにすること。
千葉市からは市長公室長が対応し、「祝電を送ったのはパラグアイ・アスンシオン市と千葉市が姉妹友好都市であり、内容で判断した」「後援については、『平和』ということで判断」「どちらも直接依頼があった」とのこと。「今後、依頼があった場合は、十分留意しながら対応していきたい」としています。
市議会との関係では、「説明を求められれば説明していく」と答えましたが、「市民への説明はしない」としつつも、「後援するにあたって反社会団体という項目がなく、見直しをしていきたい」としています。
千葉市民にも統一協会との関連で被害者もいることから、重大な問題であり、議会でも取り上げていく決意を語りました。
千葉テレビでも放映されましたので、ご覧ください⇒千葉市に対し旧統一教会関連団体に後援しないよう申し入れ 共産党千葉市議団