ヨシ原で、オオヨシキリのさえずり、きっと皆一度で覚える大きな声で
「ギョッ、ギョッ、ギョギョギョシ、ギョギョギョシ」 漢字で、「行行子(ギョギョシ)」
夏の季語、「行行子 口から先に 生まれたか」小林一茶
小林一茶は、もう一句、「行行子 大河はしんと 流れけり」
オオヨシキリの声が、大河の流れより騒がしいとも詠んでます
口の中が赤いのが撮れれば良かったのですが・・・
さえずりは賑やかなのですが、ヨシ原に見え隠れで、なかなかに収まらず
オオヨシキリ、大葦切、和名の由来は、「ヨシに限って」巣をかけるので「葦切」。
「きり」は限定された物事を表す「これっきり」のきり。
「ヨシの茎に穴をあけて、中にいる虫を食べるから」とも言われてるけど、
それは、オオジュリンや、ツリスガラの習性だから、違うかもって。
全国で繁殖する夏鳥、19センチ、沖縄で渡りのみ。スズメ目ヨシキリ科。
昆虫やクモ食べます。
数本のヨシを束ねてお椀型の巣。カッコウに託卵されることも多いことで、有名
ヨシ原の 隠れ蓑着て 行行子 yukiran