こんばんは
7月に入りましたね
今年の折り返しまできたということですね。
毎月のカレンダー、こちらは、金子みすゞさんの詩が写真とともに載せられたものです。
今月は、『夜ふけの空』
みすゞさんの詩は、リズムがとても心地いいですね。
見づらいかもしれないので、テキスト文書で載せますね。
『夜ふけの空』 詩 金子みすゞ
人と、草木のねむるとき、
空はほんとにいそがしい。
星のひかりはひとつずつ、
きれいな夢を背に負い、
みんなのお床へとどけよと、
ちらちらお空をとび交うし、
露姫さまは明けぬまに、
町の露台のお花にも、
お山のおくの下葉にも、
残らず露をくばろうと、
銀のお馬車をいそがせる。
花と、子供のねむるとき、
空はほんとにいそがしい。
これも大好きな詩の1つです。
ちなみに、私は、放送の仕事をしておりますが、
「夜中」…午後11時台から午後2時台
「深夜」…午前0時台から午前2時台
「未明」…午前2時台から午前4時台
と、習ったような覚えがあります。
じゃあ、「夜ふけ」って、いつなのでしょう?
杏里の『オリビアを聴きながら』を思い出しますね。
夜更けの電話あなたでしょ
話すことなど何もない
なんていう歌詞でしたっけ⁉️
夜更けに電話をしてくるって、どんな人なんだろうって思ったことがありますが…
何となくのイメージで、夜中なんだろうなぁと思っていました。
でも夜中って…振り幅が広い。
山下達郎の『クリスマス・イブ』ってありましたね。
雨は夜更け過ぎに
雪へと変わるだろう
と言う歌詞でした
気象のことは詳しく分かりませんが、12時とか1時じゃなくて、もっと後の方かなぁ…と思うと
夜更け過ぎは、3時ごろとかかな?
じゃぁ、オリビアを聴きながらに出てくる電話してくる彼は、夜更けの最中なので、1時に近い12時台位かな…
などと、どうでもいいことを考えています。(笑)
そうすると言葉は、それぞれのライフスタイルによって、捉え方が違うものになるんだろうなぁと、漠然と思います。
今、言語の勉強しているので、これってよく使ってるけどどういう意味なの?と思うことがよくあるのです。
この詩にあるように、花や子供が眠る時間なら、もっともっと早い時間なのだと思いますが、
みすゞさんは、夜中でもなく、真夜中でもなく、深夜でもなく、ましてや未明でもなく、
「夜ふけ」と言う言葉を使われているところが、
この詩を読んだ人の、自由解釈に任せてくれている気がします。
詩の素敵なところは、読んだ人の感性に任してくれるところかなと思います。
もちろん、描かれたものには、書いた本人による、「こういう意味だ」という正解もあると思いますが、
詩に触れた人、それぞれが、これはどういう意味なんだろう…と考え、「こういう意味ではないだろう」と決定しないことが大切だと思います。
多様な解釈をすることを前提で考え、
その時代、その時代を生きる人たちに、
何かを訴えかけてくれたらいいなと思います。
詩は、凝り固まったものを、ときほぐす、不思議な力があると思います。
長くなってしまいました。
今夜も勉強です。
明日はテスト。
明後日もテスト。
3週連続は、きついです🤣
笑うしかない(笑)
夜更けまでがんばるとします。
今月もよろしくお願いします
お読みいただきありがとうございました。
それではまた
柚樹