復縁工作

 

わたしは工作全般に関して

どちらかというと否定的なので

そういう雰囲気の

内容になっていく気がします。

 

あくまでも、関わった中での

個人的な考えなので

そのケースや業者さんの

考え方で結果も変わるのでは

ないかなと思います。

 

 

仕事としては

気が進まないものでした。

 

そもそも、お話を聞くと

交際していたのかも疑わしい。

 

依頼者はプレゼントや食事

旅行代金、本人曰く

たくさんお金を使ったようです。

 

年の差20才。

 

バツイチ通しで問題はないけれど。

 

急に連絡が取れなくなった

元の関係に戻りたいと。

 

まずは、対象の確認のために

接客業の職場に。

 

勤務日が分からないとのことで

初回は対象と出会えず。

 

2回目には出会えて

普段使う車も確認。

 

そのまま自宅も確認して

ほしいとのことで

移動して自宅近辺に。

 

住所もわかっているし

特に確認しに行く意味も

ないんだけど…。

 

工作を依頼しているということに

依存してきているのを感じました。

 

 

3回目は帰宅時間に合わせて

保育園の近くで対象を

見てほしいとのこと。

 

信号待ちを装って待っていると

予想した時間に予想した方向から

やってきた対象。

 

撮影して送信すると

とても満足そう。

 

 

4回目。

勤務先で声をかける。

 

打ち合わせでは

対象の友人として

話を聞くことになっていました。

 

見た目ギャルっぽい子で

気も強そうなので

声をかけて

話に応じてくれるのか。

 

それが意外とすんなりと

裏口に出て話を聞いてくれました。

 

打ち合わせ通りに話を進めると

仕事帰りに会ってくれるといいます。

 

 

2時間待って、駅前のカフェで

待ち合せました。

 

話をすると案の定

「付き合っているつもりもなかった」

「そりゃあ買ってもらったけど」

「家の周りをうろつかれて気持ち悪い」

「待ち伏せもされている」

だから連絡をやめたと。

 

もちろん肉体関係もなし。

 

家に上げたこともなし。

 

あーやっぱり……。

 

これからも付き合うつもりもないそうで

これ以上は何も言えません。

 

「じゃあ、彼にもそう伝えるね。」

 

そういって別れました。

 

 

「これ以上のことはできません。」

依頼者は納得していませんでしたが

あとは営業にまかせました。

 

 

復縁工作や別れさせ工作。

 

もしも成功して、元の楽しかったころに

戻れるのなら、お金を払ってでもと、

依頼者が切実な気持ちできているのは

痛いほどわかります。

 

女性は特に、一度離れたところに

戻ることは少ないような気がします。

 

今回の件はかなり例外ですが

依存的な方が依頼してくるのは

男性も女性も同じです。

 

離れていく人はそれまでの縁だと

思える時がいつかは来るので。