腎移植後に夫が発症した病気について、免疫抑制剤の副作用ではないものをお話しします。

ある日、夫が突然「おしっこが出ない」と訴えてきました。
原因は分かりませんでしたが、このままでは水腎症になるのではないかと考え、すぐに車で病院へ向かいました。
診察の結果、尿管狭窄と判明しました。

そこで、腎盂と膀胱をつなぐステントを挿入することになりました。
しかし、麻酔を使わずに外尿道口から入れるため、非常に痛みを伴うものでした。
夫は我慢しましたが、相当な痛みだったそうです。幸い、水腎症は回避できました。

次に起こったのは血尿です。肉眼で確認できるほどの血尿で、さらに凝血塊も混じっていました。
これは膀胱タンポナーデになるかもしれないと思い、再び病院へ急ぎました。
途中で尿が出なくなり、なんとかギリギリで病院に到着しました。

病院では膀胱洗浄と止血を行い、タンポナーデを回避できました。この一連の出来事を通じて、様々な困難を乗り越えなければならないことを改めて実感しました。
胸を撫で下ろした一瞬でした。