ジョージ・フォアマン。


45歳10ヶ月で世界タイトルを奪取した最高齢記録を打ち立てたボクシング界の誇る世界的スーパースターである。


それは挫折からの再生である。

また、一度引退し、宣教師として活動し、神に導かれての復活である。


「夢を見ないくらいなら、死んだ方がマシだ。」

                 by フォアマン

yukiの感動マインド作り

フォアマンはアマチアとして、1968年メキシコ五輪で圧倒的な強さで金メダルを獲得した。
翌年にプロデビューし、プロのリングでも期待通りの圧倒的な強さを見せつける。


連戦連勝で世界ランクを順調に上げたフォアマンは、1973年、25歳で世界挑戦が実現する。


若い頃のフォアマンは、「巨象をも倒す」と称された桁外れのパンチ力でどんな相手もねじ伏せる恐怖の怪物であった。


その獰猛な眼で捉えた獲物をパンチで倒す。

相手を完全に粉砕するまで、パンチを送り続ける野獣であった。



世界王者に上り詰める


その時の王者は、モハメド・アリを下して絶頂を極めていたジョー・フレージャー。



しかしフォアマンの圧倒的なパワーは、名王者フレージャーをも圧倒した。
6度ものダウンを奪った末の戦慄の2回KO勝利。


こいつはなんだ!今までのチャンピオンが通風の弱いボクサーに見えて

しまうほどの実力差を見せ付けた。


初防衛戦でジョー・キング・ローマンを初回KO。
2度目の防衛戦でケン・ノートンを2回KO。


「王者フォアマンもはや敵はいない。」とだれでも考え始めていた。


しかし、3度目の防衛戦でフォアマンは人生最大の挫折を味わうこととなる。


人生最悪の挫折


1973年、場所はアフリカのザイールのキンシャサ。
相手はあのモハメド・アリである。


試合は、蝶のように舞い、蜂のように刺すアリに、翻弄された。

いくら攻めても、かわされ、パンチはブロックされ、フォアマンに疲れが出た。


8回アリはそれまでの守勢から、一気に攻勢に出た。

ありのパンチがフォアマンを捕らえ、ダウン。

フォアマンはKO負けを喫した。


フォアマンは、自分がリングに倒れた姿など、絶対に想像もできなかった。


それまで自分が負けることなど考えたことのないフォアマンが、

受けた心の傷はあまりにも大きかった。


その後も王座奪回を目指してリングに上がって当然のように勝ちはするものの、

かつての無敵のオーラは感じられない試合が続く。


突如宣教師に変身


そして1977年、ジミー・ヤングによもやの12回判定負け。
試合後のロッカールームで、フォアマンは「神を見た」と言い、

突然引退することとなった。


何度もカムバックが噂されたものの、「宣教師となったフォアマン」は

伝道活動に専念し、リングに上がることはなかった。



「夢を見ることが出来る者は、

何でも出来るということを教えてやる。」



次回は、復活し、王者になるまでの道を、ご期待ください。


最後までお読み頂きありがとうございます。
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