こんにちは、yukiです。
人材派遣会社は、いまやたくさんありますが、
南部靖之さんがパソナを創業した当時、就職難の時代で
とくに大卒女子の就職率は16%でした。
難関を突破して入社しても昇進で男性に大差をつけられ、さらに結婚して退職すると、もう一度働きたいと思っても再就職は不可能でした。
そんな女性に雇用の場を提供することが、南部さんの最初のビジネスでした。
ターゲットを「子育てを終えた30代の女性」に絞り、
雇用形態が正社員かパート、アルバイトしかなかった時代に、
派遣という新しい雇用形態を企業に提案しました。
そのような女性の再就職と支援するところがなかった。
当時、オイルショックの影響もあり、各企業ともに経営縮小を
余儀なくされており、南部さんの派遣ビジネスは多くの企業から
歓迎され、事業は急成長を遂げる。
「働く者から見た豊かさは、お金以上に自分の夢の達成や
自由な環境で仕事をすることにある。
収入が低くても、自分の価値観やライフスタイルに合わせた
働き方を望んでいるがフリーターです。」
フリーターは統計を出すために総合的につられた名称です。
時代をさかのぼると、プータロー、フーテンと呼ばれ、
100年前には素浪人でした。
坂本龍馬も脱藩した素浪人で、明治維新はフリーターが集まって大組織の徳川幕府を倒して成し遂げたのです。
自由な立場の人が世の中を変えることは、歴史が物語っています。
これからは、自分で自分の働き方を選び、自分にあったライフスタイルを創るフリーエイジェントが多くなると、考えられています。
現に、米国では、数千万単位で、このような人がいると言われています。
南部さんには、もっと働き方の自由度を高める仕組みを、
今後もどしどし提案して、国を揺さぶってもほしいですね。
最後に、南部さんが起業への心構えを次にように述べています。
私自身、これまでいろいろなベンチャービジネスを手掛けてきたが、
何かを始めようと思い立つと、まず周囲に『こういうことをやるぞ』と触れ回ることしている。
すぐに行動に移さなければいられない私の性格にもよるのだが、こういうことをやりたい』『こういう人が欲しい』と言っていると必ずそういう人が現れる。
ビジネスプランというものはそういう過程で固めていけばいいし、変わっていくものだ。
だから、事業プランは固まっていなくても構わない。だが、
『何としてもこれをやり遂げてみせる』
という“志”と“信念”は“起業家”本人が持っていなくてはならない。
ほんとうに、いい言葉です。
皆さんも、起業の際は、思い出してほしい言葉ですね。
最後まで、お読みになりありがとうございます。
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