お待たせしました
彼を実家に招待した続きです↓↓
なんだかウェルカムな空気じゃないな、と感じながらも
彼が家にいることに周りも慣れてきただろうと思い、彼をリビングに残して私は物を取りに違う部屋へ行きました
その時リビングにはたまたま彼と姉の2人きりになりました
私が物を取って帰ってくると、
姉が「…そうなんだね」と言って、何か話終わった雰囲気で部屋を後にしました
特に気にせずに彼の元へ行くと、彼が言いました
彼「さっき…お姉さんに
『ゆきのどこを好きになったの?』って聞かれたよ」
ああ、さっきそんな話してたんだ〜と思い、
私「そうなんだ 笑
で、なんて答えたの?」と聞くと
彼「…お姉さんに聞いて」と俯きがちに言いました
ん?なんで?
もしかして照れてるのかな?とか思いながら、
「なんでよ 笑 いいじゃん、教えてよ」
と言いましたが
「いや…、お姉さんに聞いて」と頑なでした
彼の態度もなぜか落ち込んでいるように見えて、一体何を言ったのか!?
すごく気になりました
別に「どこが好きか」なんてよくある質問で、それについて落ち込むようなことが思いつかない…
姉に聞いても良かったのですが、彼の落ち込んでる理由もとても気になったので
しつこく彼に聞き続けました
私の部屋で2人きりになったタイミングでもう一度聞きました
私「ねぇ、結局何て言ったの?
別に隠すことじゃないじゃん、教えてよ」
彼「言わない」
私「意味がわからないわ
ん〜…、優しいところが好きとか?」
彼「違う」
私「ん〜…ハッキリ物を言うところ?」
彼「違う」
私「全部好き!とか 笑」
彼「違う」
私「あっそう…
じゃあ一体なんなのよ」
と言ったところで、ピンと思い当たりました
私「ああ…わかった…
あれでしょ、『俺のことを好きなところが好き』
そう言ったんじゃない?」
前に私のどこが好きかを聞いたときに言われた言葉でした
私はこの答えが嫌で、悲しかったのです
この言葉を言われたくないし、ましてや私の家族にそれを言うなんて誤解を招きかねないので言う訳ないよねと思いながら冗談でそう聞いたのです
彼「…そう言った」
そう言われて、私はショックを受けました
姉は軽い気持ちでどこが好きか聞いたのだと思います
「優しいところが好きなんです」
「よく笑うところが好きなんです」
「波長が合うんですよね」
とか、なんでもあったじゃん
「俺のことを好きなところが好き」
事実なんだろうけど、姉に言う言葉かなぁ?
家族からしたらとても偉そうな言い方に聞こえると思う
この人、私の父が同じことを聞いたとしても
同じことを言うんだろうな
そもそも彼にとって私の価値は
「彼のことが好き」それしかないの?
私「はぁ…それを言ったわけね…
で、姉はなんて言った?」
彼「ビックリして、黙りこんだ」
だよね…
ただでさえウェルカムじゃない空気の中、
なんで事態をややこしくさせるんだろう
つづく