住吉ゆき整体院の田中です。


寒くなってきました。


明日は「立冬」です。


ツボ二十四節気でいうと「立冬」は11/7~11/21です。


暦の上では立冬から立春の前日、節分までが冬とされていますが、日本列島はまだ秋なかば、紅葉前線は北日本から1日約20キロのスピードで南下中です。 中国では「春に生じ(誕生) 夏に長じ(成長) 秋に牧め(収穫) 冬に蔵す(貯蔵)」という言葉もある通り冬は収穫した作物をしまい込んで寒さにそなえる季節でもあるのです。 寒さと共に野菜がおいしい季節を迎えています。にんじん、ごぼう、山いも、ねぎなどたっぷりの栄養を貯え、カラダをあたためる働きも十分です。

寒い時カラダがブルッとふるえるのは、カラダの機能を守るために筋肉が自らふるえることで熱をつくり出しているからです。冷えとはカラダが熱を作れない、熱をカラダのすみずみにまでくばれない状態。そのため本来回収されるはずの水分や老廃物が、手足の末端の皮膚の下にたまったのがむくみなのです。

そしてむくみによって冷えはさらにすすみます。

東洋医学で「カラダの熱をつくる」のは生殖、成長、老化をコントロールしている「腎(じん)」の働きであると考えられています。年齢を重ねると「髪の毛の色が白くなる」「耳が遠くなる」などの特徴があらわれてきますが、「寒がりになる」もその1つです。

冬は気温が低くなるので、体表の毛細血管の血液量を減らして体温を逃がさないようにします。寒さを感じるのはそのためです。防寒すれば体表温度は上がりますが、必要以上に寒さを感じるようであれば、「腎」の働きが低下していることが考えられます。

「腎」の働きには、現代医学的な腎臓の「血液を濾過して老廃物を尿として排出する」機能も含まれます。冷えると尿意をもよおすのは、「腎」の働きを高めてカラダを温めようとするためであり、生理的に正常な現象なのです。反対に「腎」の働き、つまり腎臓の機能が低下すると余分な水分が体内にたまり、むくみの原因となります。

冬の冷えとむくみ対策には、「腎」の働きを高める「太渓」のツボへお灸をしてもいいでしょう。また、日ごろからの「太渓」へのお灸はバランスよく年を重ねるエージングケアにもつながります。


[ 立冬のツボ ] 冬の冷え・むくみに


ツボのとり方

内くるぶしとアキレス腱のあいだのくぼみにあります。


冷えは痛みの元、きっかけになることも多いです。

暖めてください。


住吉ゆき整体院
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