ESL クラス

 

ESL = English Second Language の略。

(ときに、ELD =English Language Development と言う所もあります。)

 

最初に住んだトーランス市にも、

その1年半後に引っ越しした今のアーバイン市にも

教育委員会にそのシステムがありました。ありがたいですね、全く。

 

そして、全米各市が経営している短大、

コミュニティーカレッジ。

 

(この短大については、別で、ゆっくり書きたいです。

日本にはないとてもいい存在だと思うからです。)

 

には

ほぼ、そのシステムが備わっています。

(ESLをある程度の成績でCompleteしないと一般クラスの単位は取れない。)

 

娘は、

小学校の入学手続きに、英語のテストのようなものを試され、

(まったく内容をおぼえてませんが。。)

当然、ぜんぜんできなかったはずなので、ESLの生徒として、学校生活をスタート。

 

トーランス市と、アーバイン市では、

同じESLクラスでもシステムの内容が全く違います。

 

トーランス市

 

ESL Students : 一般クラスに混じり、援助を得ながら学ぶ。

 

 

アーバイン市

 

ESL Students : 現地の生徒のクラスとは別に、ESL Studentsだけ集めたクラスで学ぶ。

 

共通しているのは、1年でそのクラスの手厚い待遇は外れるということ。

 

(その後は、ESLの生徒であると考慮されつつ、年に一度、別室に呼ばれ成果をみるテストを受けます。

その結果によって、オフィシャルな書類上、ELSの生徒から除外される。。。という流れです。)

(高校生のESLは、カレッジのように単位制なので、ちょっと違いがあります。)

 

 

娘はトーランス市で

ESLクラスStudentとしてスタートしました。

ですから、気持ちよく(笑)

一般のクラスに、初日からぶち込まれました。

 

でも、今思うと、

援助といっても、

英語がわからないってことを考慮されたり、

時々、クラスから引き抜かれて別室でなにかしていた。。。ぐらいしか記憶に残っていないです。

それとも

新米母の度がすぎて私が把握できてなかったのか。。笑

が、ほぼ、他の子と変わらない生活に見えてました。

 

息子は、アーバイン市に引っ越してから

公立小学校へ入学したので

アーバイン市のESLクラスのシステムでスタートしました。

そこでは、トーランス市とのシステムの違いにびっくりしました!

 

アーバイン市では、トーランス市と違って、

ESL専用の資格を更に持った教師が、

ESL生徒たちだけで編成するクラスを受け持ちます。

当然、ネイティブな発音をするのは、教師だけです。

えっ!? 現地の子と混ざらないのかあああ。っと。びっくり。

 

両市のESLクラスの一長一短。

 

トーランス市:

 

最初が辛い。。かなり辛い。。。

が、低学年なら、この荒いやり方のほうが

英語があふれてくる日は早いかも・・・です。

年齢があがるほど。。辛さは増す。けれど、

とにかく辛い時を抜けると

英語だけでなく、文化的な面もしみつくチャンスが多い・・・と思います。

(注:が、日本語のキープ気をつけましょうね~。ご家庭で。)

 

アーバイン市:

 

最初が気楽。見送る親も気楽。手厚いケアを得られる。

年齢が低いうちは、結果は、トーランス市と大差ないとは思います。

こればっかりは、子供の年齢性格ご家族の意向が、とても反映する気がします。

たとえば。

ある程度恥ずかしさを知ってしまう年齢のお子さんなら、

最低でも3年在米すれば、

そこそこ英語は習得できるけれど、

そのまま、ずっとESL時代の生徒の中で、アメリカ生活をおえる子が多いですねえ。

また、日本の快適さを知っている年齢なので、

文化的な面でも、現地の子に交じるには、

違いを感じ、躊躇してしまう。

でも、その多くは、将来日本に帰国する予定の子であって、しっかり、日本語をキープすることも大切です。

これは、在米年数、子供の性格。。ご家族も頭を痛める点だと思われます。

 

日本にいる人からみたら。。。。

 

アメリカへの移住、駐在。。。ときくと。

あっというまに英語ができて、現地の生活にとけこんで。。

華々しくアメリカ生活に馴染んでいく。。

。。。と。

空想する人が多いです。

が、、想像より、かなりはるか大変な苦労が

家族(親子)の中で繰り広げられる。。。ってことは伝わらないですねえ。

私があえて、伝えてあげたい、駐在員の方のご苦労

彼らは、行く末は日本に帰国という前提があって

教育なさってる。

日本語もきちんとキープしないといけない。英語も引っさげ帰国しないといけない。

本当に、親子共々、お疲れ様です。。。と申し上げたい!

 

 

さて。

 

ESLという

ありがたい、たった一年のこのシステム。

今では、そんな日々もあったな。。。と、懐かしいです。

 

息子は、アーバイン市のESLクラスをスタートするまで、

日本語をしっかりたたきこみたく、日本人幼稚園に行かせてましたけどね。。

(途中寄り道もしましたが。。)

 

でも、

今となっては。

 

「え、XXって日本で生まれたんだ?」っと

 

二人の子供は、よく周りの友達に言われるぐらいで

今では、すっかり、

みかけはアジア人の、ばりばりのアメリカ人でございます。

 

 

 

ちなみに。

ESL生徒だった我が子が

初めて上手に発音できるようになって

「英語じゃん!」って

おもった、単語は。。。。。??

 

やはり、遊びの中で使う言葉でした。

 

「My Turn!」(私の、僕の番!)

この「R」の発音。日本人には、難しい1つ。

 

(アメリカ学童期に人気がある、遊び。タザボー。)

 

これが、、子供の口から聞こえたときは、

 

おお~っ!

 

って思いましたよ。

 

かっこよかった。。笑

 

なんか、笑う。今思うと。

 

 

 

ちなみに、ふたりとも、実家では日本語で生活しております。。。。!

 

子供二人。親二人。

ともに、頑張りましたとさ。