こんばんは
久しぶりに、休みの日らしい一日でした。
とは言え、半分は取材なのでした。
6月のリサイタル以降、終日アポ無しの日は10回も無く、あまりにも予定入れすぎなので、これからは体調管理もありますし、調整しながらしていきます。
さて、最近、ビジネス雑誌の整理をしています。
『PRESIDENT』は近頃、だいたい読んでいますが、8月15日号に、順天堂大学医学部教授の樋野興夫先生の記事があり、撮り溜めていました。
がん哲学外来で有名な先生ですね。
著書も拝読していますが、この号の記事に
「クオリティ・オブ・デス」について少しふれられていました。
「クオリティ・オブ・ライフ」
つまり、生き方とその質についてはこれまで、よくテーマにされてきてますが、
死の質については、日本では欧米ほど議論されてないのだそうです。
そのため、ガンになったとき初めて、「死」について考える人が多いそうです。
私も周りに、がん患者の人は何人もいるので、お医者様とは言え、その病になったことないのに、一体何がわかるんだ?と、もどかしさのあまり、逆らう気持ちにさえなったりします。
だって、余命宣告されてからでも、10年以上生きてる人もいますから。
ですが、去年から今年にかけて大切な方々を次々と亡くし、そんな「死」を悲観的に考えるのではなく、日々を大切に生きてる姿を見せてくれたことが、今も私を勇気づけてくれていると思います。
それは「記憶の贈り物」なのだと確信してます。
人はいつ死ぬかわかりません。
質を考えたとき、生き方だけでなく、死を考えて逆算してみることも、時には必要かもしれないと、ふと思いました。