花嫁の皆様、花嫁のママさま、花嫁の猫ちゃんたち

 

今日も、シェ・リュイにパンとケーキをもらいに行ったら・・・

すっかり、きのこ、鮭、栗、ぶどうなど、秋の食材を使った季節感のあるパンにかわっていました。

毎日、美味しいパンとケーキが食べれるのは、本当に幸せ!!!

 

さてさて、今日はウェディングドレスの提携についてのお話。

ほとんどの花嫁さんは、会場の提携先のドレスショップで契約します。

この場合、持ち込み料がかからないですから。

会場の中にあるドレスショップ、会場が紹介するドレスショップがあります。

あと、会場が経営するドレスショップというのがあり、この場合は持ち込みが不可能のケースが多いです。

 

・互助会系

・ハウスウェディング系 (プランドゥシー、ベストブライル(ツカダホールディングス)T&G など。子会社が運営しているドレスショップがあり。

 

自社でドレス屋さんを経営して、そちらを使わないとやっぱりまずい感はあります。

 

ブラネは、どことも提携してないし、雑誌広告もしてないし、営業もしてないです。

なのに、花嫁さんがいらしてくださるのは、同じようなサービスのお店が少ないのと、外式(会場のチャペルの使わないケース)、あと、新郎様が外国人のケースなど(海外ではレンタルしている花嫁は、訳あり、貧困層が多いので。)

 

提携店ができないサービス

提携店ができないことをあげてみます。

・好きなデザインでつくる。オリジナルの型紙をつくる。

・仮縫いをしてもらえる。パタンナーが仮縫いをする

・高級素材、シルク、フランスレースでつくる。

・小物がすべて新品でついている。 などなど。

 

提携店になると、会場に紹介料という名目でマージンをお支払いをしなければいけません。

大手はマージンをガンガンお支払いを会場にされています。

営業力もあるし、マージンも高額お支払いのところからご紹介されます。

そうなると、利益率の悪いいオーダーメイドの仮縫い、シルクのドレスは原価のかかるドレスは、提携店になると赤字なっちゃいますから・・・

 

提携店で決められない花嫁さんのご意見をまとめると・・・

・サイズがまったく合わない。

・シルクのドレスが着たい。

・新品が着たい。

・記念にドレスを残したい。

・他人が着たものは着たくない。

・着たいデザインがなかった。

・ドレスの保険代がかかる。

・2回着れない。

などなどです。

 

ブラネおばさんが思うには、素材感だと思います。

シルクのドレスを着たら、ボリエステルのドレスが安っぽく感じると思います。

あと、清潔さ。 白いものをレンタルするのは無理がある!!!

 

これだけ、多様性、グローバルな時代なのに、持ち込み料とか、レンタルしか選択がないのは、おかしいと思うのですが・・・

逆にフランス人が日本のレンタルのしくみを知ったら、めちゃめちゃ抗議をガンガンしてくると思う。

オリンピックでマリー・アントワネットのギロチン首のパーフォーマンスをする国ですから。

 

レンタルでもいい花嫁さんもいるけど、レンタルは嫌な花嫁さんもいるはず。

あと、やっぱり体型はいろいろ。同じ体型、同じお顔の方はいないです。

 

ブラネおばさんは、マリー・アントワネットは嫌いじゃない。

ベルばら世代なのもあるけど、女子力が高くでかわいいと思う。

マリー・アントワネットの衣裳を作っていたのは、モード商のローズ・ベルタン。

彼女は、警察官の父親と看護師の母親の間に生まれ、高級服地工場の女工さんとして働いていたけど、16歳のときにパリにでてきます。

そして、帽子部門で働いていたけど、ある日上流階級の方へウェディングドレスの納品を頼まれます。これが、ご縁で上流社会とのご縁ができて、マリー・アントワネットの専属のデザイナーになるというわけなのです。

 

めっちゃやり手で、30人の従業員を雇っていて、120人のサプライヤーを使用。

サントノレにお店を構えていて、やり手のデザイナーというより、モード商人。

サービス精神があって、気働きのできて、いろんなアイディアが出せる人だったみたいです。

テロというか、暴動中も、マリー・アントワネットにドレスを納品を続けていたようで、最後はイギリスに亡命して、革命後にパリに戻ってきます。

生涯独身で、66歳で亡くなったようです。

 

今も、ドレスもご自宅も残っているから、すごいですよね~。

18世紀のお家がそのまま残っています。パリ郊外のサンドニ

 

 

コージャスなシルクサテンのドレス 刺繍が可憐 袖口はフランスレース。

これは、忘れちゃったけど、本物をみたことはあります。

 

こっちは、モスリン サッシュリボンのピンクがかわいい。これはレプリカだと思います。

 

レンタルは消耗品がけど、オーダーメイドでその人のために作ったドレスは、ちゃんと保管しておけば100年以上持ちます。

ちょうど、30年前にママが作ったドレスをリメイクとかしているけど、たぶんこれからのご時世はやってくれる人がいないかもしれないです。

ブラネおばさんのような仕立て屋のドレスのお店、パタンナー、縫製さんも、たぶん30年後にはこの世にいないかも・・・

そもそも、シルクのドレスが高額になりすぎて、手の届かないものになっていると思います。

 

提携店をみて、納得がいかない花嫁さんは、ぜひご相談にいらしてください。

持ち込み代はかかるけど、仮縫いしたり、普通は経験できないようなことをしたい好奇心旺盛な花嫁さんもぜひ!!!

ちょっとした行動力があれば、みえる景色も変わってくると思います。

ネットの情報だけでは、素敵なドレスを探すのは難しいかも。

まずは、行動力も大事。百聞は一見にしかず。

 

ちなみに、ブラネがやっていることは、フランスでは常識的なこと。

逆にレンタルのほうが、イレギュラーなこと。

文化と歴史が違うと、ドレスの選び方もかかわってきますね。

フランスのドレスを広めた近藤夫妻も、フランスと同じ常識でお店を運営していました。

ブラネおばさんもこのやり方に賛成で、フランスのお店がやっていることをそのままやっています。

 

ひとつだけ違うとしたら、フランス人より日本人の花嫁さんのほうが、手間暇がかかる。 自分のことを自分でできない花嫁さんがちょっと多いかもしれないです。

それは、日本のブライダル業界が、最初からいろいろ決めてあるので、オリジナル性がなくなっていることなので、仕方ないと思います。

フランスの花嫁さんは、自分で業者選定をするのでその違いかも。

自分で見積りをお願いして、交渉もしています。

提携店が全部決まっている日本だと、自分で決めれないですもんね。

 

提携店があるのは、ある意味選択の自由がなくて、かわいそうだけど、自分でドレス屋さんを探せない花嫁さんにはよいシステムかもしれないです。

提携店にするか、自分で探すかは、花嫁さん次第。

 

ブランシュネージュ代官山 松藤ゆきよ