便利屋はなんでも屋さんですが

それ、他に頼んだ方が

安くないですか?

というようなお仕事も。

 

自宅から電車を乗り継ぎ1時間30分。

 

初めての土地です。

 

まぁまぁの距離になります。

 

22時、依頼者と待ち合わせ。

 

早めについたので駅前でお茶。

 

自動車でお迎えが来たので

乗り込み現場に向かいます。

 

大きなマンションが

丘の上にたくさん建っている

ベッドタウンといった印象です。

 

 

路上駐車して、荷物を渡され

レクチャーを受けます。

 

 

今回の依頼はポスティングです。

 

ようするにチラシをポストに

入れていく作業です。

 

依頼者とふたりで

手分けしてマンションに

チラシを入れていきます。

 

意外とコツがあって

束の持ち方とか

ポストに入れる手の動きだとか。

 

入れやすいポストと

入れにくいポストがあります。

 

ポストのフラップの形によって

指での挟み方も違うので

初心者のわたしでは

どんどん遅れていきます。

 

途中、夫婦といった感じの

ペアに出会いましたが

慣れた様子で依頼者と

情報交換をしていました。

 

チラシ禁止のマンションもあり

カメラもついているところが多く

堂々と回ることはできません。

 

ポストに個人的に

“チラシ入れるな!”

などと書かれているところは

絶対入れたらいけないそうです。

 

チラシに書かれている会社に

苦情の電話が入るようです。

 

 

夜のマンション群の間を

次々と渡り歩いていく作業は

猫になったみたいで

少し刺激的でした。

 

 

 

ですが、この仕事

少し前にチラシをたたむことも

依頼されていました。

 

配るチラシをたたんで

3種類をセットにする。

 

どちらの仕事も飲食店の

アルバイトの倍くらいの時給でした。

 

ポスティングってこんなに

時給高いものでしたっけ?

 

 

この仕事を便利屋に依頼する

依頼者の事情は

手が足りないということ

だけではない気がします。