こんばんは@ゆきたまりんです。
患者さんとのお話している際にも時々話題にするのが
『甘い物』の話。
筋肉痛や筋疲労、皮膚のかゆみやあれなどがある場合
特に思い当たる節が患者さん自身にない場合に
『甘い物を最近食べる機会が増えていませんか?』
とお尋ねします。
『あ、食べてます…』
となる方もいれば
『いや、そんなには食べてないです。』と言われる方など様々。
食べていた方にはその症状がある内は少し控えるかもしくは
おさまるまで食べないようにお願いします。
食べていないと答えられた方には
『果物は食べる機会は多いですか?』
『缶コーヒーやジュース、スポーツドリンクなど
摂る機会はどうですか?』
と更にお尋ねします。
果物や飲み物については患者さん自身がノーマークだったり
するので甘い物としての認識ではなかったりするんですね。
で、今日のブログの題名の
「小豆を食べたくなるってことは…?」
ですが、小豆はイコール餡子っていうイメージなので
やはり甘いものでしょ?と思われるかもしれません。
が、実は小豆は栄養価の高い食品で効能にも優れています。
実際大昔は小豆は医薬品として使われていたほどの薬効が
ある食材だったそうです。
小豆の歴史はとても古く、世界最古の中国の薬学書である
「神農本草経」にも登場します。
当時から小豆の煮汁には解毒作用があるとされ、当時は
食べ物というよりも薬としての側面が強かったようで、
日本には3世紀頃伝わり、古事記や日本書紀にも小豆が登場します。
小豆の主成分は必須アミノ酸を含むタンパク質で約22%。
免疫系の機能を助けエネルギー源となるグロブリンなどを
含んでいます。
大豆に比べるとたんぱく質の量自体は少ないのですが、
アミノ酸スコアは82と高く、栄養価の高い食材です。
小豆はごぼうの3倍の食物繊維が含まれています。
食物繊維は腸内環境を整えて善玉菌の活動を活発にするために
欠かせないものですが、小豆には不溶性食物繊維と
水溶性食物繊維がバランスよく含まれています。
小豆の外皮に含まれるサポニンがあり、小豆は中身だけでなく
皮も有効成分がたっぷり。
小豆の外皮に含まれるサポニンはポリフェノールと同様に強力な
抗酸化作用を持つと同時に、中性脂肪を低下させるという作用も。
むくみの解消
便秘の解消
肌荒れの予防
など、女性には嬉しい効果がたくさんあるのです。
ただ、気をつけておきたいのは摂りすぎるとおなかを緩くするなどの
影響があるので他の食材と合わせて程よく取ることが大切。
また、前述しました通りせっかく栄養価が高いのに
沢山の砂糖などで味付けしてしまうと糖の影響の方が
身体に現れやすくなるので出来れば控えめにすることが
大事になります。
ホクホクと甘みのあるサツマイモや南瓜と煮ることで
優しい自然の甘みを生かして食べるとお砂糖をたくさん
使わなくてもホッとする甘みで満足できたりしますよ。
頭脳労働で頭と気持ちが疲れたな…と感じた時は
自然な甘みで身体を労わってみてくださいね。