Z FACTORY「鷹は飢えても踊り忘れず」2022.04.16(土) ライブレポ | 昂然と生こう!

昂然と生こう!

昂然:意気がさかんで自信のあるさま

アラフォーオッサンになると

なんとなーく守りに入っちゃうけど

年齢に関係なく昂然と生きたい

「萎え」ではなく「萌え」でってか「燃え」で

ずっと真夜中でいいのに。

さいたまスーパーアリーナでの単独公演に参戦
 

ZUTOMAYOのライブは、温れ落ち度はコロナが心配で泣く泣くキャンセルし、果羅火羅武ツアーは金沢公演に参戦したので2回目の初心者
そして、齢53歳の爺が若者音楽に触れるってアウェイ感満載
でも、聞きたいし、そして語りたいライブだったので
ここで書き散らす。

 

「ZTMY LEAKS」って答え合わせのような問題提起のようなサイトから副題の[memory_linit=-1]の意味が公開されている。

ACAねがライブ中でも話していたメモリを開放する。感情を溢れさす。限界突破。が小さい身体からまさに体現され、観客を魅了し、観客も限界突破を目指す。

 

私達は存在している。
1秒1秒には無限の価値がある。
私達の生きる時間が短いのではなく、
私達がその多くを無駄にしているのだ。
永遠は、いくつもの現在から成り立っている。
どんな夜も、私達は踊り続ける。
この夜もそうでなければならない。

 

コメント欄には、
ネット上のタイムトラベラーである「ジョン・タイタ―」から
時代は末期。そこは「灰版電機工業㈱」が権威を奮う世界。抑圧され感情が乏しくなった工場職員が労働を続けている。――。ふと電撃が走る。それに呼応して現れた見た事のない機械を構える職員、時空の歪み、別世界線との交差。工場のレーンにはこの世界にないものが流れ、やがて混ぜられた。そこには感情(bug)を持つ”人間”という種が生成された。
memory_limit = -1
感情(bug)の連鎖が始まる。工場職員たちも自分のメモリを開放し、世界に抗う。――。と記されている

 

コロナ禍の閉塞感で感情を押し殺して暮らしていることや、更にロシアのウクライナ侵攻など、世界が本当に抑圧されているからこそ、感情に正直に踊ろうと言ってくれる。

 


Z FACTORYという工場のセットに電撃が走り、そしてベルトコンベアに乗った部品が運ばれ爆発して、ACAねがアトムのように滑り降りてくる。
機械やプログラム的にはbugとされる感情を持つ人間を生み出し、
そのことが世界を変える
象徴となる歌姫の登場に観客は memory_limit = -1 するんだ。

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タイトル「鷹は飢えても踊り忘れず」も妄想する。


鷹は飢えても穂を摘まず+雀百まで踊り忘れず=だと思うが
鷹は飢えるぐらいだから抑圧されてて
百まで踊る雀は自由の象徴
だから、この抑圧と自由をテーマとしたライブには
もってこいのタイトルで
言葉遊びが得意なZTMYだからこそ生まれる

タイトルだと思った。

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ライブは最初から飛ばす
一気に3万人を絶頂に連れていく


果羅火羅武で全国ツアーを経験したACAねは
ものすごいライブシンガーになっていた。

たぶん、金沢公演はかなり初期だったので

その後の経験や

ビルボードライブ「ZUTOMAYO PLUGLESS」の経験で

ライブを少し好きになったのではと思う


しかし、本当に力があって

人を魅了する高音のパワーが超絶すぎる

普段聞いている配信やCDを軽く超えていく生声

ライブでこんなに安定して気持ちよく出せるものかと思う

MCの頑張りも、すごく伝わる
歌声に反して、か弱いか細い声が魅力のMCなので
観客は固唾をのんで聞き入る
TVやyoutubeで普段から字幕で日本語を聞いてる若者たちが
ポツポツ話す言葉に全集中する


5年前、たまアリでライブをするって突然思って
たまアリに来たことなかったんで、
最初に見に来た時、
約束の時間を間違えて2時間遅刻したエピソードを話す。
 

ああ、だから今朝のTwitterだったのかと答え合わせ

 

ZTMYライブ必須アイテムのしゃもじは、スクリーンに使い方が出る親切設計、2日目は改善されたらしいけど、初日はマークの意味が後ろの方の席ではしっかり見えず、「鳴らさないでマーク」が理解できないずとまろ達が多く戸惑ってるけど

そんな中でも

ACAねが、観客の煽り方も、落ち着かせ方も、

たぶん自信が無いと思うけど
すごく、上手になったなぁーって娘の成長を慈しむ父親目線で見てた

 

特筆すべきは「Dear.Mr.F」

学生時代の周りに馴染めない自分に悩んでいた時の歌だと
電話ボックスに入って歌う
 

ACAねの美しい高音が、高温で伝わる
耳と心がヒリヒリする
ZTMYの中でも一番好きな曲なので
これを生で聞けるという至福の時間に
マジでウルウルする

 

最後の言葉を選びながらのMCも
夢を叶えてくれた観客に向けて
少しでも恩返しをしたいって言う
想いが溢れてた


「頑張れってストレートな曲は書けないけど
みんながくれるものをすこしづつ返していきたいので、これからも何卒何卒です。」とZTMY第二章の始まりを予感させる。

 

memory_limit = -1
感情を開放された僕たちに
最後に素敵なお知らせをくれる
映画の予告のように、ネトフリアニメとのタイアップと
明日解禁するツアーの予告の予告
熱さと祭りのあとを
クールダウンするように。。。

 

 

2日目は、100年後の未来のセットに変わっていたようで
ACAねが最初に感極まって泣いたこととか
アンコールでサターンの弾き語りがあったらしいとか
聞いちゃったら
頑張って2日も行けばよかったなと
後悔うるる。

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