備忘録として、書いておきたくて、記事にします。
いつだったか、最近のテレビで、ベトナムで、結合双生児として生まれた、ベトくんとドクくんが取り上げられていました。
ちょうど、ドクくんが、日本に来ていて、紹介されていました。
今は37歳になるグエン・ドクさん。
娘さんも生まれ、
息子さんも生まれていました。
私は、今から18年前、ベトナムに行きました。
香川県とアジアの国との、国際交流を目的とした青年団のメンバーの一員でした。
「香川県青年の翼」のプロジェクトです。
私は、タイとベトナムコースを選び、タイの孤児院ではボランティアをしたり、ホームステイをしました。
そして、ベトナムに行くなら、ツーズー病院に行きたかったのです。
できるなら、ベトくんとドクくんに会いたいと思っていました。
ベトくん…
当時、20歳くらいでしたが、お会いすることができました。
写真があったのですが、いま、ちょっと見つかりません。
しかし、ベトくんは、何年か前に亡くなりました。
ドクくんにとっては、双子のお兄さん。
そのニュースを聞いた時、本当にショックでした。
ドクくんとは、ベトナムの友人を通じて、何回かメッセージのやり取りをし、大学生だったドクくんは、当時、宇多田ヒカルが好きだったので、CDを送ってあげたりしました。
その、ドクくんは、今、日本との架け橋になって、活動をしています。
広島の大学の、客員教授にもなっています。
日本で、分離手術が行われて30年が経ちました。
だけど、彼らの戦争は終わってしまったわけではないのですね。
米軍が散布した枯れ葉剤の影響を受けて生まれた人がたくさんいて、その影響でまだ苦しんでいる人がいる。
いつになれば、彼らにとって、平和な暮らしが出来るのか。
とても、他人事とは思えなくて、ドクくんを時々、思い出します。
いつか、ドクくんの講義を聞いてみたいです。
柚樹